琥珀糖はゼリー状の中身が生み出す食感が魅力?アレンジ方法も!

近年SNSなどを中心に、様々な「映え」スイーツが大流行しています。見た目が美しいことや、伝統的な職人芸が人気となり、最近では和菓子も若者に人気となっています。今回は、和菓子の中の一つである「琥珀糖」について解説していきます。

琥珀糖の最大の特徴はその見た目で、水色や紫色のグラデーションと、氷のような透き通った見た目をしており、「たべる宝石」と言われるほどです。

琥珀糖を見たことがない、食べたことがないという方は、是非今回の記事を参考にして作ってみてくださいね。今回紹介していくテーマは、

  • 琥珀糖とは?
  • 琥珀糖の魅力とは?
  • 琥珀糖の作り方
  • 琥珀糖のアレンジ方法

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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琥珀糖とは?

まずは琥珀糖とはどのようなお菓子なのか紹介していきます。どんな時に食べられたものなのか、琥珀糖の発祥や歴史などについて見ていきましょう。

琥珀糖の歴史は江戸時代から

琥珀糖の発祥は「江戸時代」まで遡ります。琥珀糖の原料となる砂糖は「遣唐使」によって中国から伝わったもので、当時の日本では手に入りにくくとても高価な食品でした。その為現代とは違い、食用ではなく「薬」としての役割を担っていました。

それから徐々に食用としての使用も目立つようになり、室町時代になると、高級な砂糖を使用した「ようかん」や「まんじゅう」などが茶の間で食べられるようになりました。

その後、安土桃山時代には南蛮貿易でカステラやビスケットといった洋菓子が持ち込まれ、江戸時代には海外から精糖技術が伝わり、日本でも広く砂糖が浸透するようになります。

海外から伝わった砂糖と、日本で古来より親しまれている寒天を融合させることによって「琥珀糖」は生まれました。

伝統的な夏の和菓子

琥珀糖はガラスのように透き通った見た目と、青や紫、黄色やオレンジなど、様々な色のグラデーションが美しい和菓子です。「水・川・空・夜空」など、その時期の季節によって様々な色の琥珀糖が作られ、季節の移り変わりを感じていたと言われています。

夏の涼しさや、明るい陽射し、夕暮れなど、琥珀糖から様々な季節感を感じることができます。夏のギフトとしてもとても人気で、多くの方に喜ばれる逸品です。

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琥珀糖の魅力とは?

琥珀糖は美しい見た目が特徴的なお菓子ですが、実は食感も特徴的で美味しいのです。琥珀糖の魅力について詳しく見ていきましょう。

結晶化した表面とゼリー状の中身が生み出す食感

琥珀糖は寒天と砂糖を溶かし合わせ、着色料で色付け、その後1週間程度乾燥させることで完成する和菓子です。乾燥することで表面の砂糖が結晶化し、外はシャリシャリ、中はプルプルの独特の食感を味わうことができます。

着色にレモンの皮を使用したり、コーヒーを使用するなど、原料によって様々なフレーバーを楽しむこともできます。好みのフレーバーと色で、五感を使って楽しむことができる和菓子です。

作るのもアレンジも簡単

琥珀糖は原料がとてもシンプルで、アレンジによって色々な味の琥珀糖を作ることができます。例えば先ほど紹介したようなレモンピールであったり、オレンジや甘夏など、様々なフルーツで作ることもできます。

その他にも、かき氷のシロップで様々な色にグラデーションしたり、コーヒーや紅茶といった飲料でも着色できます。アレンジの幅が広いのも特徴の一つと言えるでしょう。

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琥珀糖の作り方

実は琥珀糖は、材料がとてもシンプルで、工程も単純なため自宅で手作りすることも可能です。自宅で手作りする場合のレシピやポイントについて解説していきます。

粉寒天で作ると簡単

琥珀糖には棒寒天や糸寒天などを使用しますが、これらの寒天は溶かすまでに1日程度水に浸してふやかす必要があるため時間がかかります。

そこでおすすめなのが「粉寒天」です。名前の通り粉末状にした寒天なので、サッと溶けるためすぐに作ることができます。実はそれぞれの寒天によって食感や出来上がりが変わり、琥珀糖に一番おススメの寒天は「糸寒天」と言われています。

糸寒天は、滑らかで繊細な口当たりと、透明感のある仕上がりになります。より見た目や食感にこだわるという場合は糸寒天が良いかもしれませんね手軽に作るのであれば粉寒天がおススメです。

実際の手順

粉寒天を使用した琥珀糖の作り方の手順を解説していきます。材料は以下になります。

  • 粉寒天…4g
  • 水…180ml
  • グラニュー糖…270g     
  • 色粉または着色料

続いて手順を解説していきます。

  1. 鍋に粉寒天、水を入れ沸かす。
  2. 全体が透明になってきたらグラニュー糖を加える。
  3. 上記を天板に流し込み、好みで色粉やジュースなどを使い、色を調整する。
  4. 2時間ほど冷蔵庫で冷やし固める。

冷やし固めた寒天を天板から取り出し、お好みの形にカットし1週間ほど乾燥させる。

今回は「琥珀糖の作り方/How to make amber sugar – YouTube」こちらの動画を参考にさせていただきました。動画で実際の作っている様子も見られますから、チェックしてみてくださいね。

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琥珀糖のアレンジ方法

琥珀糖は食感や見た目が特徴的ですが、アレンジできる幅が広いことも特徴の一つです。おススメのアレンジ方法について見ていきましょう。

カラフルな琥珀糖に

食用着色料は様々な色があるため、赤や黄色、緑や青など、カラフルな琥珀糖を作ることができます。季節によって色々な色の琥珀糖を作ってみるのも楽しいですね。

いろんな味を作れる

先ほども少し紹介しましたが、琥珀糖にかき氷のシロップを使用したり、市販のジュースを使用することによって色々な味の琥珀糖を作ることができます。

まとめ

今回は、琥珀糖の作り方や特徴について解説していきました。

この記事をまとめると

  • 琥珀糖は江戸時代から続く伝統的な和菓子。
  • 粉寒天を使用すると手軽に作れる。
  • 食用着色料やかき氷のシロップを使用することで、カラフルな見た目になる。

いかがでしたか?琥珀糖について少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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