コイガとは?特徴と生態まとめ|駆除方法と予防策で衣類を害虫から守ろう

コイガ成虫

大切な洋服にに穴が開いてしまったなんてことはありませんか?

原因はもしかしたらコイガかもしれません。衣類を食べる害虫は大きく分けて2種類です。

  • カツオブシムシ類
  • イガ類
このページではその中からコイガの特徴と生態をまとめてご紹介いたします。

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特徴

koiga
引用:http://www.weblio.jp/

コイガの詳しい分布は不明ですが全国に分布しています。
イガより少ないですが近年増加してきています。時期は5月~9月に多く発生いたします。

幼虫が各種繊維を食害し、糞や吐糸により汚染されることもあります。
イガとは違い動物性の繊維も食べるため羊毛などの虫食いの原因にもなります。

卵は85個も生む

卵は暗い場所で産卵される、一匹のメスが85個ほど産卵を行う。

幼虫期

幼虫期のコイガが衣類を食べます。
ケラチンという動物性繊維を消化できるため、羽毛、羊毛などを食べることができます。

ナイロンなども汗や皮脂などがついていることで食害対象となる。高温低湿度が好きでその環境下では活発に活動する。

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成虫になると

コイガ成虫
引用:http://www.hohto.co.jp

成虫になると羽が生えるため飛ぶようになります。

光には飛来せず逆に暗い場所を好むのがほかのムシと少し違うところ。

コイガとの違いは?

イガとコイガ。名前からするとイガの子供がコイガ?なんて思いますよね。
名前だけ見るとよくわからないかもしれませんが、2種類を比較するとすぐに違いがわかります。
igaイガ koigaコイガ
薄い模様がある 模様が無い
 動物性の繊維を食べる
(ウール、カシミヤ、シルクなど)
 動物性・植物性の繊維両方食べる

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二種類の一番大きな違いは、食べる物です。

イガは動物性のものだけを食べますが、コイガは植物性のものも食べることが特徴です。

あとは大きさの違い、紋様の有無です。
イガは薄っすらと紋様があるのに対しコイガはありません。

この当たりは同じ衣類を食べる害虫のヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシと似ています。

コイガの発生源は?

コイガは高温低湿の暗い場所を好むのでタンスや家具の裏などに好んで潜みます。

衣類に卵を産むためクローゼットも危険です。
できる限り衣類には汗などを残さず綺麗にしておくことが大切です。

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駆除方法は?

駆除の方法としてはいくつかあげられます。

掃除機

やはり、埃を残しておかないことが一番。
こまめに掃除機をかけて埃のない部屋にすれば生息しにくい環境づくりができます。

防虫剤

防虫剤が効果的です。
タンスやクローゼットの中は防虫剤を入れて守っておきましょう。
こまめに替えておけば衣類に関しては安心ができます。

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バルサン

一度、現れてしまいトラウマになりそうな方には…一度部屋全体をリセットしましょう。
外的な要因には弱いので効き目は抜群です。

定期的な衣類のメンテナンス

色々と駆除の方法はありますが、やはり一番良いのはこまめに洗濯をすることです。
きていない服も干したりすることで駆除ができます。
ただ、外からくっつくことも考えてしまうときは気を付けましょう。

専門の業者さんへ

たくさん発生してしまい、もうどうしようもない場合は専門の業者にお願いするのが一番です。
駆除方法などでお悩みの場合は一度相談をしてみてもよいかもしれません。

まとめ

高級な衣類が好きなコイガは、ほっておくと大変なことになってしまいます。
対策だけしっかりしておけば安心もできますので大切な衣類がダメにならないようしっかりと対策を取っておきましょう。

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