毛ガニは生食できる?活カニ・生カニとは?カニ刺しを食べるにはどうすればいいの?

皆さんはカニ料理といえばどんなイメージを持ちますか?カニ鍋?茹でガニ?カニ味噌をそのまま?カニしゃぶ?カニ料理はたくさんありますが、中にはカニのお刺身という食べ方もあるのです。ですが、そもそもカニは生で食べることができる食材なの?と聞かれても、即答できるほど安全性は高くないのがカニという食材です。

今回の記事ではカニは生で食べることができる食材なのか?どんなカニならお刺身として食べることができるのかについて紹介していきますね!

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お刺身として食べることができるカニはとってもレア!

今ですと、海鮮料理を提供するお店や、寿司屋、インターネットを利用すれば一年を通してカニは食べることができますよね。ですがそのなかでもお刺身として食べることができる蟹というのは非常に「貴重」なのです!

カニ刺しにできるカニはズワイガニ(越前ガニや松葉ガニ、加能ガニ)が基本ですが、毛ガニなどもカニ刺しとして食べることができます。ただしカニ刺しにできるのは「活カニ」だけなのです。

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活カニって?

活カニ(いけがに、かつがに、いきがに、と読む)とは、まだ生きているカニのことをいいます。どれだけ大きくても小さくても生きていれば活カニと呼ばれます。カニの業者でも生きたままの活カニの状態で販売しているところは非常に少なく、獲ったその日に冷凍してしまうのが一番鮮度を保つことができますし管理が簡単なので、一般的です。

さらに、ただ生きていれば良いというわけでなく、生けすの中にいるカニはどんどん体力が消耗していき、味が損なわれていきます。活カニの状態で販売するというのは、販売する業者も非常に手間がかかるので、カニ刺しにできるようなカニはあまり流通していません。

生カニというものもあるけれど、違いは?

カニを販売している専門業者のホームページなどを見てみると、「活カニ」の他に「生カニ」というものもあります。なんとなくイメージ的に活カニと一緒かな?と思うかもしれませんが、活カニと生カニは全く別物ですので注意してくださいね!

生カニは活カニと違って「生きていない状態」です。それでいて、熱処理(茹でたり焼いたり)を何もしていない状態のカニを言います。生カニは名前に生と書いてありますが、生食はできませんのでご注意ください。

生カニは「カニしゃぶ」で食べるときや、網の上で焼いた「焼きガニ」にして食べるのが一般的です。扱いが少し難しいので上級者向けの食材といえます。

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カニの刺身は結構危険!

先ほどまで説明してきた通り、カニのお刺身として食べることができるのは、生きている状態で販売されている活カニを調理した場合のみです。カニは水揚げされるとすぐに鮮度が落ちてくる食材ですので、非常に扱いが難しく、扱いに失敗すると様々なリスクがあるのです。

食当たりのリスク

新鮮な活カニを調理したとしても、食当たりを引き起こしてしまう可能性は十分あります。もちろんカニの刺身を提供しているようなお店では、食当たりを起こさないように最新の注意を払って提供しています。ですがそれでもカニの刺身をたべて食当たりを起こすということを100%防ぐことはできません食当たりになりたくない人は、加熱調理したカニを食べると安心です。

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カニのお刺身を食べたいなら!

ここまでの説明で、カニのお刺身を食べるにはかなりの手間と注意が必要だということが分かっていただけたのではないでしょうか?家でカニのお刺身をたべることの難しさ、危険性なども十分理解していただけたと思います。

ですが、どうしてもカニのお刺身をたべたい!という方もいらっしゃいますよね。ではどこに行けばより安全で美味しい、カニのお刺身を食べることができるでしょうか。

産地に行けば食べることができる!

カニのお刺身を食べたいなら、カニの産地に行くことをオススメします。それも旬の時期を狙っていく必要があります。カニの産地は北海道、福井県、兵庫県、鳥取県が有名です。

<場所別のカニのシーズン>

  • 北海道(タラバガニ):4~6月、11月~2月
  • 北海道(毛ガニ):12月~2月
  • 北海道(花咲ガニ):7~9月
  • 兵庫県(ズワイガニ):11~3月
  • 鳥取県(ズワイガニ):11~3月
  • 石川県(ズワイガニ):11~3月
  • 福井県(ズワイガニ):11~3月

旬のシーズンのカニは手ごろな価格で、しかも身がぷりぷりしていて本当に美味しいです。産地の近くの海鮮料理屋に行けば、運が良ければカニのお刺身を楽しむことができますよ!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?カニのお刺身というのは、管理がとても難しいのでとても貴重な料理だということが分かりましたね!もし食べる機会があれば、そのタイミングを絶対に逃さずに食べたいものですね!

この記事をまとめると

  • カニのお刺身は非常にレアな料理!
  • お刺身にできるのは活カニという、生きたままのカニだけ!
  • カニは鮮度が落ちやすく生で食べるのが難しい
  • カニのお刺身を食べたいなら、カニのシーズンに産地に行こう!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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