昆布のぬるぬる・ぬめり成分は何?除去する方法・腐るとどうなる?

皆さんは昆布のぬるぬる・ぬめりの正体を知っていますか?出汁を取ったり、料理に使う際にぬめりがついたまま使ってもいいのか、腐ってきてしまっているのではないか、食べても大丈夫なのか心配になってしまう方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、

  • 昆布がぬるぬるする原因は何?
  • 昆布煮含まれる主な栄養成分
  • 昆布による効果昆布のぬめりを除去する方法
  • 昆布の賞味期限はどれくらい?
  • 昆布が腐るとどうなる?
  • 昆布の保存方法

これらのことについて解説していきたいと思います。ぜひ、最後まで読んでいってくださいね。

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昆布がぬるぬるする原因は何?

昆布がぬるぬるしているのは、けっして腐ったりしているわけではないので安心してください。昆布がぬるぬるする原因は、昆布に含まれているとある成分によるものなんです。

ぬめり成分

昆布がぬるぬるしているのは、アルギン酸とフコイダンという海藻類に豊富に含まれている水溶性食物繊維が原因です。

水溶性食物繊維は脂質や糖質の吸収を抑えて、コレステロール値の上昇を抑えてくれる効果が期待できるだけでなく、便秘解消などの効果も期待できます。

昆布に含まれる主な栄養成分

昆布には、アルギン酸やフコイダンといった水溶性食物繊維だけでなく、ヨウ素をはじめとしたカルシウムや鉄、カリウムなど数種類のミネラルやラミニンというアミノ酸など様々な栄養成分がとても豊富に含まれています。

特にヨウ素の含有量は食材の中でもトップレベルです。ヨウ素は、基礎代謝を高めたり、体や知能の発育を促進させるなどの働きが期待できます。

塩素は含まれる?

まれに昆布で出汁を取った際に、消毒液や塩素のような香りがするということを経験したことがある方がいるかもしれませんが、昆布自体には塩素などが含まれていることはありません

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昆布による効果

昆布はなんとなく体にいいというイメージをもっているという方が多いのではないでしょうか。実際に昆布には体にいい成分がとても豊富に含まれています。昆布による具体的な健康効果について解説していきたいと思います。

ダイエット

昆布は低カロリー、低糖質なだけでなく、アルギン酸やフコイダンといった水溶性食物繊維がとても豊富に含まれています。水溶性食物繊維は粘着性があるため胃腸内での移動スピードが遅く、お腹にたまるため食べすぎの防止に繋がります。

その他にも、糖質の吸収を抑えたり、余分なコレステロールを吸着して、体外に排出させてくれるなどの効果があるためダイエット効果が期待できます。

美肌効果

昆布に豊富に含まれているヨウ素は甲状腺ホルモンの原料になっていて、お肌の新陳代謝を活発にしてくれます。甲状腺ホルモンが不足しているとお肌がカサカサになりやすくなってしまうので注意しましょう。

また、昆布には肌をきれいに保ってくれるビタミンB2も含まれています。お肌をきれいに保つには栄養も大切ですが、ストレスをためないことも大切です。

昆布に含まれているカルシウムにはストレス軽減の効果が期待できます。このように昆布には、美容にも嬉しい栄養がとても豊富に含まれています

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昆布のぬめりを除去する方法

昆布のぬめりを完全に除去するというのは残念ながら難しいかもしれません。というのも、昆布に含まれている水溶性食物繊維がぬめりの原因だからです。

昆布の成分の30〜40%程と約半分近くがこの水溶性食物繊維なため、完全にぬめりを除去するのはとても難しいようです。そもそもこのぬめり成分は食べても体に害はなく、むしろ体にいい成分なので除去する必要はないでしょう。

加熱すれば取れる?

ぬめりを完全に除去するのは難しいかもしれませんが、料理に使う前に煮出すなどして出汁を取ってから使うことで、少しはぬめりを軽減することができるかもしれません。

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切り昆布の賞味期限はどれくらい?

昆布の賞味期限は、生の昆布を冷蔵で保存した場合1~3日程度、乾燥させてあるものの場合で1年程度日持ちさせることができます。

生の場合は腐りやすいので、食べる際には賞味期限内だったとしても腐ってしまっていないか、よく注意して食べるようにしましょう。

切り昆布が腐るとどうなる?

昆布が腐ってしまった際、判別方法がわからないとうっかり食べてしまうということがあるかもしれません。食べる際には以下の特徴などを参考にして、食べられるか判断してみてください。

ダニがつく

未開封の場合は特に問題はありませんが、開封後にはしっかりと密閉して保管しておかないとダニが繁殖してしまっている可能性があります。長期間使わずにいた時などは念のため、ダニが繁殖していないか確認してから使うようにしましょう。

湿気る

乾燥させてある昆布は1年程度は日持ちしますが、湿気に弱いので湿度の高い場所などで保管していると1年も持たないことがあります。

もしも乾燥させてある昆布が湿気ていたり、しなしなになっている場合は、ダメになってしまっている可能性があるので注意してください。

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切り昆布の保存方法

昆布の保存方法としておすすめなのはやはり乾燥させての保存です。1番日持ちもしますし、味や香り、風味も落ちにくく使う際も水で戻すだけなので簡単です。

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まとめ

いかがだったでしょうか?今回は、昆布のぬめり成分や除去する方法、腐るとどうなるのかなどについて解説させていただきました。

  • 昆布のぬめりは水溶性食物繊維。
  • 出汁を煮出した後のものなら多少はぬめりが軽減されているかも。
  • ダニが繁殖していたり、湿気ていたら要注意。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さんもぜひ、参考にしてみてくださいね。

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