酢豚や酢の物など中華料理や和食にはよく使われる「お酢」。料理に一さじ加えるだけでさっぱりとし食欲のないときにも抵抗なく食べることができますよね。さまざまな料理で活躍する調味料ですが、お酢の中にも種類があるということをご存知でしょうか。
今回は、お酢の中でも特に和食向きとされている「米酢」について詳しく解説していきます!
目次
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米酢の賞味期限は?
(画像引用:トップバリュ)
お酢にも「穀物酢」や「リンゴ酢」といったように種類がりますが「米酢」については知っていますか?
「米酢」とは…?
- その名のとおり、お米から作る構造酢
- お米特有の旨味と甘味が特徴
- 角のないまろやかな酸味で食べやすい
- 酢の物や酢飯など、素材の風味を活かした和食に使うのが特におすすめ!
米酢は酸味がまろやかできつくないので、お酢が苦手なかたでも食べやすいですよ。
下記からは、米酢の期限について詳しく解説していきますね。
賞味期限と消費期限の違い
どんな食品にも安全に美味しく食べられる期間が設けられています。それが「賞味期限」と「消費期限」なのですが、2つの違いをご存知ですか?
食品をムダにしてしまわないためにも、この2つの種類の違いについて覚えておいてくださいね。
「賞味期限」とは…?
- 食品の袋や容器を未開封の状態で、保存表記どおりの保存をしていた場合に「食べられる期限」のこと
- お弁当や生ものなど傷みやすい食品に記載されている場合が多い
消費期限とは…?
- 食品の袋や容器を未開封の状態で、保存表記どおりの保存をしていた場合に「品質が変わらずに美味しく食べることができる期限」のこと
- お菓子や乾麺など傷みにくい食品に記載されている場合が多い
- 期限をすぎたからといっても、すぐに食べられなくなるわけではない
ただし、どちらも未開封の状態であることが大前提。1度開封してしまったものは期限に関係なく早めに食べきりましょう。
期限は?
米酢は「賞味期限」に分類されますが、開栓してしまったあとは期限内であっても半年を目安に使い切るようにしましょう。
どの食品にも共通して言えることですが、1度開封してしまうと開封場所から菌などが侵入し劣化が急速に進んでしまいます。
期限はあくまでも目安として、なるべく早く消費するように心がけてくださいね。
賞味期限が切れてからいつまでなら使っていい?
基本的にお酢の主成分は酢酸で強い酸性です。そのため腐敗はしませんが保存状態によって劣化が進む調味料です。
保存状態によっても異なるので、具体的な数字で使えると言い難いのが現状です…。もし風味や見た目に違和感を感じたときには、使わないようにしましょう。
米酢が腐るとどうなる?
腐るとどうなる?
先程もご説明しましたが、基本的に米酢は腐ることはなく劣化が進む調味料です。
ただし、どんなに「腐らない調味料」だとしても劣化が進むのは避けることはできません。見た目め味に変化が現れたり違和感を感じるようであれば破棄することをおすすめします。
米酢は劣化が進むとどうなるの…?
- 白い膜のようなものが浮かぶ
- 酸味が飛ぶ
このような変化が見える米酢は料理には使わないほうが良いといえるでしょう。残念な気分になりますが、お酢には料理以外にも使える用途が!それでは、どのような使いかたがあるのでしょうか?
- お酢と水を1:2の割合で割り掃除に使う
- まな板などの除菌に使う
- 臭い消しとして使う
期限が切れて料理には使えなくなったとしても違ったかたちで最後まで使えると嬉しいですよね。
腐る原因
空気中にある酢酸菌が混入し、セルロースという物質ができることが劣化の原因。予防策として以下の2つをご紹介しますね。
- 必ず蓋をきっちりしめて保存する
- なるべく空気に触れさせないようにする
米酢の正しい保存方法は?
なるべく長い期間米酢を楽しむには、正しい保存方法を理解しておくことが大切だといえるでしょう。具体的にどのような保存をすれば長持ちし最後まで美味しく使うことができるのか解説していきますね。
常温保存
米酢は穀物酢など製造する際に混ぜ物をしていない純粋なお酢だけの場合は、冷暗所に置いておくだけで大丈夫!
具体的には下記のような場所がおすすめです!
米酢の保管場所に適しているのは…?
- 直射日光が当たらない場所
- 高温を避けた場所
例えば、流し台の下などはどうでしょうか。直射日光や高温も避けられますし使いたいときにパッとだすこともできますね。
冷蔵保存
もちろん冷蔵保存をしても問題はありません。室温が高くなりがちな夏場などには、むしろ冷蔵保存をするほうが米酢にとっては良いでしょう。
お酢は強い殺菌作用があるので、常温保存でも腐ることはありませんが冷蔵庫にスペースがあるようであれば冷蔵保存をするのが良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?今回は米酢の期限について詳しく解説しました。
この記事をまとめると
- まろやかな味わいが特徴的な米酢は和食向き!
- 「腐る」ということはないが期限を過ぎると劣化は進む
- 開栓後は半年を目安に使いきって!
- 常温でも冷蔵でも保存が可能
- 保存する際には、蓋をしっかりしめ直射日光・高温を避けた場所で!
料理が美味しくなるだけではなく、腸内の善玉菌を増やしたり便秘を解消したりという作用も持つお酢。健康に良いだけではなく掃除に使えることも魅力的なポイントですよね。
今回ご紹介したことを参考に、健康のためにもぜひ積極的に生活の中に取り入れてくださいね。