粉ミルクは赤ちゃんが成長するために大切な成分が含まれている飲み物です。生まれたばかりの赤ちゃんに飲ませるものなので、安全なものを飲ませたいと思いますが、粉ミルクをどのように保存していますか?
- 粉ミルクとはどのようなもの?
- 粉ミルクの保存方法について
- 粉ミルクでミルクを作り方と注意点
粉ミルクを安全に保存するために必要な方法、開封後の賞味期限などについて紹介していきます。
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目次
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粉ミルクとは何?
粉ミルクとは、育児用調製粉乳ともいわれています。どのようなものから作られ、母乳とはどんな違いがあるのでしょうか?
粉ミルクとはどんなミルク?
粉ミルクは牛乳からできています。そのまま牛乳を加工して粉ミルクにしているわけではなく、赤ちゃんに必要な栄養素を加えて加工したものを粉ミルクにしています。
母乳との違いは?
粉ミルクと母乳、昔は粉ミルクは栄養がないなどといわれていましたが、現在は赤ちゃんに必要な栄養素が含まれており、大きな違いはありません。唯一の違いは、母乳には免疫物質が含まれており、赤ちゃんの成長に伴いその成分が少しずつ変化しているといわれます。
粉ミルクを使うメリット
粉ミルクを使うメリットは以下の通りです。
- 母乳が出ない・母乳が少ない・赤ちゃんが母乳を飲まない、などで感じる精神的負担を軽減
- 母親だけではなく、父親も赤ちゃんに授乳ができる
- 場所や時間を選ばず授乳をすることができる
- 母親の体を休める時間ができる
- 赤ちゃんがどれくらいミルクを飲んだか目で確認が可能
母乳を与えないことで愛着形成ができないなといわれることがありますが、母乳も粉ミルクも与える親の愛情は赤ちゃんに伝わるので、心配は全くありません。
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粉ミルクの安全に使うための保存方法は?
購入後の粉ミルクを安全に使うために注意することはあるのでしょうか。
開封前・開封後の賞味期限
購入後はならなず開封前と開封後の賞味期限を確認しましょう。
- 開封前:1年半
- 開封後:1ヶ月
開封してしまうと賞味期限は短くなります。早めに飲み切るようにしましょう。
冷蔵で保存する方法
粉ミルクを作った時に赤ちゃんが寝てしまい、飲まれなかった時、どうすれば良いかと納屋だ利したことはないでしょうか?作っておいた粉ミルクは、できるだけ早く飲ませることをおすすめします。
冷蔵庫で保存をした場合、まだ口をつけていない状態であれば常温で2時間の保存ができます。冷蔵保存をする場合は5℃以下の保存で24時間保存ができます。
しかし、一度口をつけてしまったが残ってしまった粉ミルクは20~30分以上の保存はおすすめできません。
ぐずってしまい、10分ほど時間を空けて飲ませる分には問題ありませんが、あまりに長くぐずってしまい飲まないと時には捨てるようにしましょう。
冷凍で保存する方法
作った粉ミルク冷凍保存することは可能ですが、1回分ずつ小分けして解凍時はミルクの温度調節などが難しいのでおすすめしません。
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粉ミルクを作る方法と注意点
赤ちゃんがおいしく安全な粉ミルクを飲むために必要な方法と注意点について紹介します。
容器の消毒方法
まずは粉ミルクを入れるための容器(哺乳瓶)の消毒が必要です。
- 哺乳瓶・乳首を専用の洗剤でブラシ洗いをする
- 消毒液を準備して1時間ほど浸す(消毒液の割合などは、消毒液に記載されている量を守って作ります)
- 使う時に消毒液から取り出し、軽くすすいでから使用する
粉ミルクの作り方
次に粉ミルクを作る方法を紹介します。
- 哺乳瓶にお湯を入れる(一度に分量全部のお湯を入れるのではなく70℃のお湯の半量入れる)哺乳瓶に月齢に合わせた分量の粉ミルクを入れる
- よく混ぜる
- その後再沸騰させたお湯を残りの分量入れて混ぜる
- 乳首をつける
- 適温に冷ます
適温に冷ます場合は、そのまま放置して置いたり、ぬるま湯まで冷ましたりして飲める適温まで下げていきます。水で一気に冷やすのは簡単ですが、冷たくなってしまいます。人肌が適温と言われる粉ミルク、少しずつ下げていくのがコツです。
飲ませる時の注意点
ミルクを飲ませる時、最初はコツはつかめず大変かもしれませんが、コツさえつかめば上手に飲ませることができます。
- 腕で首を支えるように抱っこする
- 哺乳瓶を立てて飲ませる
- 空気が入らないように乳首の部分にミルクが入っているようにして飲ませる
- 飲ませた後はげっぷを指せるようにする
紹介した方法では上手くできない場合もあります。赤ちゃんによっても、飲ませる際の飲ませ方、げっぷの出し方は変わってきます。慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、焦らず飲ませていきましょう。
まとめ
粉ミルクを安全に保存する方法と賞味期限、粉ミルクの作り方・飲ませ方について紹介しました。
この記事をまとめると
- 粉ミルクは牛乳からできており赤ちゃんに必要な栄養素を加えて加工したものを粉ミルクにしている
- 口にしてない粉ミルクは、常温で2時間、冷蔵で24時間以内飲み切るようにする
- 菌が付着しないように哺乳瓶などは消毒をして粉ミルクの調乳は70℃以上のお湯で行うようにします
粉ミルクを安全に保存するためには、決められた時間・期限内に飲み切るようにし、飲み切れない場合は処分をしましょう。
赤ちゃんは体調を管理できるのは親だけなので、親が気をつけていくことが何よりも大切です。