さつまいもの皮はそのまま便になる?栄養成分･効果･毒性は?

秋から冬にかけて旬を迎えるさつまいも、みなさんはどう食べていますか？「なんとなく皮を剥いている」という人も多いようですが、本当は皮ごと食べてもOKな野菜なんです。

今回はそんなさつまいもの皮について、

こちらの内容で紹介していきます。

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さつまいもの皮は便にそのまま出てくる？

さつまいもの皮は食べるとそのまま便に出てくるという話を聞いたことはありますか？「皮を剥いて食べるのはそういう理由？」とつい納得してしまいそうですが、実際はそんなことはありません。

消化がいい？悪い？

皮に限らず、そもそもさつまいもは消化しにくい特徴を持った食材です。

 それでも、そのまま便になることはなく、時間をかければ皮もきちんと消化されますので安心してください。 

ですが皮は繊維質なため、消化器官に負担をかけてしまう可能性があります。小さな子どもや体調不良時には避けるようにしましょう。

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さつまいもの皮に含まれる栄養成分

やや消化しにくい特徴を持っているさつまいもの皮ですが、実は栄養も豊富に含まれています。主にどのような栄養が含まれるのか、詳しく見ていきましょう。

ヤラピン

さつまいもの皮には、「ヤラピン」という成分が含まれています。 あまり聞き慣れないのは、なんとさつまいもにしか含まれていない栄養成分だからです。 

ヤラピンは、さつまいもを切ったときに断面や皮よりの部分から滲み出る白い液体で、特に皮に多く含まれるのが特徴です。

またヤラピンには、胃の粘膜保護に効果があると言われています。

不溶性食物繊維

さつまいもに含まれる栄養として最もよく知られているのが食物繊維です。実は食物繊維は2種類あり、その1つが「不溶性食物繊維」です。

2種類の食物繊維はそれぞれ違う効果があり、不溶性食物繊維は腸を刺激し排便を促したり便の量を増やしてくれる特徴があります。

水溶性食物繊維

さつまいもに含まれるもう1つの食物繊維が「水溶性食物繊維」です。名前の通り、水に溶けない不溶性食物繊維に対し、水溶性食物繊維は水に溶ける性質を持っています。

水溶性食物繊維には、腸内環境を整えたり血糖値の上昇やコレステロールの増加を抑える効果があります。

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さつまいもの皮を食べる効果

あまり食べるイメージがなかったさつまいもの皮ですが、意外にも栄養がしっかりと含まれています。栄養は私たちの体でさまざまな働きをしますが、具体的にはどんな効果があるのでしょうか。

便秘解消

2種類の食物繊維の中でも、さつまいもの皮には腸を刺激し排便を促したり便の量を増やしてくれる不溶性食物繊維の方が多く含まれています。

 さらにヤラピンにも排便をスムーズにする効果があり、この2つを同時に含むため、さつまいもの皮を食べることは、便秘解消に繋がるのです。 

美肌効果

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さつまいもの皮に毒性はない？

わざわざ剥いて捨てていたくらいなので、さつまいもの皮には毒性があるのでは？と思う人も多いかもしれません。最後に、さつまいもの皮の毒性の有無と食べることで起きる健康リスクについて解説します。

黒いのはヤラピン

食べ過ぎは下痢の原因にも

便秘解消に効果があるさつまいもの皮ですが、食べ過ぎはNG行為です。既述のように食物繊維もヤラピンも豊富なため、かえって下痢になってしまう恐れがあります。

また重度の便秘な人は、さらに悪化させてしまう場合もありますので、摂取量には注意しましょう。

まとめ

「さつまいもの皮はそのまま便になる?栄養成分･効果･毒性は?」について紹介してきましたが、いかがでしたか？

便秘に悩んでいるときはとにかく効果を求めてしまいますが、なんでも食べ過ぎは禁物です。さつまいもの皮には、せっかく嬉しい効果がたくさん含まれていますので、美味しく安全に食べてくださいね。

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