キウイアレルギーの症状と対処法|赤ちゃんや子供が検査や病院に行く目安は?

キウイは甘酸っぱくて子供から大人まで楽しめ、おやつにもぴったりフルーツですよね。

しかし、「キウイを食べると口がかゆい、喉がイガイガする。」「子供がキウイを食べると違和感を訴える。これってアレルギー?」「果物アレルギーな気がするけど、病院に行ったほうがいい?」このような悩みや疑問を感じたことはありませんか?

そこで、今回は以下のことについて詳しく解説します。

  • キウイアレルギーの反応は嘔吐や下痢など。口や喉がかゆくなることも。
  • キウイを食べてアレルギーの症状が出た場合、すぐに食べるのを止め、手や口をゆすぐ。
  • 果物アレルギーの重い症状が出た場合は早急に病院の受診を。

子供や自分が「キウイアレルギーかも。」と感じたことがある方は、この記事で正しい知識と対処法を身につけておきましょう。

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キウイアレルギー反応とは?

キウイは最もアレルギー反応の出やすい果物の1つです。キウイアレルギーにどのような症状があり、対処すればいいか疑問に思う方もいるでしょう。そこで、キウイアレルギーの症状と対処法を年代別に解説します。

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赤ちゃんの症状と対処法

赤ちゃんがキウイアレルギーを持っていた場合の症状は、下痢や嘔吐、喉や口の中がかゆくなるなどがあります。このような症状が出るのは、キウイに含まれるアレルゲンを体内で分解しきれないためです。

キウイを食べた後、赤ちゃんが吐いたり、口の周りが赤くなっていたりすれば、すぐに食べるのをやめさせましょう。また、口の中に残っているキウイはすぐに取り出し、口や手をゆすぐことも重要です。赤ちゃんがキウイにアレルギー反応を示しても、慌てず適切に対処してください。

MEMO
離乳食はどうしたらよいか

離乳食でキウイをあげる場合、必ず加熱しましょう。なぜなら、加熱することによって、キウイのアレルゲンを弱められるためです。

また、種は消化しにくいので、身の部分だけを使うといいでしょう。赤ちゃんは酸っぱいものが苦手なので、よく熟れた甘いキウイを選び、500wの電子レンジで20〜30秒加熱してください。キウイのアレルギー反応を和らげるためには、加熱して離乳食にすることが大切です。

子供の症状と対処法

子供がキウイアレルギーを持っている場合も、お腹の調子が悪くなったり、口の中や喉が痒くなったりします。子供がキウイを食べて、口の中の違和感を訴えるときは、好き嫌いの前にアレルギーを疑いましょう。

最初は症状が軽くても重症化する可能性もあるので、アレルギー反応があれば病院に相談することも大切です

・アレルギーで発熱した場合

アレルギーで発熱した場合は、病院で受診しましょう。このとき、以下のような情報があると診察に役立つでしょう。

  • 何を食べた
  • いつ食べた
  • どのくらいの量を食べた
  • 発熱はいつから
アレルギーが原因で発熱した疑いのある場合は原因食物が何かを確かめ、適切に対処するためにも早急に医師に相談しましょう。

 

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大人の症状と対処法

大人の症状も子供と同じで、口の中や喉にかゆみを感じたり、お腹がゆるくなったりします。また、花粉症の方はキウイアレルギーの発症確率も高くなります。これは、花粉症と果物のアレルゲン構造が似ているためです。

今まで普通にキウイを食べていてもアレルギーは急に発症することもあります。違和感を感じたらすぐに食べることを止めましょう。

・応急処置は水を飲むのがいい?

応急処置として水を飲めばいいという研究結果や根拠は見つかりませんでした。しかし、水分補給はアレルゲンに対抗するための免疫力向上には効果的です。

白湯にすれば、体も温まり、免疫力をより高められます。水分補給はアレルギー症状の緩和にも繋がりますが、即効性はないので応急処置とは言えないでしょう。

どのくらいの時間で治まる?

アレルギー症状が治まる時間は人それぞれです。これは、アレルゲンに対してどれだけ免疫が過剰反応するかが人によって異なるためです。

通常アレルギー反応は数分〜2時間の間に起こり、その後1時間程度で症状が治まる方もいれば、1日中続く方もいます。アレルギーがあると分かっている方は、キウイを食べることは避けましょう。

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果物アレルギーで病院に行く目安は?

アレルギー

果物アレルギーの症状が出て「このくらいで病院に行くのは大袈裟かな?」と疑問に思う方もいるでしょう。そこで、果物アレルギーで病院に行く目安について大人と子供に分けて解説します。

大人の場合

果物アレルギーの症状が出た場合は、内科やアレルギー科での受診がおすすめです。嘔吐、腹痛、呼吸が苦しいなどの症状があるときは、早急に受診しましょう。これはアナフィラキシーショックの可能性があるためです。

MEMO
アナフィラキシーショック:アレルゲンによって引き起こされる命に関わるほど過敏な反応や発作のこと
アレルギー反応の重さは人によって違うので、少しでも違和感を感じた場合は医師に相談しましょう。同じことが起こるリスクも減らせますよ。

赤ちゃんや子供の場合

赤ちゃんや子供に果物アレルギーの反応が出た場合は小児科を受診しましょう。嘔吐や下痢などの症状があればすぐに受診してください。これは、アレルギーではなく食中毒の可能性もあるためです。また、体の広範囲に皮膚の異常がある場合も早急な受診が必要でしょう。

赤ちゃんや子供に初めての果物を食べさせるときには、平日の午前中にし、症状が出たらすぐに病院に行ける時間にしておくことも重要です。

MEMO
子供のアレルギー検査はいつから?

子供のアレルギー検査は赤ちゃんでも受けられます。検査を受けるタイミングは、離乳食が始まる生後半年頃や、アレルギー反応が出てからなど、人によって異なります。遺伝などが心配で子供に検査を受けさせたい方は、まずは小児科に相談することがおすすめです。

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まとめ

キウイアレルギーの症状は口がかゆくなるだけと侮ってはいけません。

この記事をまとめると

  • 赤ちゃんから大人まで、キウイアレルギーで嘔吐や下痢、口や喉がかゆくなるという症状がある。
  • キウイアレルギーの症状がある場合は、すぐに食べることをやめ、手や口をゆすぐ。赤ちゃんの場合は食べた状況の記録を持って病院を受診すると◎
  • 果物アレルギーでアナフィラキシーショックが起こることも。嘔吐や腹痛、呼吸が苦しいなどの症状があれば早急に病院の受診を。

アレルギー反応は人によって症状の重さが違います。自分や子供のアレルギーに関して正しい知識を身につけておいてくださいね。