氷砂糖を食べ過ぎると危険?太る?中毒性があるって本当?摂取するメリットは?

皆さんは普段の生活で氷砂糖を食べる事はありますか?なかなか普段の生活では使う場面が少ない食材ではあると思いますが、ご家庭によっては常にストックしているという家もあるのではないでしょうか。氷砂糖は見た目も可愛らしく舐めるととっても甘いので、家にあればついお菓子のように食べてしまいがちですが、実は食べ過ぎるととても危険な食材なのです。

今回の記事では氷砂糖を食べ過ぎると体にどのような影響を与える危険性があるのかについて紹介していきたいと思います。

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氷砂糖とは?

氷砂糖って?

氷砂糖とは純度の高いショ糖の大きな結晶のことで、そのままかち割った状態のロック氷砂糖と形や大きさを揃えたクリスタル氷砂糖の2種類があります。

原料の主なものはグラニュー糖です。元々グラニュー糖は純度の高い砂糖を使用しているのですがさらにそれを精製し濾過したものが氷砂糖です。しっかり精製されているのでショ糖分が100%という砂糖の中でも最も高い純度を誇ります。

ショ糖とは?
ショ糖とはいわゆる砂糖の主成分です。即効性のカロリー源として非常に優秀なので様々な食品に使われています。人間に一番馴染み深い糖といえばこのショ糖になります。他の同じような糖類には牛乳などに含まれるラクトースとでんぷんのマルトースがあります。ショ糖のことをスクロースとも呼びます。

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氷砂糖の成分は?

氷砂糖の栄養成分表示は以下のようになっています。

<氷砂糖100gあたり>

  • エネルギー 400 kcal
  • タンパク質 0g
  • 脂質 0g
  • 炭水化物 100g(そのうち食物繊維0.1g)
  • ナトリウム 0g

この栄養成分表示でわかる通り100gあたりの全てが炭水化物です。100gあたり400kcalのエネルギーを持ちます。100gを一気に食べることはないと思いますがかなりのカロリー量ですね。こちらには表示されていませんが氷砂糖には微量のミネラル類が含まれています。

ミネラルとは?
ミネラルとは、生体を構成する主要4元素である酸素・炭素・水素・窒素以外の総称で「無機質」とも呼ばれます。私たちの体を構成する元素は、およそ95%を主要4元素が占めており、ミネラルは残りの5%ほどです。しかしこのわずかなミネラルは、骨や筋肉の元となったり、体の調子を整えたりといった重要な役割を果たしています

 

ミネラルは体内で作ることができないため食事などから摂取する必要があるとされており、糖質・脂質・たんぱく質・ビタミンと並んで五大栄養素の一つにも数えられています。ミネラルは不足すると欠乏症などの問題が生じますが、一方で過剰に摂取することによっても問題が起こると言われています。

 

「必須ミネラル」:ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素※引用:トリムミズラボ

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氷砂糖って食べ過ぎると危険

ダメ

では氷砂糖は食べ過ぎると体に悪いのかについて紹介していきたいと思います。

カロリー過多で太る

氷砂糖は適量を摂取するのであれば健康に害を与える可能性は非常に低いです。しかし食べ過ぎてしまうと様々な影響を与えてしまいます。氷砂糖と普通の砂糖との違いは純度の高いショ糖であるということ。純度が高いというと、なんとなく体に良さそうなイメージがあるかもしれませんが、それは全く違います。むしろ通常の砂糖よりも栄養素が削り取られてしまって、栄養価のない状態ですがカロリーだけはあるという状態なのです。

日本人は世界の人と比較しても砂糖や塩を摂りすぎている傾向にあるといいます。その差はなんと3倍ほどになるとされており、日本政府もかなり注意を呼びかけている問題です。

氷砂糖に含まれるカロリーは100gあたり400kcalと高いので、食べ過ぎには要注意です。お菓子代わりに氷砂糖を舐めるという方もいるかもしれませんがそれも少量までにしておきましょう。

依存してしまう

氷砂糖は非常に甘く美味しいので一つ食べるともう一つ食べたくなるといった「依存」を引き起こしやすいと言われています。気づいたら口に入れてしまっているという人も中にはいます。氷砂糖に限らず砂糖類には依存を引き起こす性質があります。脳は糖分をご褒美として認識していますので、氷砂糖を食べることで報酬がもらえたと勘違いし、また報酬をもらおうと行動させてしまうのです。

これが続いてしまうと、脳が常に糖分を摂取していないと「糖分不足だ!」と勘違いさせてしまい、 イライラしたり落ち着きがなくなるといった状態になってしまいます。これが砂糖の中毒性の原因です。

氷砂糖は小さい容量で非常に高いカロリーを持つため、食べるものがない時期の優秀なカロリー源でした。しかし今は飽食の時代です。食べるものに困らないのに氷砂糖をどんどん食べてしまうと簡単にカロリー過多になってしまい肥満を引き起こしてしまいます。

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適切に付き合えば体に良い?

様々な氷砂糖の悪影響について紹介してきましたが、氷砂糖を適切に摂取すると身体に良い影響を与えてくれる要素もあるのです。

鎮咳効果

氷砂糖舐めることで口の中が潤います。そうすると唾液がたくさん出てくれるため喉が潤います。喉が潤うことで空気の中に水分が含まれるようになるので気管支から肺にかけての空気の湿度を高めることができます。結果的に咳や喉の痛みを軽減させることができるのです。

これは飴玉でも同じような効果が期待できます。

エネルギー補給

氷砂糖にはごはんやパンと同じようなカロリーを持っているので手軽にエネルギー補給ができます。純度が高いことで、より体内に吸収されやすくなっている特徴もありすぐに体のエネルギーになってくれます。

また災害などで食料がない場合も役に立ちます。カンパンなどには氷砂糖が入っていますよね。もし大きな災害で被災した場合に食べるものがない場合はカンパンやその中に入っている氷砂糖を舐めると疲労感が減り活動する活力が湧いてくるでしょう。

梅シロップを作ればいろんな作用が!

氷砂糖は新鮮な梅と一緒に置いておくと梅シロップを作ることができます。氷砂糖のメリットではなくなってしまいますが梅シロップは非常に高い効果を持ちます。梅に含まれる解毒作用や殺菌作用、クエン酸などの疲労を軽減してくれる物質、食欲を促進してくれる効果、強い抗酸化作用などが含まれた美味しいシロップが完成します。

梅シロップにするだけで水に溶かして、いつでも簡単に梅ジュースが作れるようになるなどのメリットがあります 。 

脳疲労の回復

氷砂糖は純度が高いショ糖ですので、体内への吸収が非常に早いという説明は行いましたね。そのためかなり即効性があります。勉強や仕事で体を動かしていないのに疲れた感じがするのは脳が疲れているからです。そんな時に氷砂糖を一つ口に含むとすぐに脳に伝わるエネルギーになってくれるので脳の疲労を回復してくれます。

このように氷砂糖は使い方によって私たちの生活を豊かにしてくれるアイテムになります。食べ過ぎると毒にもなりますが、適度な量を適切なタイミングで使って健康な毎日を過ごせるようにしたいですね!

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まとめ

この記事をまとめると

  • 氷砂糖は砂糖よりも純度の高いショ糖のこと!
  • 食べ過ぎるとカロリー過多や依存を引き起こすため注意が必要!
  • 適切なタイミングで適切な量を食べれば私たちの生活をサポートしてくれるアイテムになる!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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