韓国では「辛味のある味噌」を調理に使います。そう「コチュジャン」です。しかし、世の中にはコチュジャンを食べてしまってアレルギーになる人も稀にいます。今回の記事では、コチュジャンのアレルギーについて、以下のような事をまとめていきます。
- コチュジャンとは一体何なのか?
- コチュジャンを食べてアレルギーになる原因は?
- コチュジャンでアレルギーになったらどうすればいいのか?
こんな内容になっています。記事を最後まで読んで頂き、コチュジャンのアレルギーについて徹底理解をしていきましょう。
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目次
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コチュジャンとは?
まず、コチュジャンとは一体何なのか?コチュジャンについて詳しく解説いたします。
韓国料理に欠かせない味噌
コチュジャンは一言で言うと「韓国料理に欠かせない辛味のある味噌」です。韓国料理は唐辛子を沢山使っていて辛いのが特徴ですが、その辛味の素になっているのが、コチュジャンなのです。炒め料理にも使えますし、そのまま火を通さずにも使える、万能調味料でもあります。
材料
コチュジャンの材料になっているのは、以下のような食材です。
- 米
- もち米
- 小麦
- 大豆
- 麹
- 唐辛子
米やもち米、小麦などの穀物に麹を加え、糖化させて発酵させます。そこに唐辛子を大量に加えて旨辛く味付けした物がコチュジャンです。多くの韓国料理の味付けとして活用されています。ただ辛いだけではなく、穀物のうま味成分も濃縮されているところがポイントです。
どんな料理に使われる?
コチュジャンが使われる料理は以下のようなものです。
- ナムル
- 豚肉と野菜の炒め物
- 石焼きビビンバ
- プルコギ
- 焼肉のつけダレ
こんな感じで、韓国の代表的な料理には殆どコチュジャンが使われているのです。炒め物に投入して、加熱してもいいですし、韓国風焼肉の味付けとして使ってもOKです。辛いだけでなく、うま味も一緒に入っているので、そのまま生で食べても十分に美味しく味わえるようになっています。
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コチュジャンでアレルギーが出る?
そんなコチュジャンを食べると稀にですが「アレルギーになってしまう人」もいます。一体何がアレルゲンとなって、体にアレルギー症状を出しているのでしょうか?考えられる物質を挙げてみました。
小麦アレルギー
まずは、コチュジャンに含まれている小麦でのアレルギーです。アレルギー体質の方の中には、小麦をアレルゲンとして持っている人が沢山います。
多くの場合は、大人になるにつれ小麦でアレルギー症状を起こさなくなりますが、小麦に対して敏感な方は大人になってからもアレルギーを起こしてしまうでしょう。
大豆アレルギー
次に、「大豆」でのアレルギーです。大豆も小麦同様に、アレルギー物質の1つに数えられます。大豆の場合も、子供のうちはアレルギーになりがちですが、大人になるにつれアレルギー症状が緩和されるのが普通です。
しかし、稀に大人になってからでもアレルギー症状が出てしまう事があるので、元々大豆アレルギーだった人は、コチュジャンを食べた時に気を付けて様子を見るようにしましょう。
魚介類アレルギー
さらには、コチュジャンに含まれる「魚介類の成分」でアレルギーになってしまう人もいます。コチュジャンには様々な種類があり、ものによっては魚介類の成分をプラスして作っているものもあるのです。
もし、サバなどの青魚にアレルギーを発症したことがある場合は、一度に沢山のコチュジャンを食べず、少量ずつ様子を見て食べていったほうがいいかもしれません。一度に大量に食べると、重いアレルギー症状になってしまうこともあります。
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アレルギーかなと思ったら
もしコチュジャンを食べてアレルギーになったのであればどうすればいいのでしょうか?対処法などもまとめておきます。
様子を見る
もし、コチュジャンを食べてアレルギーになった場合は、以下のような症状が出るはずです。
- 口の中がイガイガする
- 口の周りが赤くはれる
- 身体に蕁麻疹が出始める
- 咳やくしゃみなどが出る
- 下痢や嘔吐をする
- アナフィラキシーが起こる
このような感じで、多くの場合は「顔周りが赤く炎症を起こして痒くなるパターン」が多いでしょう。咳などのぜんそくのような症状が出ることもあります。アナフィラキシーなどの重篤な症状は殆ど起こらないはずですが、発症する可能性はゼロではないので注意しておきましょう。
悪化しそうならすぐに医療機関へ
コチュジャンを食べてアレルギーになる場合、即発型の場合だけではなく、「遅延型」で遅れて発症することもあります。もし、過去に穀物アレルギーになった経験のある方は、後から具合が悪くなることもあるので、症状が悪化するようであれば、迷わず病院に来院しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はコチュジャンを食べてアレルギーになる事もあるのか?ということを詳しくまとめてきました。最後に記事内容をざっくりと振り返っておきましょう。
この記事をまとめると
- コチュジャンは韓国料理には欠かせない、うま味と辛味の味噌
- コチュジャンには小麦や大豆などのアレルギー物質が含まれている
- コチュジャンを食べると、蕁麻疹などのアレルギー症状が出ることが稀にある
こんな内容となっていました。もし今まで食物アレルギーになった事がある場合は、一度に多くのコチュジャンを食べず、様子を見ながら食べていきましょう。
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