小麦粉をそのまま食べるのはNG!危険な理由や生の見分け方も紹介

小麦粉を使用する際、必ず加熱しなければならないということは、皆さん当然知っていますよね。実際小麦粉をそのまま食べることは、私たちの体にどのような影響を与えるのでしょうか。そこで今回は、

  • 小麦粉をそのまま食べてはいけない理由
  • 小麦粉に含まれる栄養素
  • 小麦粉が生な場合の見分け方
  • 日にちが経った小麦粉の危険性

コチラについて紹介していきます。

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小麦粉をそのまま食べてはいけない理由


「小麦粉はそのまま食べてはいけない」ということを知っている人は多いですが、そもそもなぜそのままで食べてはいけないのでしょうか。小麦粉にはそのまま食べてはいけない、いくつかの理由があるので覚えておきましょう。

消化不良を起こす

小麦粉をそのまま食べてはいけない理由の1つは、消化不良を起こし腹痛や下痢を起こす可能性があるためです。小麦粉に含まれるデンプンは、生のままですと水を含みにくく分解しにくい性質を持っています。逆に加熱することで、水を含みやすくなります。

分解ができないということは、胃の中で消化しにくいということであり、そのまま食べることにより、消化不良を起こしてしまうのです。

食中毒の可能性

小麦粉をそのまま食べることは、消化不良だけでなく 食中毒を引き起こす可能性 もあります。小麦粉は小麦を細かくすり潰した粉であり、製造過程で不純物を取り除いて綺麗にされています。

ですが殺菌処理はされていません。そのため、微生物や細菌などの食中毒菌が付着している可能性があり、食中毒の症状が起こるのです。

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小麦粉に含まれる栄養素

栄養
そのまま食べると消化不良や食中毒を起こす小麦粉ですが、アレルギーがない限りきちんと加熱すれば大きな問題はありません。ここからは小麦粉に含まれる栄養素について紹介します。

デンプン

小麦粉(=小麦)には、67〜75%程度のデンプンが含まれています。 デンプンは体内に吸収されると血液中のブドウ糖して体内を循環し、直接エネルギー源になります。 

また、体脂肪として脂肪組織に蓄積され、グリコーゲンとして肝臓に蓄えられます。デンプンは炭水化物源であり、私たちの活動限として大切な栄養源になります。

食物繊維

小麦粉にはデンプンだけでなく、食物繊維も含まれています。食物繊維は小腸で消化や吸収されずに、大腸まで達します。

整腸効果があり便秘を予防するだけでなく、血糖値上昇の抑制や血液中のコレステロール濃度の低下させるなど、様々な効果が期待できます。

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小麦粉が生な場合の見分け方


そのまま食べてはいけない小麦粉ですが、調理時に登場する頻度は非常に高い食品です。生で食べるだけでなく生焼けの場合でも、体に影響を及ぼしますので必ずしっかり加熱できているか、見分け方を覚えておきましょう。

洋菓子などの場合

小麦粉を使った代表的な料理の中でも、クッキーやホットケーキなどの洋菓子があります。

生の場合

  • クッキー・・・焼き色が薄く、しっとりしていて柔らかい
  • ホットケーキ・・・焼き色が薄く、粉っぽさがあり生地がねっとりしている

焼き立てのクッキーは生地が柔らかい場合が多いので、必ず冷めてから割って確認するようにしましょう。また口に入れたときに歯応えがある食感になっていれば問題ないでしょう。

ホットケーキは、上から少し押さえたときに弾力が感じられたり竹串を刺して生地が竹串につかなければ加熱できています。

お好み焼き・たこ焼きの場合

次はお好み焼きやたこ焼きの見分け方です。

生の場合

  • お好み焼き・・・焼き色が薄く、生地が柔らかくドロッとしている
  • たこ焼き・・・焼き色が薄く、生地が粉っぽくふんわりしていない

お好み焼きは上から少し押さえたときに弾力が感じられたり、竹串を刺して生地が竹串につかなければ問題ありません。たこ焼きはトロトロに仕上げたいなど好みもありますが、外から見てこんがりと焼き色がついていればOKです。

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日にちが経った小麦粉の危険性

下痢・腹痛
小麦粉を食べる時の危険性は、そのまま食べること以外にもあります。日持ちするイメージの小麦粉ですが、日にちが経っている場合にも注意が必要であることを覚えておきましょう。

湿気で傷んでいる

日にちが経っている小麦粉は、湿気で傷んでしまっている可能性があります。小麦粉を湿度の高い場所で保存することは避けましょう。

また冷蔵庫や冷凍庫で保存したとしても、ドアの開け閉めなどにより温度差ができ湿ったりすることで、カビの発生の原因にもなります。

特に開封してからの保管が長いときには、高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所で保存するようにしましょう。

ダニなどの虫が潜む

日にちが経ってしまった小麦粉には、ダニなどの虫が潜んでいる危険性もあります。本来小麦粉は常温保存が向いていますが、密閉できていなかったり、高温多湿の場所で保存してしまうとダニの発生に繋がります。

 小麦粉に発生するダニは非常に小さく、見た目では判断できない 場合もありますので、十分注意しましょう。

まとめ

「小麦粉をそのまま食べるのはNG!危険な理由や生の見分け方も紹介」について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 小麦粉を生で食べると消化不良や食中毒を起こす
  • 小麦粉が生かどうかは焼き色や柔らかさで見分ける
  • 日にちが経った小麦粉にもカビやダニが発生する危険性がある

友人や家族と楽しく食事を囲んだり、お菓子作りを楽しんでいるとつい「これくらいなら大丈夫だろう」と油断してしまうものです。特に小さな子どもの場合には、紹介した見分け方を使って十分注意してくださいね。

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