甲殻類アレルギーは大人に症状が出やすい?原因や対処法は?

エビやカニなどは甲殻類に分類され、アレルギーの患者数が多いことも特徴的です。特にエビやカニは症例が多く、特定原材料7品目にも該当しています。今回は、そんな甲殻類アレルギーの症状について紹介していきます。

甲殻類アレルギーは大人になると症状が出やすい、子どものときは出なかったのに大人になると発症するなど色々な情報が出ていますが、実際はどうなのでしょうか。そこで今回は、

  • 甲殻類アレルギーについて!
  • 甲殻類アレルギーの原因と反応は?
  • 甲殻類アレルギーへの対処法は?

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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甲殻類アレルギーについて!

甲殻類アレルギーとはどのようなアレルギーなのでしょうか?大人に出やすい、昆虫を食べてもアレルギーになるなど色々な情報が出ています。実際どうなのか詳しく見ていきましょう。

大人に症状が出やすい?

甲殻類アレルギーは大人に出やすい症状なのかというと、そうとも限りません。とはいえ、アレルギーは自身の免疫力などにも影響するため、ストレスや疲労などでも症状が出る場合も多いようです。

筆者の友人も、子どものときにはいちごを食べられたのに、この前食べたら急に息がしづらくなったと言っていました。

正直なところ関連性は様々あり、特定の原因を見つけることは不可能に近いですが、何かしらのアレルギーをお持ちの方は、大人になってから急にアレルギー症状がみられることも多いようです。花粉症や慢性鼻炎、アトピーなどをお持ちの方は注意が必要と言われています。

昆虫食でもアレルギーが?

最近では「高栄養化食品ブーム」ということもあり、サプリメントなどを食生活に取り入れている方も多いようですね。時間は無いけど健康は維持したいということもあり、バランスの良い栄養を取り入れるためでしょうが、筆者は不安を覚えています。

最近では、アメリカでSDGsの一環で「昆虫を食べる」ことがちょっとした流行のようです。昆虫は食肉の家畜に比べてたんぱく質生産効率が優れており、生息数も多いため注目を集めているのだとか。

とても世界一の先進国とは思えませんが現実のようです。コオロギせんべいなども販売されていますよね。「甲殻類アレルギーの方は昆虫を食べない方がよい」、という警告がFDAから出ているようですから食べないようにしましょう。

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甲殻類アレルギーの原因と反応は?

そもそも甲殻類アレルギーは、どのような成分が原因となっているのでしょうか。具体的な成分や症状について紹介していきます。

トロポミオシンが原因

甲殻類は非常に幅が広く、エビやカニ、シャコやフナムシなどの節足動物を指します。甲殻類には「トロポミオシン」と呼ばれるたんぱく質の一種が含まれており、この成分が原因でアレルギー症状を引き起こすと言われています。

どの甲殻類もたんぱく質の構造が似ているため、カニでアレルギー症状が出る方はエビでも同様の症状がみられるなど、関連性が強いことも特徴的です。

どんな反応が?

甲殻類アレルギーの方が甲殻類を食べてしまうと、蕁麻疹や腹痛、口や口腔内の腫れ、喉の腫れや喘息症状などが見られます。アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあるため注意が必要です。

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甲殻類アレルギーへの対処法は?

甲殻類アレルギーの方は日常的にどのような事に気をつければよいのでしょうか。普段の食事や飲食店へ足を運んだ際など、それぞれのシーン別に紹介していきます。

注意すべき料理や食品は?

甲殻類アレルギーの方はエビやカニは食べられないということはご存じでしょうが、エビやカニと言っても種類は様々です。車エビやサクラエビ、サワガニやタラバガニ、ザリガニなども注意が必要です。

貝やイカなどでも症状が見られる可能性もあるとのことなので油断はできません。例えばですが、中華料理店などでは炒め物にオイスターソースや中華出汁などが使用されていることも多いです。

オイスターはその名の通り「カキ」の成分が含まれています、中華出汁にも甲殻類の旨味成分などが使用されている可能性も十分あります。他にも、練り物や魚肉ソーセージなど、色々な食品を混ぜ合わせた加工品には注意したい所です。

表示に含まれないものにも注意

原材料に表示されている食品であれば目視で確認できますが、原材料に記載のない場合もあります。最近では、加工ラインで他にどんな食材を加工しているかまで記載されているため安心感はありますが、輸入品などでは安心できないですよね。

日本と海外では法律の違いなどもあり、ルールも全く違います。全てを追うことは難しいですから、まずは原材料をチェック、次にパッケージの欄に何か記載がないかチェック、それでも心配ならメーカーに問い合わせる、これくらいしか手段はないでしょう。

日本の飲食店や食品メーカーは親切ですから、店員さんなどに聞くと対応してくれますから、お店の人を頼りにしても良いでしょう。

料理を提供するときの注意点!

アレルギーを持っている方は飲食店での食事に気を付けたい所です。大手のファミレスや飲食チェーンなどでは、メニュー欄にアレルギー表示までしてくれているところもありますが個人経営店などではそうとも限りません。

重度のアレルギー症状をお持ちの方は、使用している調味料などにも注意する必要がありますから、メニューにアレルゲンが記載されていない場合は店員さんに問い合わせてみると良いでしょう。

魚介類を一括りにする必要はない

魚介類と聞くと、魚も甲殻類も海藻も何も食べられないように思う方も多い用ですが、甲殻類アレルギーは甲殻類のたんぱく質に反応するアレルギー症状です。

甲殻類アレルギーの方はイカやタコ、ウニなども関連性がある可能性も捨てきれませんが、基本的に「魚」であれば食べられるでしょう。スーパーなどの一般的な魚類である、タラやマグロ、アジやサバなどは問題なく食べられます。

アレルギーを持っているからと言ってそれほど悲観的にならず、自身が食べられるものだけに集中して楽しみましょう。食べられない物を無いものねだりしても不幸になるだけです。甲殻類以外にも美味しい食べ物はたくさんあります。

まとめ

今回は、甲殻類アレルギーの症状や原因となる成分、どのような食品に注意が必要なのか紹介していきました。

この記事をまとめると

  • 甲殻類アレルギーは、エビやカニなどを含む節足動物全般を指す。
  • 甲殻類に含まれるたんぱく質の一種であるトロポミオシンが原因。
  • 甲殻類アレルギーの方は、練り物や調味料なども注意深く目を通す。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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