ケンタッキーの骨を飲み込んだけど大丈夫?病院に行った方がいいの?

フライドチキンと言えばケンタッキーフライドチキンですよね。他の部位と比べてサイズが大きい「リブ」などは両手を駆使して各部位を分解しつつ食べる人も多いでしょう。

リブは大きい部位となるため食べ応え抜群であると同時に、あばらなので「骨がやや多め」という特徴もあります。KFCファンからは「骨の周りの肉がおいしい」「ケンタッキーはこの部分が一番好き」といった声も少なくなく、通好みな部位ともいえます。

ですが、骨の周りの肉がおいしく、骨を取り除くのが手間とはいえ、「骨ごと食べる」というのは非常に危険なのです。今回は、

  • ケンタッキーの骨を飲み込んだら危険?
  • どんな病院に行けばいいの?
  • 骨まで食べるのは危険な理由
といったテーマでご紹介します。

スポンサードリンク

ケンタッキーの骨を飲み込んだら危険?

炊飯器レシピ】ケンタッキーチキンを入れて炊くだけ!の「鶏飯」作ってみた!味つけもあのレトルト1つ | 『あたらしい日日』  こんな時代のニューノーマルな暮らし方。食と農、生活情報をお届けしますケンタッキーの人気メニュー、フライドチキンには意外と知られていない注意点が存在します。

飲み込んだあとに何もなければ大丈夫

鳥の骨は生だと噛み砕いても尖った状態にならないのですが、加熱すると縦に割れるため、胃や食道を傷付けてしまい、腸閉塞や腹膜炎になってしまう恐れがあります

ただし、ケンタッキーフライドチキンのように高温で加熱されたものだと、噛み砕いたときに骨がぼろぼろに崩れるため、胃や食道に刺さることはあまりないといいます。

骨を飲み飲んで、痛みや違和感を感じないようであれば問題ないでしょう。

違和感がある場合は医療機関へ

噛み砕いた骨が鋭利に割れる場合があり、喉や喉の奥を傷つける可能性があります。万が一喉に刺さった場合は違和感が生じます。少しでも不安があれば医療機関を受診しましょう。

喉に刺さった事例も

過去に、かみ砕いた骨が喉や食道、胃、腸に刺さり、喉の粘膜に鶏の骨が刺さる事例があったといいます。

KFCの公式サイトには「骨を食べるとかみ砕いた骨が喉や内臓に刺さって危ないので、骨をしゃぶるのをおすすめします」と書かれています。そのため、骨を食べるのは危ないので絶対に食べないでください。

スポンサードリンク

どんな病院に行けばいいの?

喉の違和感なら耳鼻咽喉科

喉に骨が刺さった場合は、喉や耳、鼻などを専門とする「耳鼻咽喉科」を受診するのが望ましいでしょう。喉に刺さった骨は自然に抜けることがほとんどですが、長期間抜けずに放置すると傷口から炎症が起きる可能性もあります。 特に、喉の奥の方だと、特殊な器具を使って外科的に取ることもあります。

胃腸の違和感なら消化器内科

胃腸付近に骨が刺さった場合、胃や腸の粘膜だけではなく、他の臓器へ炎症が拡大して命にかかわることもあります。早めに医療機関を受診しましょう。

とりあえず主治医に相談するのもOK

骨を飲み込んでしまったと思われる際、かかりつけ医がいるのならまずは相談してみるというのもアリです。飲み込んだ人が小児や認知症の高齢者では、自分で医師に伝えられないため、家族や周囲の人から状況を伝えましょう。

CT検査をすると確実な診断につながります。骨は中で折れて取り出しても残っていることがありますが、CT検査では入り込んだ骨も診察できるといいます。

注意
明らかに大きな骨を飲み込んでしまった場合は、迷わず病院へ。何センチもある骨だと、胃酸で消化できるのか、小腸を無事通過できるのかわかりません。小腸へ移動してしまうと内視鏡でも対応できない恐れがありますので、早めの受診がポイントになります

スポンサードリンク

骨まで食べるのは危険な理由

刺さりやすい繊維が残るから

ケンタッキーフライドチキンのように加熱調理された鳥の骨は、加熱されたことで骨の構造が変化し、内臓に刺さりやすい繊維が残ってしまいます

細かく砕いても消化されにくいから

骨は、細かく砕かれていても食べ慣れていないと消化できない可能性があり、消化不良になると下痢が出やすくなります。「胃や腸に刺さらなければ大丈夫」と油断せずに、注意しましょう。

MEMO
最も大切なのは、慌てて食べないことです。理想の咀嚼回数は一口30回と言われています。ゆっくり噛んで食べましょう

まとめ

いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • ケンタッキーの骨は飲み込んだら危険。違和感があれば医療機関へ受診を
  • 骨を飲み飲んだ後、喉の違和感があれば耳鼻咽喉科、胃腸の違和感なら消化器内科へ
  • 骨まで食べて危険なのは、内臓に刺さりやすい繊維が残ったり、細かく砕いても消化しにくいから

ケンタッキーフライドチキンは、ドラム・キール・サイ・リブ・ウイングとさまざまな部位があります。その中でもリブが一番骨が多く、子どもの誤飲に注意が必要です。あらかじめ骨と身を分けてあげていると安心ですね。小さいお子さんにはナゲットなど骨のないメニューで代替しましょう。

スポンサードリンク