梅干しというと「腐りにくい」というイメージをお持ちの方も多いことでしょう。そのイメージ故に、梅干しの賞味期限をあまり気にしたことが多いという方も多いのではないでしょうか。しかしいくら腐りにくいとは言っても腐らないというわけではないですよね。梅干しは腐るとどうなってしまうのでしょうか?今回は、
- 梅干しが腐りにくい理由は?
- 白いつぶつぶはなに?
- 梅干しを長持ちさせるポイントは?
についてご紹介させていただきます。「梅干しが大好きでよく食べる!」という方は、ぜひこちらの記事を読んで参考にしてみてください。
スポンサードリンク
目次
|
|
梅干しは腐る?日持ちは?
梅干しは腐ることがあるのでしょうか?その日持ちと合わせてこちらに記載させていただきます。
梅干しは腐りにくい
梅干しが腐りにくい理由は、塩を大量に使って作ることで梅の実の水分を抜いているからです。そのため腐ってしまう原因となる菌が生存しにくくなります。そして、梅干しを漬ける時に使う紫蘇も防腐作用があります。
塩分濃度が低いと腐りやすい
最近では梅干しでも減塩タイプやはちみつ漬けなどのいろいろな種類のものが販売されていますが、塩分濃度が低い減塩タイプのものですと腐りやすくなってしまいます。
梅干しの日持ち
市販されている梅干しの賞味期限は、開封前のものでしたら約3か月~6か月程度で、 開封済みのものでしたら冷蔵保存をしている場合には明確な賞味期限はなく、開封後できるだけ早く食べきるようにと 言われています。市販の梅干しの中でも減塩タイプは2週間程度、塩分の濃い梅干しだと1年以上とその賞味期限にはばらつきがありますので、食べる前にその商品の賞味期限を必ず確認しましょう。
スポンサードリンク
賞味期限切れはいつまで食べられる?
それでは賞味期限が切れてしまった梅干しはいつまで食べることができるのでしょうか?
梅干しが腐るとどうなる?
梅干しは腐ると一体どうなってしまうのでしょうか?以下に詳しく記載させていただきます。
梅干しが腐る原因
いくら長期保存ができるとはいえ、保存環境が悪かったり、保存があまりにも長期に渡った場合には梅干しが腐ってしまうこともあります。梅干しは腐ってしまうと触った時にドロッとしていて糸をひいてくる場合があります。また、お箸で触れると梅干しがすぐに崩れてしまったりした場合も梅干しが腐っているサインです。
見た目
梅干しが腐ってしまうと、見た目の変化としては表面にカビが生えたり梅干しの色が黒や茶色に変色してしまったり、表面が白くヌルヌルしてしまうことがあります。
臭い
梅干しはもともと酸っぱいですが、腐ってしまうといつもの梅干しとは違った酸っぱい臭いがしてきます。また、発酵したような腐敗臭がすることとあります。このような場合には梅干しが腐っているので、食べないようにしましょう。
白カビ?塩?
梅干しに白いつぶつぶが付いていることがありますが、これは塩の場合とカビの場合がありますので注意が必要です。梅干しの皮のみに白いつぶつぶが付いている場合には塩の可能性が高いですが、その白いものが繊維状になっている場合にはカビであることがあるので注意しましょう。
スポンサードリンク
腐った梅干しを食べてしまった場合
腐った梅干しを食べてしまった場合にはどうしたら良いのでしょうか?以下に記載させていただきます。
体調に異変を感じたら病院へ
腐った梅干しを食べてお腹を壊してしまったりなど何か異変を感じたらすぐに病院に行きましょう。
食中毒の症状・発症するまでの時間
食中毒はすぐに症状が現れるものもあれば少し時間が経ってから症状が現れるものもあります。そのため異変を感じたらすぐに病院に行きましょう。
スポンサードリンク
正しい保存方法
調味してある梅干しの保存期間の目安は塩分濃度にもよりますが、おおよそ冷蔵庫で3~6ヶ月ほどが目安になります。梅干しは塩分濃度が高いほど腐りにくくなるのです。梅干しの塩分濃度が18%以上の場合ですと常温保存でも腐りにくいと言われていますが、塩分濃度が10%以下の低い梅干しの場合には常温で保存すると腐ってしまう恐れがありますので、梅干しを購入した際には必ず保存する前に梅干しの塩分濃度を確認しましょう。以下に長持ちさせるポイントなどをご紹介させていただきます。
長持ちさせるポイント
梅干しは保存状態が悪ければ腐ってしまうこともあります。梅干しを保存する際には、必ず清潔な密閉容器で保存しましょう。また、常温で保存する場合には保存場所は高温多湿な場所や直射日光が当たる場所は避けて冷暗所などで保存するようにしましょう。
開封後
梅干しの開封後は10℃以下での冷蔵保存が必須となります。賞味期限よりも早めに食べ切るようにしましょう。
開封前
未開封の梅干しであれば常温保存でも構いません。しかし買った梅干しの塩分濃度をチェックして、塩分濃度が10%以下なら常温ではなく冷蔵保存にしましよう。賞味期限はその商品によって異なりますので必ず賞味期限を確認するようにしましょう。
スポンサードリンク
まとめ
この記事をまとめると
- 梅干しが腐りにくい理由は、塩を大量に使って作ることで梅の実の水分を抜いているからである。そのため腐ってしまう原因となる菌が生存しにくくなる。そして、梅干しを漬ける時に使う紫蘇も防腐作用がある。
- 梅干しに白いつぶつぶが付いていることがあるが、これは塩の場合とカビの場合があるので注意が必要である。梅干しの皮のみに白いつぶつぶが付いている場合には塩の可能性が高いが、その白いものが繊維状になっている場合にはカビであることがあるので注意すること。
- 梅干しは保存状態が悪ければ腐ってしまうこともある。長持ちさせるポイントは、梅干しを保存する際には必ず清潔な密閉容器で保存し、常温で保存する場合には保存場所は高温多湿な場所や直射日光が当たる場所は避けて冷暗所などで保存することである。