紅茶の葉の保存方法・保存期間の目安を解説!常温・冷蔵・冷凍保存のポイントは?

温かい紅茶は寒い季節に欠かせないお茶ですよね。食後にスライスレモンを入れてサッパリと飲んだり、甘いミルクティーにしておやつ代わりにしたり、濃いストレートを作ってコーヒーのように楽しんだり……。気分に合わせて様々な飲み方ができるのが魅力です。

ティーバッグの紅茶は手軽で便利ですが、時間があれば紅茶の葉から入れたお茶はやはりおいしいものです。しかし一度開封してからなかなか減らずに輪ゴムやクリップで袋の口を閉じてそのまま、なんてことはありませんか?せっかくなら最後までおいしさと香りを保ったまま飲みきりたいですよね。この記事では、紅茶の葉の保存方法・保存期間の目安を解説します!

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紅茶の葉とは?

概要 チャノキ
英語 Tea plant
分類 ツバキ科
原産地 インド、ベトナム、中国西南部などとされる

紅茶(こうちゃ)の葉とは、摘み取ったチャノキの葉と芽を乾燥させ、もみ込んで完全発酵・乾燥させた茶葉のことを言います。紅茶は、伝統的に中国で栽培されていたチャノキの葉から作られていたが、インドのアッサム地方で高木になる変種のアッサムチャが発見され、以後はインドやスリランカなどではアッサムチャの栽培が盛んになりました。

紅茶の生産国は?
紅茶の最大の生産国はインドです。次にスリランカ、ケニア、トルコ、インドネシアと続きます。

紅茶の葉の種類

紅茶と一口に言っても、スーパーでかなりたくさんの種類を目にしますよね。アールグレイ、ダージリン、アッサムなど、聞いたことはあるけど、それぞれどのような特徴があるのでしょうか?こちらでは主な紅茶の種類をご紹介します!

  • アールグレイ・・・イギリスで人気の紅茶。ブレンドした茶葉にベルガモットの柑橘系フレーバーを付けたもの。アイスティーやミルクティーにして良く飲まれる。
  • セイロン・・・スリランカで作られている紅茶の総称。セイロンには、ディンブラ、ウバ、キャンディなどの品種に分かれる。
  • アッサム・・・インドの北部でつくられる紅茶の総称。とても濃厚な味なので一般的にミルクティーにして飲まれる。
  • ダージリン・・・インドのダージリン地方で生産される紅茶の総称。香りが良いのが最大の特徴。主にストレートで飲まれる。
  • ニルギリ・・・インド南部で生産され、位置的にはスリランカに近いことから、セイロンティーと似たやさしい味。レモンティーやミルクティーとして良く飲まれる。
  • キームン・・・キームンは蘭の花を思わせる香りと、やさしい蜜のような甘みを持った上品な紅茶。中国の安徽省祁門県で作られるものだけがキームンと呼ばれる。
  • ケニア・・・マイルドで飲みやすい味と、フレッシュな香りが特徴。クセがないためストレートとしても飲めるが、ミルクティーにしても合う。

栽培される地域や品種によって様々な紅茶があることがわかりましたね。好きな飲み方や気分に合わせてチョイスしてみてくださいね!

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紅茶の葉の主な栄養素

紅茶の葉の栄養素と効果は?

紅茶の葉にはたくさんの栄養成分が含まれています。代表的なものは、タンニン(ポリフェノール)カフェインビタミンEビタミンB1アミノ酸(テアニン)などが知られています。

タンニンに含まれている紅茶フラボノイドには抗酸化作用があり、体が錆びつくのを抑制してくれる効果があります。また、殺菌作用やインフルエンザウイルスの繁殖を抑える働きもあるため、風邪予防にも効果的です。コーヒーで有名なカフェインも紅茶には含まれています。気分転換や脳をスッキリとさせてくれる働きがあります。

紅茶に含まれるビタミンとして、抗酸化作用があるビタミンE、糖質を分解してダイエットをサポートするビタミンB1があります。紅茶のうまみに繋がるアミノ酸ですが、紅茶にはテアニンという成分が含まれており、リラックス効果があります。

  • タンニン:タンニンはポリフェノールの一種で、植物の渋みの味を持つ物質です。ワインやお茶、柿に含まれており、人間の体内の細菌の増殖を抑え駆除をする力があるので、食中毒の予防や風邪の予防に役立ちます。便を硬くして下痢を改善する効果もある栄養分です。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • カフェイン:カフェインは、体内に入ることで人間の自律神経系の交感神経を活性化させて、様々な効果を持ち栄養素です。脳の覚醒や血行促進、体の過剰な水分を排出させる利尿作用が強い成分です。加えて、体の中の脂肪を燃焼させる効果も持っています。
  • テアニン:テアニンは、お茶を口にする時の独特の甘みの成分で、リラックス効果があります。副交感神経を優位にさせる脳内物質のセロトニンやドーパミンを放出させます。加えて脳の記憶力や集中力を上げる働きを持っています。その他には、毛細血管の緊張を解すことで血圧を下げる栄養素です。
 

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紅茶の葉に賞味期限はある?

紅茶の葉は未開封の場合、賞味期限の目安はこちらの通りです。

  • 冷暗所で1〜2年

それでは、開封した紅茶の葉はどのように保存し、どのくらい日持ちするのでしょうか?次の項で解説します!

紅茶の葉を常温・冷蔵保存する場合

保存期間・日持ちの目安は?

  • 開封後、1ヶ月です。

保存方法は?

開封後は保存袋に入れて密閉、または缶やビンに入れて冷暗所か冷蔵庫で保存しましょう。

紅茶の葉は基本常温でOK
基本的に、屋内であれば紅茶の葉は常温保存で大丈夫です。気をつけたいのは日光や蛍光灯の強い光が当たるところ。常温で保存するなら、温度変化が少ない涼しい場所に保存しましょう。

どんな容器で保存がオススメ?

紅茶の葉を入れる容器は光を遮る密閉性の高いものがオススメです。缶の場合はパッキンがついているものが良いでしょう。ガラスのビンを使う場合は、光がなるべく当たらない保存場所を選びましょう。

紅茶の葉を冷凍保存する場合

保存期間・日持ちの目安は?

  • 冷凍庫で1年です。

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保存方法は?

お茶の葉を1回の量ずつラップに包み、冷凍用保存袋に入れてから冷凍しましょう。使うときに取り出しやすく便利です!どうしてもしばらく飲む機会がない場合や、紅茶の葉がたくさん手に入った時には冷凍が良いですね。

まとめ

紅茶の葉の保存方法と保存期間の目安をお伝えしてきました。最後にこちらに保存期間の目安をまとめます。

紅茶の葉の保存期間の目安は

  • 常温か冷蔵保存で1ヶ月
  • 冷凍庫で1年

上手に保存して、紅茶を最後までおいしく使い切りましょう!

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