こんにゃくは豚汁や煮物などにアレンジできる身近な食材ですが、食べ過ぎると便秘になることを知っていますか?消化が良いものではないので、お腹の負担になることがあるようです。今回は、
- こんにゃくで便秘になる原因
- 消化されない?副作用は?
- こんにゃくはいつ食べるのが効果的?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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こんにゃくで便秘になる原因
こんにゃくは芋から出来ている食品なので体に悪いものではありませんが、食べると便秘になる可能性があるのはなぜなのでしょう?その原因には、あの栄養成分が関係していました。
不溶性食物繊維の副作用
こんにゃくは「こんにゃく芋」を原料として作られており、芋なので食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維には、“水溶性食物繊維”と“不溶性食物繊維”がありますが、こんにゃくに多く含まれているのは不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は適量であれば腸内環境を良くして便秘を解消したり、悪玉菌を減らし善玉菌を増やすなどの働きがありますが、大量摂取することで消化不良を起こして便秘になってしまう可能性があります。
食べた量に比例して水分をたっぷり摂れば大丈夫なのですが、そうでないと腸内で食物繊維が渋滞してしまうのです。
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こんにゃくで便秘解消のコツ
こんにゃくの食べ過ぎは便秘の原因となることがありますが、適量であれば便秘解消になる食材でもあります!便秘気味でなかなか出ない…という方にオススメです。こんにゃくによる便秘解消のコツをご紹介いたします。
不溶性・水溶性食物繊維のバランス
食物繊維には水溶性と不溶性の2種類がありますが、こんにゃくには不溶性食物繊維が多く含まれています。どちらか一方だけを摂り続けるのではなく、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランス良く食べることが、便秘を解消するカギとなります。
納豆・豆腐・インゲン豆・ごぼう・かぼちゃ・きのこ類など
水溶性食物繊維を含む食材は身近に沢山あるので、こんにゃくと合わせて調理しましょう!
一日の摂取量
こんにゃくを食事に取り入れる時の目安量は、1日あたり50gほどです。こんにゃく50gに含まれている食物繊維量は約1.1gとなっています。この量は便秘や下痢・吐き気など副作用をもたらす量ではないので安心してください◎
こんにゃくは消化されない?
こんにゃくは満腹感を得られる食品ですが、それは「消化されにくい」ということなのでしょうか?その答えに関係するグルコマンナンというこんにゃくに含まれる成分について確認してみましょう。
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グルコマンナン
グルコマンナンはこんにゃく芋に含まれる水溶性中性多糖で、「こんにゃくマンナン」と呼ばれることもあります。こんにゃくを使った市販のお菓子にも使われている名前ですが、 体内での消化が遅い という特徴があります。
また、水を含むとかなり膨れるので満腹感を得ることができます。これが、こんにゃくがダイエットに向いている理由です。少量でもお腹が満たされ、消化がゆっくりなのでなかなかお腹が空かなくなります。
体調不良の時は注意
しかし、グルコマンナンは消化が遅いので体調不良の時は胃腸に負担をかけてしまいます。風邪気味の時など、体調不良時はこんにゃくを食べすぎるのは避けた方が良いでしょう。
こんにゃくを寝る前に食べるといい?
こんにゃくを食べるタイミングとして、「寝る前」が効果的と言われています。その理由について確認していきましょう。
空腹を満たす
寝る前に空腹状態だと、寝つきが悪くなることがあります。お腹になにか入っていることで眠りやすくなりますが、胃腸の活動がゆっくりになる寝しなには、あまり高カロリーなものは食べたくないものです。
そこで便利なのがこんにゃくです!空腹を満たしながらも低カロリーなので、寝ている間に体に蓄積される心配もあまりありません。ちょこっと空腹を満たしたい時にぴったりなのです。
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腸内環境の改善
また、こんにゃくに含まれる食物繊維が腸を刺激し、腸内環境を改善する効果も期待することができます。日中食べても効果を得ることはできますが、寝る前に食べると翌朝スッキリできることもあるので試してみてください。
まとめ
「こんにゃくで便秘になる?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- こんにゃくは食べ過ぎると食物繊維の過剰摂取により便秘を起こすことがある
- こんにゃくは消化が遅い食材なので、満腹感を得られる!体調不良時は負担になるので避けた方がbetter
こんにゃくは小腹が空いた時に食べることで、少量でも満腹感を得ることができます。低カロリーなのでダイエット食品としても人気ですが、食べ過ぎると便秘になることもあるので注意しましょう。
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