子どもの時はエビやカニが大好きだったのに大人になってから甲殻類アレルギーになってしまったという方はいらっしゃいませんか?アレルギーは、消化力の未熟な子供に起こるイメージですが、甲殻類アレルギーの発症は大人に多い傾向があります。
エビやカニなどの甲殻類を食べて、なんとなく口の中がかゆい!という方は、甲殻類アレルギーかもしれません。
今回は、そんな方のために
・甲殻類アレルギーの主な症状
・甲殻類アレルギーの対処法について
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目次
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甲殻類アレルギーは食品を加熱すれば大丈夫?
甲殻類アレルギーとは?
甲殻類アレルギーとは、エビやカニのアレルギーです。トロポミオシンと呼ばれるたんぱく質が原因だといわれています。食後1時間以内にアレルギー症状が起こります。甲殻類と名前がついていますが、タコ、イカ、ホタテ、カニカマを食べて症状を起こす可能性があります。
トロポミオシンを持つ食材
・軟体動物(イカやタコ、貝類)
さらに、エビアレルギーは特定原材料の7品目に含まれ食品表示義務があります。その理由としては、重度のアレルギーの場合命に係わるからです。
アレルギー反応が出るのは生だけ?加熱すれば大丈夫?
甲殻類アレルギーが起こるのは、生食だけではありません。甲殻類アレルギーは、加熱していても起こります。中には生食だけという方もいますが、加熱したエビを大量に食べてもおこります。エビやカニが含まれている調味料や加熱された加工食品などにも注意が必要です。
大人にも起こる?
甲殻類アレルギーは大人にも起こり、成人に最も多いアレルギーのひとつです。
甲殻類のアレルギーは小学生以降、成人になるにつれて増えていきます。大人になっても治ることが比較的に少ないといわれています。
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甲殻類アレルギーの主な症状
甲殻類のアレルギーの症状は、
・皮膚や粘膜などの腫れやかゆみ
・腹痛、下痢
・吐き気、嘔吐
・目の充血
この症状は、飲食をしなくてもエビやカニを直接手で触ったり、粉末を吸い込んだりすることによっても起こります。
湿疹
特定のものを食べて湿疹が出るのであれば、食物アレルギーの可能性があります。
アレルギー検査でわかる?
・自分が何のアレルギーか知りたい・・・
・もしかしたらアレルギーかもしれない・・・
と思ったら、アレルギー検査を受けてみるとわかります。
アレルギー検査は、内科もしくは皮膚科に行き検査をすることができます。
検査は、
・パッチテスト
血液検査では、アレルギー物質であるアレルゲンを摂取したときに作られるIgE抗体の数値を見て、アレルギーを判定します。この時アレルギーがある場合、IgE抗体は通常より高くなります。
パッチテストでは、皮膚にアレルゲン物質を一定期間貼り、皮膚に赤みや発疹などの異常がないか確認します。
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甲殻類アレルギーの対処法
症状が出た時の応急処置
食物アレルギーの症状が出た場合は、その前に食べたものを記録しておきましょう。
・何時に食べたか
・症状が現れた時間
・症状の特徴
水を飲むと緩和される?
アレルギー症状が出やすい人は、体に老廃物が溜まりやすいです。そのため、日ごろから水分を多くとるように心がけましょう。
また症状が出た場合は、うがいをしたり水で口をゆすぎましょう。
アナフィラキシーショックの対処方法
アレルギー症状で、アナフィラキシーショックを起こした場合にはエピペン注射をすると症状が落ち着きます。エピペン注射は、アドレナリンの注射で緊急時にこれを太ももに打つことで一時的に気管支を広げる作用があります。
エピペン注射は、アナフィラキシーショックの症状を起こす可能性がある場合に、医師から処方されます。
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甲殻類アレルギーは治る?
食物アレルギーの治療方法は、薬で症状を軽減することが大半で根本的な治療がありません。
また、「アレルゲン免疫療法」や「免疫的脱感作療法」などの治療が行われることがあります。
アレルギーの原因になるアレルゲンを食事や注射から少しずつ加えて、アレルゲンの抗体や耐性をつけていきます。この方法は、アレルギー症状がなくなるまでに数年かかります。しかし、完全に治るとまではいかないようです。
また、少量ずつとはいえアレルゲンを身体に入れるため、強いアレルギー症状を起こすことがあります。自己判断では行わずに専門の医療機関で治療を受けるようにしましょう。
まとめ
甲殻類アレルギーについてご紹介しました。
この記事をまとめると
- 甲殻類アレルギーは大人に多い。
- 甲殻類アレルギーは蕁麻疹や下痢、腹痛、嘔吐などの症状が現れる。
- アナフィラキシーショックのときは、エピペン注射をする。
- 少しずつアレルゲンを摂取して抗体や耐性を作る。
- 完全に完治は難しい。
についてでした。甲殻類アレルギーは大人になってからが多いので、「アレルギーかも?!」と思ったときは、自己判断せずに病院を受診しましょう。
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