様々な料理で用いられるキャベツ。生で食べるのは勿論、炒め物に煮込み料理など、どんな調理方法でも食べられますので、大変重宝しますよね。
また、ロールキャベツやサラダ、浅漬けなど、日々の食卓では欠かせない食材です。そんなキャベツですが、辛味が気になった事はありませんか?辛味成分は身体に悪い?辛いキャベツはどのように食べたらいいのでしょう?そこで今回は
- キャベツが辛い?
- 辛味対策してキャベツを食べる
- 注意点
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目次
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キャベツが辛い?
そもそもキャベツは外敵に食べられないよう辛味成分を蓄えて進化してきた植物です。品種改良を重ねて現在流通しているキャベツへと変化を遂げています。
また、出回る時期や品種によっても辛味の出やすさや程度は異なるようです。キャベツが辛くなる原因は一体何なのでしょうか。
原因は辛味成分アリルイソチオシアネート
キャベツには「アリルイソチオシアネート」という辛味成分が含まれています。キャベツの他にも大根やブロッコリーといったアブラナ科の植物に含まれる成分です。特に春から夏にかけて収穫されるキャベツは辛くなりやすいようです。
また、アリルイソチオシアネートには独特の臭いを発生させる原因となることもあります。風味の面で考えると好ましくはないですが、身体には良い成分で様々な効果が期待できます。
アリルイソチオシアネートは安全で癌予防にも
アリルイソチオシアネートは辛さや独特なにおいの原因となってしまいますが、実は発がん抑制効果があります。癌になる前の細胞の増殖を抑えてくれます。
他にも殺菌作用や血液をサラサラにしてくれる効果がありますので、免疫力向上や血栓予防を期待できます。但し、アリルイソチオシアネートは熱に弱いので、効率よく摂取したいのであれば生のまま食べる事をおすすめします。
また、外部からの刺激によって増す成分ですので、食べる直前に細かく切ったりするといいでしょう。
同様の辛味成分が含まれる食べ物
アリルイソチオシアネートは基本的に「アブラナ科」の植物に多く含まれているようです。以下の食材に含まれていますが一口にアリルイソチオシアネートといってもさらに細かな種類があるようです。
- 大根
- 菜の花
- 玉ねぎ
- ブロッコリー
- ブロッコリースプラウト
- ニンニク
- わさび
- クレソン
- カリフラワー
- カブ
- 芽キャベツ
言われてみれば辛いイメージのある食材に含まれていました。大根からアリルイソチオシアネートを効率よく摂取したいのであれば、下ろしたての大根おろしがおすすめです。
下ろしたての大根に辛い印象をお持ちの方も多いかと思いますが、下してから時間が経ってしまうとアリルイソチオシアネートはどんどん減っていってしまいますので注意が必要です。
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辛味対策してキャベツを食べる
身体に良い成分だからといって生で辛いキャベツを食べるのはつらい…という方は辛味対策を行って食べましょう。アリルイソチオシアネートの量は減りますが食べやすくすることができます。また、調理方法によって辛味対策を使い分けていきましょう。
対策①新鮮なものを買い、新鮮なうちに食べる
新鮮であればあるほど、辛味は少ないです。時間が経てば経つほど劣化が進み、辛味が増す原因となってしまいます。特に切ったキャベツは断面より劣化しやすくなりますので、長時間おかないで食べるようにしましょう。
対策②水洗いする
水洗いは表面の汚れを取り除くほかに、辛味成分も洗い流すことができます。アリルイソチオシアネートは水に溶ける性質を持っていますので、よく水洗いすることで流れ出ていきます。
対策③加熱する
加熱することでアリルイソチオシアネートが減りますので、辛味を抑えることができます。加熱する時間が長いほど、アリルイソチオシアネートは減っていきますので、加熱時間はお好みで調整しましょう。
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注意点
キャベツの辛味を抑えるための注意事項をまとめました。特に辛味が苦手な人はぜひ以下のポイントを押さえておいてください。また、辛めのキャベツを使用する際にも注意しましょう。
千切りで辛味が増す
細かくすればするほど辛味が強くなります。本来は自然界で食べられないよう培ってきた成分ですので、外部からの刺激を受けることで辛味成分が増えていきます。辛味は苦手だけど千切りキャベツを食べたい場合は一度水に晒すことをおすすめします。
鮮度が失われることで辛味が増す
アリルイソチオシアネートの酸化が進むと辛味が増します。特に切った状態ですと、その分空気に触れて酸化が進みやすくなるので余計に辛さが増しますので要注意です。美味しく食べる為にも、新鮮な状態のうちに食べるよう心がけましょう。
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まとめ
「キャベツの辛味成分、辛味を抑えながら食べる方法」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- キャベツに含まれる辛味成分はアリルイソチオシアネート
- アリルイソチオシアネートは発がん抑制効果、殺菌効果などが期待でき、身体に良い成分
- 辛味を抑える方法もあるが、アリルイソチオシアネートが減少してしまう
- 千切りにする、鮮度が失われることで辛味成分が増す
馴染み深い食材で、よく料理に用いる方も多いかと思います。入手したものによっては辛味が強く感じたり、お子様など辛さが苦手な方がいるかと思いますので、その際はひと手間加えて美味しく食べましょう!
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