冷蔵庫に入っていても消費期限切れなら捨てるべき食べ物とは?

賞味期限や消費期限は色々な食品に設定されていますが、冷蔵庫などにしまっておけば少しくらい期限が切れても大丈夫と油断していませんか?期限切れの食品は雑菌などが繁殖している可能性が高く、食中毒などを引き起こす可能性が高いですよ。

今回は、冷蔵保存していても期限が切れたら廃棄した方がよい食品について紹介していきます。今回紹介していくテーマは、

  • 消費期限について
  • 冷蔵庫に入っていても消費期限切れなら捨てるべき食べ物
  • 捨てるべきお菓子類
  • 消費期限切れを防ぐには?

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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消費期限について

まずは消費期限とはどのようなものなのか紹介していきます。賞味期限との違いについても知っておきましょう。

消費期限の定義は?

消費期限とは、「安全に食べることができる期限」であり、お刺身やお弁当、お惣菜など、短期間の間に品質が著しく悪化する食品に表示をされます。この期日を過ぎた食品を食べると体調を害する可能性があるため食べてはいけないという意味になります。

賞味期限との違いは?

賞味期限とは「美味しく食べることができる期間」を表示したもので、この期日を過ぎたからと言ってすぐに食べられなくなるというものではありません。作った時に比べて品質は劣化している物の、食べても健康を害することは無い場合が多いです。

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冷蔵庫に入っていても消費期限切れなら捨てるべき食べ物

冷蔵保存であれば数日期限が切れても大丈夫、と考えている方は意外と多いですよね。勿体なくて捨てられない方も多いでしょう。しかしこれから紹介していく食品は、期限が切れている場合は迷わず廃棄した方がよいかもしれません。

デリミート

デリミートとは、工業生産した食品という意味で、工場生産したお総菜やパンなどを指します。これらの食品は「リステリア菌」に感染している可能性が高く、日にちが経過すると細菌数が増えている可能性があります。

リステリア菌は4℃以下の低温環境でも増殖するため、冷蔵保存しているから安全とは言えません。

卵は期限切れでも食べられるという情報が多く、食べられている方も多いでしょうが注意が必要です。卵の殻には雑菌が付着している可能性が高いので、期限が切れた卵は生卵では食べないようにしましょう。

ミックスサラダ

最近は忙しくても健康を意識する方も増え、手軽に生野菜が摂取できる「カットサラダ類」が人気ですよね。カットサラダは工場生産されている商品が多く、消毒されたのちに梱包されているため安全そうに見えますがそうとも限りません。

生野菜には出荷過程で様々な雑菌に侵されるリスクがあるため、期限切れのサラダは雑菌が増殖している可能性が高いのです。

生魚

生魚は締めた直後から酵素による働きが止まるため、雑菌が繁殖しだして分解へと進んで行きます。更に捌いてある生魚などは包丁やまな板、空気中などに付着している雑菌にも侵されています。生魚は必ず期限内に食べ切りたい所です。

生肉

生肉には常駐菌のリスクや、加工段階での雑菌リスクがあり、購入した時点で何かしらの細菌に侵されていると考えてよいでしょう。日にちの経過とともに腐敗は進んでいるため、必ず期限内に召し上がりましょう。

ソフトタイプのチーズ

チーズは雑菌を保有している可能性も高く、注意が必要な食品です。特にソフトタイプのチーズは水分の含有量も多いので、期限内にできるだけ食べましょう。

牛乳

牛乳は非常にデリケートな食品で、開封後の雑菌感染には注意が必要です。パッケージにも開封後はできるだけ早く召し上がってくださいとの文言が記載されています。夏場などは特に傷みやすいので注意しましょう。

豆腐

豆腐は元々消費期限が短いことでも有名で、冷蔵保存していてもすぐに傷んでしまいます。夏場などは特に注意が必要で、酸っぱい味を感じた場合は確実に腐敗が進んでいます。パッケージが膨らんでいる商品なども要注意です。

サンドイッチ

サンドイッチは様々な野菜や卵、フライやハムなどが使用されており、水気も多いため傷みやすいです。コンビニ加工であれば雑菌が繁殖しにくい環境になっていますが、手作りの場合は注意が必要です。すぐに食べきるつもりで作った方が無難です。

おにぎり

おにぎりは工場製品はph調整されている商品も多く傷みにくいのですが、手作りのこだわりのおにぎりなどを販売している場所も多いです。手作りのおにぎりは手に付着している雑菌に侵されているため、できるだけ早く食べた方がよいです。

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捨てるべきお菓子類

続いてフルーツやお菓子類の期限切れの商品についての扱いを紹介していきます。以下の商品は期限が切れたら廃棄することをおススメします。

ヨーグルト

ヨーグルトは乳製品なので、保存方法には十分に注意しましょう。特に開封後は雑菌が繁殖しやすく、傷んだヨーグルトは食中毒になりやすいため注意が必要です。

ベリー類

いちごやブルーベリー、ラズベリーなどは、生の状態の商品や冷凍加工されている商品など様々です。国産品も多いですが、これらの商品は輸入品も多く、輸入段階で既にカビ菌に侵されている可能性が高いです。期限が過ぎれば食中毒のリスクも高いです。

団子

団子の原料となるもち米は、水を吸うとモチモチとした食感になることが特徴的ですが、時間の経過とともに水分が抜けて固くなってしまいます。高いお団子ほど品質劣化が激しい場合が多いので、美味しいお団子は早めに食べきるようにしましょう。

冷蔵保存も固くなるためおススメできません。

生菓子

生菓子には生クリームや非加熱のチーズなどの乳製品が使用されていることが多いです。加熱処理されていない食品は雑菌に侵されているリスクが高く、日にちの経過とともに雑菌が繁殖します。期限内に必ず食べましょう。

生クリーム入りのパン

クリームパンも最近は嗜好性が高く、生クリームを使用したこだわりのクリームパンも販売されています。生クリームは要冷蔵商品なので、保存方法には十分気を配る必要があります。食中毒リスクも当然高いですから、購入したらすぐに食べきるようにしましょう。

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消費期限切れを防ぐには?

消費期限切れをできるだけ招かないようにするにはどのようなことを意識すると良いのでしょうか。取り組みやすい方法を紹介していきます。

素材ごとの保存法を知る

食品はそれぞれ良い保存方法があります。何でも冷凍・冷蔵すればよいというわけではありません。素材ごとに特性を知り、保存方法を分けると良いでしょう。

整理整頓する

冷蔵庫を整理整頓するというのもとても大切です。「どこに・何が・どれくらい」というのがひとめで分かるように整理整頓すると良いでしょう。目線の届かない場所はデッドゾーンになりやすく、注意が必要です。

使いきれない場合は冷凍保存

すぐに使わない、使い切らないという食材は思い切って冷凍保存することも大切です。確かに冷凍保存してしまうと美味しくなくなることが多いですが、捨てるよりはましですよね。

匂いや見た目をしっかり確認

どうしても買い過ぎてしまって期限切れの商品が出てしまうこともあります。期限が切れても、すぐに食べられなくなるということは確かに少ないです。しかしながら、日にちの経過とともに確実に品質は劣化しているということを知るのも大切です。

期限切れの食品を食べる際は、必ず商品の状態を五感を駆使してチェックしましょう。

まとめ

今回は、冷蔵保存していても期限が切れたら食べない方がよい食品について紹介していきました。

この記事をまとめると

  • 消費期限は安全に食べることができる期限、賞味期限は美味しく食べることができる期限。
  • 非加熱の食品や乳製品、生のお魚やお肉には注意が必要。
  • 水分の多い食品も傷みやすいので注意が必要。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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