小麦粉はパンや麺を始め、お好み焼きやタコ焼き、スイーツなど、幅広い料理に使用される材料です。米粉などと比べて価格が安いので、常備されているご家庭も多いのではないでしょうか。今回は、生焼けの小麦粉を食べてしまった場合の対処法について紹介していきます。
小麦粉は加熱不足の状態で食べるとどのような害があるのでしょうか?生焼けで食べるとどうして危ないのか、具体的な対処法はどのようなものなのか詳しく見ていきましょう。今回紹介していくテーマは、
- 小麦粉を生焼けで食べてしまったら危険!?
- 小麦粉を生焼けで食べるとどんな症状が?
- 小麦粉を生焼けで食べてしまった時の対処法は?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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小麦粉を生焼けで食べてしまったら危険!?
小麦粉を生焼けで食べてしまうとどのような危険があるのでしょうか。加熱不足の小麦粉が危険な理由などについて詳しく見ていきましょう。
ダニの可能性も?
生焼けの小麦粉が危険な理由は、「ダニが潜んでいる可能性がある」というのも理由の一つです。ダニやダニの死骸などはカーペットや布団など、意外と身近な場所にいるものですが、食品にも発生する可能性があります。
出汁の素やホットケーキミックス、小麦粉など、意外と色々な場所でダニが発生する可能性があります。ダニが発生している小麦粉をダニアレルギーの方が誤って食べてしまえば、重度のアレルギー症状を招く危険性もあります。
毒性たんぱく質について
小麦粉には毒性たんぱく質とも言われる「α-AI(アミラーゼ・インヒビター)」と呼ばれる成分が含まれています。
引用元:「α-AI」特長|小麦アルブミン「α-AI」|製品紹介|長田産業株式会社 (nagatasangyo.co.jp)
消化にはアミラーゼと呼ばれる消化酵素が分泌されますが、アミラーゼ・インヒビターはアミラーゼの働きをなくしてしまうため、小麦粉の消化がうまくいかなくなります。
すると消化不良を引き起こし、下痢や腹痛を引き起こし、それでも体外へ排出されないと腸閉塞などを招く危険性もあるのだと言います。
水が少ないと熱が通らない
小麦粉は水や牛乳などの液体と混ぜ合わせて使用することが多いですが、水分が少ないと熱が通りにくくなり、よく焼かないと生焼けとなるリスクがあります。
また、小麦粉は混ぜすぎると固くなったり重くなったりする性質があるため、混ぜすぎても生焼けになるリスクが高まるようです。
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小麦粉を生焼けで食べるとどんな症状が?
小麦粉を生焼けで食べた場合どのような症状がみられるのでしょうか。具体的な症状や、症状が出るまでの大体の時間などについて紹介していきます。
どれくらいで症状が?
小麦粉の生焼けを食べた場合は、下痢や腹痛、嘔吐などの症状がみられることが多いです。これらの症状が何を原因に発生しているのかにもよりますが、大体食後30分~6時間以内には具体的な症状がみられることが多いです。
細菌性の食中毒なのか、消化不良によるものなのかなど、原因によって症状や発症時間も変わってくるでしょう。
どんな症状が?
小麦粉の生焼けを食べてしまった場合は、
腹痛
嘔吐
蕁麻疹
発熱
頭痛
食欲不振
これらの症状がみられることが多いです。他にも、原因によって様々な症状が見られる可能性があります。
死の危険もある
小麦粉の生焼けを食べたことが直接の因果関係かは不明ですが、先ほど紹介した「腸閉塞」での死亡例は数多くあります。消化不良が度々続いてしまえば、腸閉塞を招き、最悪の場合は死の可能性もあるでしょう。
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小麦粉を生焼けで食べてしまった時の対処法は?
小麦粉を生焼けで食べてしまった場合はどのような対処法をとればよいのでしょうか?具体的な対処法や医療機関受診の目安などについて紹介していきます。
家でできる処置
小麦粉を生の状態で食べてしまった場合は、まず家でできることをやり、様子を見るしかないでしょう。下痢や腹痛が続く場合は水分補給をしっかりと行う、吐き気が強い場合は我慢せずに吐いてしまうなど、良くなるまで待つしかないです。
内臓が弱っていますから、できるだけ消化に良い食べ物をとったり、栄養補給して免疫力や体力アップにも力を入れましょう。
病院に行ったほうが良い場合は?
自身の体調は自身にしかわかりませんから、辛いと思ったら我慢せずに医療機関へ受診してよいでしょう。高齢者や乳幼児は体力や免疫力も低いため、家族が様子をチェックして早めに受診しましょう。
食中毒は合併症などを招く恐れもあり、命の危険もあるため、慎重に行動しましょう。
まとめ
今回は、小麦粉を生焼けで食べてしまった場合の対処法や、具体的な症状について紹介していきました。
この記事をまとめると
- 小麦粉を生焼けで食べてしまうと、消化不良や食中毒のリスクが高まる。
- 食中毒の原因によって、下痢や腹痛、嘔吐、蕁麻疹など、様々な症状がみられる。
- 食中毒やアレルギー症状は死の危険性もあるため、油断せずに医療機関へ受診することも大切。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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