米粉の保存方法・保存期間の目安を解説!常温・冷蔵・冷凍保存のコツは?

小麦アレルギーの方でも安心して食べられる米粉。その健康効果やダイエット効果のため、アレルギーを持っていない方にも注目されています。パンやお菓子に使えばモチモチとした食感になるので、小麦粉よりも好きな方も多いと思います。

米粉の料理にチャレンジしようと思っても、その保存方法とどのくらい長持ちするのかが気になりますよね。米粉は他の粉類と同様、正しく保存しないと品質の劣化やカビなどのトラブルが発生することがあります。そこで、この記事では、正しい米粉の保存方法・保存期間の目安を解説します!

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米粉ってどんな食材?

米粉は、その名の通りを製粉して作られており、穀粉(こくこ)とも言います。米粉を「こめこ」と呼ぶのは、メディアから発信された読み方で、今はその名称が浸透していますが、本来は「べいふん」または「べいこ」が正しい読み方です。ビーフンも「米粉(べいふん)」が由来となっています。グルテンフリー食品や、セリアック病の認知度が高まり、米粉の食品は今注目されています。

グルテンフリー、セリアック病とは?
グルテンフリーとは、グルテンを含む食品を摂取しない食生活のことを言います。グルテンは小麦粉に含まれるたんぱく質が水に反応して形成されます。

もともとグルテンフリーはセリアック病患者のために考えられた食事療法でした。セリアック病とは、遺伝性の自己免疫疾患でグルテンに異常反応し、自己免疫系が小腸の組織を攻撃することで炎症が起き、小腸の細胞が破壊されてしまう病気です。

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米粉にはどんな種類がある?

米粉は原料となる米の種類によって、大きく2種類に分けられます。こちらでは、米粉にはどのような種類があるのか見ていきましょう。

  • うるち米が原料の米粉・・・新粉、上新粉、上用粉など
  • もち米が原料の米粉・・・餅粉、白玉粉など

この他にも、うるち米ともち米を混ぜて作っただんご粉や、米粒を加熱してから粉にする方法(アルファ型)で作られた寒梅粉、みじん粉、道明寺、乳児粉なども米粉の仲間です。

米粉の主な栄養素

米粉の栄養素と効果は?

米粉の主な栄養素は炭水化物です。他にも免疫力を高め、血や丈夫な骨を作る良質なたんぱく質、エネルギー源となる脂質、ナトリウムの排出を助けるカリウム、エネルギーを生成する働きがあるリンも含まれています。

  • 炭水化物炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • 脂質:脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す三大栄養素の中での一番のエネルギー源です。人間の体内では、取り入れた糖質をグリコーゲンとして保存するだけではなくて脂質にすることで、生体維持に必要なエネルギーが無くならないようにしています。細胞膜やホルモンの材料になり、コレステロールや中性脂肪として存在しています。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。

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米粉の使い方

米粉のオススメの使い方は?

米粉の特徴を利用して、様々な調理に活用してみましょう!米粉は、小麦粉にはない効果があります。

  • 天ぷらや揚げ物の衣に使えばカロリーオフ!・・・米粉は油を吸収しずらいので、揚げ物の衣に使えばサックリ・ヘルシーになります!
  • パンが外はパリッと中はしっとりに!・・・お米の香りがするので、和風の食材とも好相性のパンが焼けます◎
  • パンやケーキがしっとり仕上がる!・・・米粉は吸水量が多いので小麦粉で作ったものより、しっとりと仕上がります。
  • ホワイトソースなどがダマにならない!・・・米粉は小麦粉のように混ぜたときにダマになりません!ホワイトソースが滑らかに仕上がります。

小麦粉になはい魅力や嬉しい効果があるのがわかりましたね。たまには小麦粉ではなく、米粉料理にチャレンジしてみませんか?

米粉で作ったパンは硬くなりやすい?
米粉で作ったパンはできたてはおいしいのですが、冷めると硬くなってしまうのが難点。保存するときはラップに包んで乾燥しないようにしましょう。スライスして冷凍し、食べる時にトーストすれば時間が経っても美味しくいただけます。保温をしておきたい場合は、ラップに包んだ米粉のパンを保温状態の炊飯器に入れておくのがオススメです。

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米粉を常温保存する場合

それでは、米粉の保存方法を詳しく見ていきましょう!

保存期間・日持ちの目安は?

  • 常温で1〜2ヶ月です。

保存方法は?

開封した米粉を密閉できるタッパーなどに袋のまま入れ、直射日光の当たらない涼しい場所で保存しましょう。

米粉は基本的には常温で保存しても大丈夫です。湿気と虫対策のために、タッパーに入れて保存するのがオススメです。より対策するのであれば、乾燥剤を一緒に入れるのが良いでしょう。

米粉を冷蔵保存する場合

保存期間・日持ちの目安は?

  • 冷蔵庫で1〜2ヶ月です。

保存方法は?

  • 開封した米粉をタッパーや冷蔵用保存袋などに入れてから冷蔵庫へ

湿気が高い季節は冷蔵保存がオススメです。ただし、冷蔵庫の中はニオイが移りやすいので、ニオイの強いものと離し、タッパーや保存袋の中に入れて保存しましょう。

米粉を冷凍保存する場合

保存期間・日持ちの目安は?

  • 冷凍庫で6ヶ月です。

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保存方法は?

  • 冷凍用保存袋やタッパーに入れて冷凍庫へ

なかなか使う機会がない場合は冷凍してしまうのも手です。冷凍用保存袋やタッパーに入れてから保存しましょう。一度常温に出すと結露しやすいので、使う分だけ取り出すようにしましょう。

まとめ

米粉の保存方法と保存期間の目安をお伝えしてきました。最後にこちらに保存期間の目安をまとめます。

米粉の保存期間の目安は

  • 常温で1〜2ヶ月
  • 冷蔵庫で1〜2ヶ月
  • 冷凍庫で6ヶ月

ヘルシーで嬉しい効果がある米粉をご家庭で上手に保存して使い切ってくださいね!

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