硬水は体に悪い?デメリットは?軟水との違いは?1日の摂取量は?

あなたは普段の生活にどんなお水を使っていますか?恐らく日本で暮らしている人の殆どは「軟水」を使っているはずです。日本の家庭の蛇口から出る水は「軟水」だからです。しかし、軟水だけでは得られない魅力が、「硬水」から得ることも出来ます。

硬水を飲み続けるとメリットも色々あるのです。今回の記事では、硬水を飲み続けるメリット、デメリットなどを詳しく解説していきます。先に記事内容を一覧にしておきます。

  • 硬水を飲むメリット、デメリットとは?
  • 硬水と軟水は何が違うのか?
  • 硬水を1日に飲むべき量とは?

こんな内容となっています。記事を最後まで読んで、正しく硬水を生活の中に取り入れていきましょう。

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硬水のメリット・デメリット

まず最初に、硬水を飲むメリット・デメリットを解説していきます。

硬水とは?

硬水とは、「カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が沢山入ったお水」になります。日本のような国土が狭く雨が多く降る国では、硬水はあまりとれませんが、国土が広いヨーロッパなどでは一般的に硬水が湧きだし、普通の生活に使われているのです。

硬水のメリット

では、硬水を飲んだり使ったりすることで得られるメリットを見ていきましょう。

  • 便秘解消になる
  • 動脈硬化を予防する
  • 肉料理がおいしくなる

こんなメリットがあります。まず、硬水には多くのマグネシウムが含まれます。マグネシウムは便を柔らかくする効果があるので、便秘の解消に繋がるでしょう。また、硬水のミネラル分は、血液をさらさらにする効果があるので、動脈硬化の改善に期待が出来ます。

そして、硬水のミネラル成分で肉の臭みを抑えたり、灰汁を抜いたりしやすいので、洋食を調理するにはぴったりなのです。

硬水のデメリット

一方で、硬水を生活に取り入れると、ちょっとしたデメリットもあります。

  • 飲みにくい
  • お腹が緩くなる
  • 髪やお肌に悪影響がある

まず、硬水はミネラル成分が多いため、軟水よりも飲みにくいです。また、マグネシウムの影響でお腹が緩い人はさらにゆるくなって下痢になりやすいでしょう。

さらに、硬水のミネラル成分は石鹸の成分と相性が悪く、シャンプーした際に髪がゴワゴワしたり、体に付いた石鹸が流れ落ちずぬるぬるしたりしてしまうでしょう。

腎機能が悪い人/胃腸が弱い人は?

さらに、硬水に入っている「カルシウム」が腎結石の原因になるとも言われています。もし、腎機能があまり良くない方が、硬水を飲み続けると、腎臓で結石が作られ、尿管結石になってしまうと言われているのです。

ただ、硬水には「シュウ酸」という成分も含まれているため、逆に結石を溶かすという説もあります。そして、硬水のミネラル成分で、胃の調子が悪くなることも考えられるでしょう。

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硬水と軟水の違い

では、硬水と軟水は、具体的にどんな違いがあるのでしょうか?いくつかの違いを詳しく見ていきます。

成分の比較

軟水の特徴は、以下の通りです。

  • ミネラル成分が1L当たり100mg未満の水

日本ではこの基準に当てはまる水を「軟水」と読んでいます。つまり、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が少ない水が軟水なのです。

そして、硬水になると逆にこうなります。

  • ミネラル成分が1Lあたり、100mg以上の水

ミネラル成分が多く入っている水が、日本では硬水と呼ばれます。ただ世界的には、「中程度の硬水」や「強度の硬水」など、もう少し細かい分け方もされています。

料理に使う場合

和食のように、素材の風味を生かした料理をするには、軟水のほうが美味しく仕上がります。硬水を使うと、素材の風味が十分に生かせなくなるのです。逆に肉をよく使う、欧米料理には硬水の方が向いています。

髪や肌への影響

シャワーを浴びたり、お風呂に入ったりする場合も、硬水よりも軟水の方がいいです。前述した通り、硬水は石鹸の成分と相性が悪く、髪や体から石鹸成分が流れにくいのです。

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硬水の1日摂取量・使用方法

では、硬水を体に悪影響が無いように継続して飲むには、どれくらいの量を摂取し続ければいいのでしょうか?

1日の摂取量

硬水を1日に飲むべき量は「1.2L」とされています。実は、硬水でも軟水でも1日に飲むべき量は1.2Lで、体から排出される量を基準に計算されています。とはいえ、硬水は体調に合わせて飲んでいかなければ、軟水よりも消化器官に悪影響を与えるので注意が必要です。

元々胃腸が弱い方は沢山飲み過ぎないようにしましょう。汗をかくスポーツを日常的にされている方は、もっと多くの水分補給をしなければいけません。

洋風料理にも

硬水は、とにかく洋風料理にぴったりのお水です。もしご家庭で洋風料理を作られる際は、わざわざ硬水を買って作ってもいいかもしれません。それだけで、お肉の臭みを消すことが出来るでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は硬水は体に悪いのか?ということを詳しく解説してきました。最後に記事内容を振り返ってみましょう。

この記事をまとめると

  • 硬水を飲むと下痢になったりする副作用がある
  • 硬水を飲むと、血液サラサラや便秘解消などのいい効果がある
  • 硬水は1日に1.2L程度飲むのがいい

こんな内容になっていました。もし、便秘などに悩まれているのであれば、早速硬水を購入して毎日継続して飲み続けてみましょう。体調が良くなるかもしれません。

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