腐った食べ物で舌がピリピリする・しびれるのはヒスタミン食中毒!

腐ったものを食べると下痢や腹痛になることを“食中毒”と呼びますが、腐った食べ物を食べてしまうとどんな症状が、どれくらい時間が経ってかた起こるのでしょうか?暑い時期は特に食中毒を起こしやすくなります。そこで今回は、

  • 腐った食べ物で舌がピリピリする原因
  • 食中毒症状と潜伏期間は何時間?
  • どんな食品が危険?加熱すれば大丈夫?
  • <原因菌別>食中毒の特徴

これらのテーマについて紹介いたします。

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腐った食べ物で舌がピリピリする!

腐った食べ物を食べてしまった時、『舌がピリピリする』ことがあります。これは食品に含まれている成分が原因となっているだけではなく、ヒスタミン食中毒にかかっている可能性が高いです。

ヒスタミン食中毒は魚介類に多く発症する食中毒の一つですが、一体どのようなものなのでしょうか?食べ物を食べた直後に舌がピリピリしたならば、この食中毒にかかっているかもしれません。

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ヒスタミン食中毒とは?

“ヒスタミン食中毒”とは、ヒスタミンという物質を多く含む食材を食べることで起こります。ヒスタミンを多く含むものは魚介類に多く、その中でもマグロ・カツオ・サンマ・ブリ・鯖・イワシなどの赤身魚がメインです。

ヒスタミン食中毒が起こると、アレルギー症状に似たような症状を引き起こします。

主な症状
  • 蕁麻疹
  • 胃痛
  • 腹痛
  • 下痢
  • 頭痛
  • 吐き気・嘔吐

食中毒症状

主な症状の一つは、蕁麻疹やまぶたの腫れです。普段はなんともなくても、ある時なにかに反応してじんましんが出る経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。蕁麻疹は食品アレルギーの中でも最も起こりやすい症状と言われています。

皮膚にぷつぷつが出たり、全体的に赤くなったりするほか、むくみが見られることもあります。このむくみはまぶたにできやすく、片目のまぶただけ腫れることもあります。また、胃痛・腹痛・下痢も起こり得ます。

症状は何時間後?潜伏期間は?

ヒスタミン食中毒にかかると、食後直後〜1時間のうちに症状が出ます。体の反応がかなり早いのが特徴です。

治し方

ヒスタミン食中毒は、24時間以内に症状が治まるのが一般的です。下痢や嘔吐などで体の水分量が減ってしまうため、水分を摂り安静にすることが自宅での治療法になります。病院では、抗ヒスタミン剤などの薬が処方されます。

加熱すれば大丈夫?

一度ヒスタミンが生成されてしまうと、加熱しても死滅しません。そのため、ヒスタミンを含んだ食材はどう調理してもヒスタミンが残ってしまいます。

腐ったものを食べても平気な人がいるのはなぜ?

ヒスタミン食中毒以外にも、食中毒にはあらゆる原因菌があります。常温放置してしまった食べ物や、賞味期限切れの食べ物など、『食べ物が腐る原因』にもあらゆるものがあります。

万が一腐ったものを食べると、ヒスタミン食中毒のように腹痛・下痢・吐き気といった症状が現れます。それ以外にも食中毒症状には様々なものがありますが、中には同じものを食べたのに症状が出ない人もいます。

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腐ったものを食べても大丈夫な人も

同じものを食べても、全員が全員食中毒を起こすわけではありません。“腐ったものを食べても平気な人”がいるのは、 健康状態や体内に取り込んでしまった食中毒菌の量に差がある ためです。

健康状態の良い人とは、胃酸の分泌が十分で胃の中で食中毒菌を殺菌できたり、腸内にいる乳酸菌など体に良い菌類によって食中毒菌が繁殖しにくい環境にある人のことを言います。

食中毒になりやすい人
  • 免疫力が低下している
  • 胃酸の分泌が少ない
  • 腸内環境が良くない
  • 子ども・お年寄り・妊婦など免疫力が低い

食中毒になりやすい人には、免疫力が通常の大人よりも低い子どもやお年寄り、そして妊娠中の方も含まれます。

赤ちゃんの離乳食に使う食材に食べても良い時期が決められているのは、免疫力や消化力が大人よりも低いためです。

また、妊婦さんは妊娠前に比べ免疫力が下がっているため、お刺身やお寿司といった食中毒リスクが高いものは控えた方が良いとされているのです。

<原因菌別> 食中毒の特徴と食品・潜伏期間

食中毒菌には、食品によって複数の種類が存在します。主な食中毒菌と起こり得る食品、症状、そして潜伏期間をまとめました。

食中毒菌 食品 症状 潜伏期間
サルモネラ菌 鶏卵・食肉・加工肉 下痢・腹痛・嘔吐・発熱・頭痛 12〜24時間後
腸炎ビブリオ菌 生の魚介類(寿司・刺身) 下痢・腹痛・嘔吐・発熱・悪心 8〜12時間後
ブドウ球菌 お米・饅頭・未殺菌牛乳 下痢・腹痛・嘔吐・悪心 1〜5時間後
ボツリヌス菌 酢飯・缶詰・レトルト食品 下痢・腹痛・嘔吐・まぶた下垂・麻痺 8〜36時間後
ウェルシュ菌 シチュー・カレー・鍋物 下痢・腹痛 8〜24時間後
セレウス菌 パスタ・炒飯・ピラフ 下痢・腹痛・嘔吐 嘔吐:1〜6時間後

下痢:8〜12時間後
カンピロバクター 焼き鳥 下痢・腹痛・嘔吐・発熱・悪心 2〜7日
リステリア菌 チーズ・生ハム・魚卵・野菜 風邪に似た症状・脳炎 1〜数週間
ノロウイルス 二枚貝・二次汚染された食品 下痢・腹痛・嘔吐・発熱・倦怠感 24〜48時間後

このように、原因菌によって症状や潜伏期間に差があります。原因食品は、生の場合や調理したものは常温放置してしまった時に食中毒菌が発生しやすいです。

そのため、しっかりとした加熱や保存が予防する一番の方法になります。暑い時期は特に日持ちが短くなるので、注意しましょう。

食中毒の予防法
  • しっかり加熱する
  • 常温のまま放置しない
  • 保存方法は冷蔵庫・冷凍庫で

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食中毒症状が出た時の対処法・応急処置

万が一腐ったものを食べて食中毒症状が出た時の応急処置には、このような対処法があります。

対処法は?
  • 水分補給する
  • 下痢止めは飲まない
  • 医療期間を受診する

水分補給

下痢や嘔吐などの食中毒症状が出た場合は体内の水分が急激に減るため、水などで水分を補給しましょう。水分を取らずに食中毒症状が続くと、脱水症状になる可能性があります。

下痢止めは飲まない

下痢を止める薬はありますが、下痢や嘔吐は体内に侵入した菌を排出するための症状です。薬で下痢を無理に止めてしまうと、菌が排出されず長引いてしまいます

医療期間を受診する

症状は一定の期間が経つと自然治癒しますが、なかなか改善しない場合は医療期間を受診しましょう。中には、抗生物質や整腸剤が必要なケースもあります。

まとめ

この記事をまとめると

  • ヒスタミン食中毒の症状の一つに『舌がピリピリする』がある
  • ヒスタミンは特に魚介類に多く、一度生成されると加熱しても死滅しない
  • 他の症状はアレルギー症状とよく似ている
  • 症状は食後直後〜1時間程度と、すぐに現れる
  • 大抵の場合は24時間以内に症状は治まる

ヒスタミン食中毒はアレルギー症状と非常によく似ているので、ヒスタミンが原因と気づきにくいです。発症しやすいのは魚介類なので、賞味期限切れや常温で放置してしまった魚には十分注意しましょう。

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