栗きんとんは焼き芋を使うと超簡単に作れるって本当⁉作り方の手順を紹介

皆さんはおせち料理に入っている鮮やかな黄金色をした美味しい栗きんとんはお好きですか?私は栗きんとんが大好きなのでおせち以外の時でも、さつまいもと栗が手に入るときには、自分で作って食べています。子供たちにも大人気であっという間になくなってしまうほど。

ですが栗きんとんを作っていて思ったのが「とにかく作るのが面倒くさい」んですよね!さつまいもを茹でて裏ごしして・・・など様々な工程があるのも栗きんとんの特徴です。

もっと簡単な方法で作ることができないかと調べてみたら、なんと市販の「焼き芋」を使えば20分くらいで簡単に栗きんとんを作る裏技があったのです!今回の記事では市販の焼き芋で栗きんとんを作る方法を紹介します。

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栗きんとんってそもそもなに?

栗きんとんは、漢字では「栗金団」と書きます。主におせち料理で食べることができますよね。おせち料理には一つ一つにさまざまな意味が込められていますが、栗きんとんには金運や勝負運が良くなるように、という意味が込められています。

栗きんとんはさつまいもを裏ごししたものに、栗の甘露煮を加えて作るものです。栗は「勝ち栗」と呼ばれ勝負運をアップさせる縁起の良い食べ物として昔から重宝されてきました。他にもくちなしの実で色付けされたさつまいもの美しい黄金色は小判をイメージさせることから「お金が貯まるように」という意味と、豊かな一年を過ごせるようにという願いが込められています。

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市販の石焼き芋を使うと茹でる工程をスキップできる!

栗きんとんを作る時の一番めんどくさい工程が「さつまいもを茹でながらくちなしの実で色を付けて行くところ」ですよね。その工程をスーパーなどに売っている「石焼き芋」をつかえば省くことができるのです!

石焼き芋を使った栗きんとんの作り方

では早速石焼き芋を使った栗きんとんの作り方を紹介していきます。まず材料を以下にまとめてみますね。

<材料(4人分)>

石焼き芋:大きめなものを2本

栗の甘露煮:市販で売られているものでOK、量はお好みで

栗の甘露煮シロップ:120cc

水飴:100g

みりん:30cc

塩:少々

<栗きんとんの作り方手順>

  • ①鍋に栗の甘露煮のシロップと水飴、塩、みりんを加えて木べらで混ぜながら弱火にかける。
  • ②軽く沸騰させるまで煮立ててアルコールを飛ばす
  • ③焼き芋は厚めに皮をむいておく(皮の下は繊維質が多いため舌触りが悪くなってしまう)
  • ④焼き芋をフードプロセッサーで滑らかになるまで撹拌する
  • ⑤攪拌した焼き芋を①の鍋に入れて、混ぜながら弱火にかける
  • ⑥しっとりなめらかになってきたら栗の甘露煮を入れて完成

茹でる工程をすっ飛ばしているので、だいたい20分くらいで栗きんとんが作れちゃいます!

通常、栗きんとんを作る際のさつまいもの品種は紅あずまという粉質(ほくほくしたもの)を選ぶのが一般的ですが、石焼き芋は安納芋やシルクスイートなどの粘質(ねっとりしたもの)が多いです。石焼き芋で栗きんとんを作る際は、どちらを選んでも美味しい栗きんとんになりますよ!

市販されている栗きんとんに似た質感にしたいなら紅あずまの石焼き芋を選ぼう

より糖度の高い甘くとろけるような栗きんとんにしたいなら安納芋シルクスイートを選ぼう

作った栗きんとんがパサパサしてしまう原因は?

栗きんとんは作った当初はしっとりしているのですが、後で食べようと思って保存しているとすぐにパサパサになってしまいます。

これは保存しているうちに栗きんとんの中の水分が蒸発してしまう「乾燥」が原因です。栗きんとんを保存する際は必ず密閉容器に入れて空気が飛んでいかないようにして冷蔵庫で保管するようにしてください。

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パサパサな栗きんとんを戻す方法

パサパサになってしまった栗きんとんは「水分を加える」としっとりとした栗きんとんに戻すことができます。しかし、ただ水分を加えるだけだとべちゃべちゃになってしまうので、以下に説明する方法で水分を調節してください。

しっとり栗きんとんに戻すには

栗きんとんをしっとりとさせるために使う調味料は、出来上がりの栗きんとんの状態の好みによって変えることができます。

これ以上甘くなるのを避けたい場合水を加える

水を加えて甘さが少なくなるのは避けたい場合みりん、栗の甘露煮のシロップ、蜂蜜のどれかを加える

ちなみに一番使いやすくておすすめなのが「みりん」です。

水分を加え方

栗きんとんにそのまま上記の調味料を加えても良いのですが、その場合水分を足しすぎた時にべちゃべちゃになってしまう可能性があります。ですのでしっとりとした栗きんとんに仕上げるためにも、一度栗きんとんを鍋の中に入れて「温めながら」水分量を調節する方法がおすすめです。

<パサパサの栗きんとんを戻す手順>

  • 小さめの鍋に栗きんとんを入れる
  • 上記の調味料(水かみりん、シロップ、蜂蜜)を少しずつ加えていく
  • 弱火でかき混ぜる
  • 程よい硬さになるまで火を通す
  • 器に戻して完成!

もし水分量を加え過ぎても火にかける時間を少し長めにとれば水分が蒸発してくれるので、簡単に食感を調節することができますよ。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?さつまいも茹でて色づけする工程がないだけで、栗きんとんを作るハードルはぐっと低くなりますよね。もしパサパサな栗きんとんが出来上がったとしても、みりんやハチミツなどを加えてひと煮立ちさせることでしっとりとした栗きんとんに仕上げることができます!驚くほど簡単に作ることのできる石焼き芋を使った方法を、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

この記事をまとめると

  • 栗きんとんは石焼き芋を使うことで超簡単に作ることができる!
  • 石焼き芋を使うことでさつまいもを茹でたり色付けする工程を省くことが出来る
  • 甘みの強い石焼き芋を使えばとろけるような甘さの栗きんとんにすることも可能
  • パサパサになってしまったら水分を加えよう!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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