りんごは品種改良がすすみ、国内で生産されているりんごの品種は2000種類あるともいわれています。2000種類ほどある品種の中でも、酸味の強さで存在感を放つ紅玉。実は、アップルパイやジャムなど、多くのお菓子作りに使われているのは、紅玉なのです。この記事では、紅玉の味や見分け方、甘くする方法やレシピについてお伝えします。ぜひ最後までお読みください。
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目次
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紅玉ってどんなりんご?
紅玉は煮崩れしにくく酸味が強いのが特徴的なりんごです。酸味の強さから、お菓子作りに向いているといわれています。生で食べるよりも加熱した方が美味しくなる、紅玉について詳しくみていきましょう。
紅玉とは?
紅玉は日本の、主な生産地は青森県です。紅玉という名前から、日本由来の品種と思いがちですが、原産はアメリカになります。アメリカでは、ジョナサンと呼ばれています。
食感は?
紅玉の食感は、味がひきしまったシャリっとした食感です。酸味が強く、固めなので昔ながらの甘酸っぱいりんごが好きな人は好んで食べるでしょう。お子さんには、ジャムやお菓子にすると甘みがますので食べやすいでしょう。
旬はいつ?
紅玉の旬は10月〜11月になります。収穫して日がたつと、紅玉の良さである酸味がぬけてしまいます。収穫してすぐの紅玉で、ジャムなど作ってみてはいかがでしょうか?
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酸っぱい紅玉の見分け方は?
紅玉の特徴である酸っぱさの理由や、見分ける方法をみていきましょう。
酸っぱい理由は?
りんごの味は、酸味、甘み、鮮度(水分量)の割合で変わってきます。紅玉が酸っぱいのは、甘みが少なく酸味が強いからです。鮮度が落ちると水分量もへり、酸味がやわらいできます。なので、酸っぱい紅玉は、鮮度がいいともいえるでしょう。
見分け方
鮮度のいいりんごの見分け方は、皮にハリツヤがあり、重いものを選びましょう。
紅玉はもともと酸味が強い品種です。鮮度がいいと、酸っぱさが際立つでしょう。収穫から少し時間がたった、皮にはりがない状態だと少し酸味も和らいでいるかもしれません。
しかし、収穫から日がたち、皮がしなっとなっているのは水分量が減り、紅玉本来のしゃりしゃり感もなくなっている状態になります。
りんごは収穫してから、甘みが強くなることはありません。「追い熟」といいバナナなどのように、甘みがます果物ではないのです。甘いりんごが食べたい時は、鮮度のよい他の品種にするといいでしょう。
腐ってる?
りんごは、収穫してからも呼吸しています。呼吸するとともに、水分が抜け酸味も減るといわれています。見た目に変化がなくても、切って芯のあたりが茶色い場合は腐っているので食べるのはやめましょう。
また、りんごは何かに当たると茶色に変色してしまいます。変色したところから、腐敗がすすむのです。りんごを落としたり、何かにぶつけたりしないように丁寧に扱いましょう。
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甘くする方法やアレンジレシピ
酸っぱいものが好きな人には、そのまま食べても美味しい紅玉。さらに美味しくするために、加熱すると甘みがまします。電子レンジを使って、甘くする方法やレシピをご紹介します。
レンジで温める
食べやすい大きさに切った紅玉を、耐熱皿に入れ好みで砂糖をかけます。600Wで5分ほど加熱すると酸っぱい紅玉が驚くほど甘くなりますよ。
焼きリンゴ
<準備するもの>
紅玉、りんご、グラニュー糖、耐熱皿
<作り方>
- オーブンを200度で予熱しておく
- りんごはまるごとのまま、芯の半分くらいまでくり抜いておく
- 穴が開いたところにグラニュー糖を振り入れる。
- 200度で40分焼く。りんごがしんなりして、皮がパリパリになっていたらできあがり
ポイント
- 好みで、グラニュー糖と一緒にシナモンやバターを加えても美味しいです。
ジャム
<準備するもの>
紅玉3〜4こ、きび砂糖200g、レモン汁、深めの鍋
<作り方>
- 紅玉はしっかり洗い、皮がついたままいちょう切りにする
- 鍋に紅玉を入れて、紅玉がかぶるくらいの水を入れ砂糖も入れる
- 中火にかけて、煮詰める。途中吹きこぼれないように、弱火にする。
- アクをとりレモン汁を好みの分量入れる
- 水分が半分ほどになり全体にトロッとしたらできあがり
ポイント
- 皮の食感が気になる時は、皮をむいてたくとよいでしょう。ジャムは、皮がないと白っぽい色になり、皮を入れると色鮮やかな赤ピンクになります。
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まとめ
ここまで紅玉の味や見分け方、甘くする方法やレシピについて書いてきました。
この記事をまとめると
- 紅玉の酸っぱさは鮮度が落ちるとぬけていく。
- 紅玉はりんごの中でも、煮崩れしにくく、酸味が強いのでジャムやお菓子作りにむいている。
- 紅玉は、電子レンジで加熱すると甘みがます。
- ジャムを作る時には、皮ごと使うと鮮やかな赤ピンクになり、皮を入れないと白っぽい色になる。
いかがでしたか、紅玉は酸っぱいのでそのまま食べるよりも加熱して食べるのにむいているりんごです。紅玉の旬の時期である10月〜11月の鮮度のよい時に、ジャムを作ってみましょう。
ヨーグルトやパンケーキにそえると、カフェ風になりお家でお洒落なティータイムが楽しめます。
「1日1個のりんごは医者いらず」といわれているように栄養豊富なりんごを食べて、風邪に負けない体作りができるといいですね。この記事がお役に立てると嬉しいです。
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