皆さんはお料理に欠かせない調味料の1つ「砂糖」の種類をご存知ですか？
普段のお料理に使用されることの多い“上白糖”をはじめ、コーヒーなどの飲料に使用されることの多い“グラニュー糖”や和菓子などに使用されることで知られる“和三盆”など、なんとなく違いはわかるけれど詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。
今回は砂糖の中から「氷砂糖」と「ザラメ」の違いについて詳しく見ていきましょう。
実は砂糖は、原料と精製度によって味わいや調味効果が変わると言われています。是非、氷砂糖とザラメの違いを詳しく学び、上手に活用してくださいね！
- 氷砂糖の特徴とは？？活用方法もご紹介！
- ザラメの特徴とは？？活用方法もご紹介！
- そもそも砂糖は体に悪いの？？
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氷砂糖とは
氷砂糖とは主に
ロック型と呼ばれる凹凸の結晶のものと、クリスタル型と呼ばれる16面体のもの
特徴
氷砂糖は
ショ糖の大きな一つの結晶でできたもの
で、その見た目から“甘い宝石”とも呼ばれています。氷砂糖は常温でも品質が安定している上に、そのまま摂取することが可能
- 登山やマラソン時などの疲労回復効果
- 唾液の分泌を促し、口や喉の渇きを癒す効果
- セロトニンの産生を促し、精神安定作用
などにも効果的と言われています。
使い方
氷砂糖には
- 時間をかけてゆっくりと溶ける
- ショ糖純度が高く、すっきりとした甘み
- 長期保存が可能で、常温でも品質が安定している
などの特性から、主に
- 梅酒などの果実酒
- 煮豆や豚肉の角煮などの煮物
- 素材の風味を引き立てたい和菓子
などによく使用されています。
キャンディータイプのものも販売されている？！
お菓子･キャンディーコーナーで見かけることのある“氷砂糖”も同じもので、おやつ用に食べやすく個包装されているそうです。スポンサードリンク
ザラメとは
ザラメには主に
直径1~3㎜程度の無色透明の白双糖と、白双糖の製造過程でカラメルを混入する中双糖と、飲料に使用されることの多いグラニュー糖
特徴
ザラメは
サトウキビを原料とし、その絞汁を煮詰めて不純物を取り除いて
から、原料糖を作っていきます。ここでのザラメ(中双糖）は砂糖を精製する過程でできる糖液を長時間煮詰めるため、特徴的なカラメル色
使い方
ザラメには
- 乾燥させており、カラメルの独特な味わい・風味がある
- ザクザクとした食感を楽しめる
- 溶け方がゆっくりで、徐々に素材に染み込んでいく
などの特性から、主に
- おでんなどの煮物や福神漬けなどの漬物
- おせんべいにまぶす
- 和菓子
などによく使用されています。
カステラにザラメが使用されているワケとは？
カステラの下部分には美味しいザラメがついているのには、腐敗防止のためと言われています。カステラ発祥地の長崎県にはかつて砂糖が豊富であったことから、長期保存のためにザラメを使用していたそうです。スポンサードリンク
砂糖は体に悪い？
ここからは砂糖は体に悪い影響を及ぼすのかについて、詳しく見ていきましょう。
氷砂糖は？
氷砂糖の健康に悪影響が及ぶとされる理由に
- 高純度のショ糖の塊なため、常食してしまうと過剰摂取になりやすい
- 純度が高過ぎることから、ミネラルなどの他の栄養素があまり含まれていない
- 体への吸収は良いが、体が慣れてしまうと常習性を持ちやすくイライラしてしまうこともある
などが挙げられます。但し、適量摂取･効果的な摂取タイミングなどを意識していると健康に良い効果が得られることも指摘されています。
ザラメは？
ザラメの健康に悪影響が及ぶとされる理由に
- カラメル色なこと
- 精製度が高い
- 過剰摂取してしまいやすい
などが挙げられます。但し、これらの指摘には不確かなことも多くあるとも指摘されています。
氷砂糖やザラメは結局は体に悪いの？？
氷砂糖やザラメなどの砂糖は、基本的には適量摂取をしていれば非常に体に有害とは言えません。精製度合い･原料･ミネラルなどを含んでいるかによって、砂糖から得られる効果が異なることを理解し、効能に合わせて砂糖を選ぶ事が非常に大切です。スポンサードリンク
まとめ
この記事をまとめると
- 氷砂糖とはショ糖の大きな一つの結晶でできたもので、ロック型と呼ばれる凹凸の結晶のものとクリスタル型と呼ばれる16面体のものがある
- ザラメ(中双糖）とは砂糖を精製する過程でできる糖液を長時間煮詰めたもので、カラメル色が特徴的
- 氷砂糖は主に梅酒などの果実酒･煮物･和菓子など、ザラメは主に煮物･漬物･おせんべいなどに使用されている
- 氷砂糖･ザラメは、基本的に適量摂取を行っていれば体に有害ではない。砂糖は、精製度合い･原料などによってミネラルなどの含有量が異なることを意識し、効能に合わせて使い分けるようにすると良い。
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