昆布は離乳食でいつから食べられる?塩昆布のおにぎりは何歳から?

離乳食には与えても良い時期や目安量が決まっていますが、昆布はいつ頃から食べられるようになるのでしょうか?離乳食の昆布は出汁として味をつける役割があります。今回は、

  • 離乳食で昆布はいつから食べられる?
  • 塩昆布のおにぎりはいつからOK?
  • 昆布に含まれる栄養素
  • 与える時の注意点は?

これらのテーマについて紹介いたします。

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離乳食に昆布のだしはいつから使える?

離乳食は生後5〜6ヶ月からスタートするものですが、 海苔は離乳食初期の生後5〜6ヶ月の離乳食後期から与えることができます◎  離乳食期は、主にこの4つに分かれています。

MEMO
  • 離乳食初期……生後5〜6ヶ月
  • 離乳食中期……生後7〜8ヶ月
  • 離乳食後期……生後9〜10ヶ月
  • 離乳食完了期…生後12ヶ月〜18ヶ月

完全に離乳食を終えるのは、1歳〜1歳6ヶ月が一般的です。昆布を出汁として与えても良い時期は早く、離乳食が始まったら取り入れてみましょう。10倍粥・7倍粥など、赤ちゃんのお粥の味付けとしてオススメの食品です。

昆布出汁を離乳食に使う時の役割としては、“なかなか食が進まない時の味付け”があります。お粥はシンプルな味わいなので、毎日食べていると赤ちゃんが飽きてしまうこともあります。そこで昆布出汁を入れることで味に変化が出て、ぱくぱく食べるようになることもあります。

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昆布の出汁の与え方

昆布を使っただし汁の作り方はこちらです。

  1. 鍋に500mlの水と昆布を1切れ入れる
  2. 沸騰するまで加熱する
  3. 沸騰したら昆布を取り出す

昆布の出汁の濃さは好みで変更してみてください。出汁には昆布の風味や旨味が出るので、お粥と混ぜて使います。

昆布出汁の日持ち

昆布出汁の日持ちは、冷蔵庫で3日が目安です。一度に沢山作って冷凍すれば、2週間ほど日持ちするのでストックしておくと時短になります。

冷凍方法としては、製氷機に入れるのがオススメです。1食分に使う量をそのまま凍らせることができるので、解凍や離乳食準備がスムーズになります。

塩昆布はいつから食べられる?

昆布だしについて紹介してきましたが、フジッコなどの塩昆布はいつから食べられるようになるのでしょうか?おにぎりに入れたり、おかずの味付けとして使える塩昆布には、塩分や添加物が多く含まれているので、1歳半ごろが目安と言われています。

赤ちゃんの腎臓は塩分を処理できるほど発達していないため、塩分量の多い塩昆布を与えると消化に負担になることがあります。そのため、早くても離乳食完了期の1歳半以降に与えるようにしましょう。

昆布に含まれる主な栄養素

昆布には、体の組織を構成するミネラルが豊富に含まれており、牛乳と比較するとカルシウムは7倍、鉄分は39倍にもなります。

また、昆布の魅力である旨味成分はグルタミン酸というアミノ酸の一種です。この成分により、昆布が美味しく感じるのです。

  • グルタミン酸:グルタミン酸は体内で脳内物質のGABAの生成に関わっており、緊張をほぐす効果があります。体内では有害なアンモニアの分解する力を持ち、血圧を下げる効果があると言われています。肌を構成するケラチンの材料でも知られており美肌効果も持っています。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • ナトリウム:ナトリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分保持に欠かせないミネラルです。人間の体内の水分を留める働きを持ち、普段は細胞外液に多く存在しています。ナトリウムとカリウムはセットで働き体内の水分調節とともに、老廃物の排出や栄養の取り込み、血圧に関わるミネラルです。
  • アルギニンアルギニンは、代謝、ホルモン分泌、組織の修復や成長に関わるアミノ酸です。代謝面では、老廃物のアンモニアの除去に関わっています。ホルモン分泌では成長ホルモンの分泌を促進させるため、筋肉を増やし、骨を太くする効果があります。血流も改善するため体を若くするアンチエイジング効果が高いアミノ酸です。

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赤ちゃんに昆布を与える時の注意点

赤ちゃんに海苔を与える時のポイントを、いくつかご紹介します。

POINT
  • 与え過ぎない
  • 与える時期は生後5〜6ヶ月以降
  • 最初は少量から

昆布にはミネラル類を始めとする栄養素が多く含まれているので、様子を見ながら徐々に量を増やしていきましょう。

まとめ

この記事をまとめると

  • 昆布出汁は生後5〜6ヶ月から与えてOK!
  • お粥の味付け・風味付けにおすすめ
  • 塩昆布は塩分・添加物が多いのでできれば1歳半以降に与える
  • 塩分量の多い食品は赤ちゃんにとって負担になるので注意

昆布出汁は離乳食初期の生後5〜6ヶ月以降から与えることができますが、塩昆布に関してはあまり早くから与えない方が良い食材なので注意しましょう。

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