スーパーフードや美容に良いといわれているケールですが、健康に良いからと言って食べ過ぎてしまうことはありませんか?ケールは食べ過ぎると体に良くないといわれています。
- ケールの栄養と効能
- ケールの食べ過ぎが危険な理由
- ケールの上手な食べ方
ケールの食べ過ぎによって引き起こされるという甲状腺の機能低下、下痢の症状について詳しく紹介していきます。
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目次
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ケールの栄養や効能
ケールはスーパーフードと呼ばれるほど、栄養価の高い野菜です。どのくらいの栄養価があるのか紹介していきます。
話題のスーパーフード
ケールはその栄養価の高さを紹介されたことで、日本でも知られて食べられるようになりました。ケールは地中海沿岸が原産地とされ、ケールはキャベツの原種といわれていますが、キャベツよりも数倍もの栄養素があります。
ケールの栄養素を活かしてジュースや青汁、スムージーなどに使われることが日本では多いです。スーパーフードではありますが、独特な苦みがあるので敬遠する人もいます。
栄養や効能一覧
ケールの栄養素は以下の通りです。
- 食物繊維:3.7g
- βカロテン:2900μg
- カリウム:431mg
- カルシウム:220mg
- マグネシウム:44mg
- ビタミンB1:0.06mg
- ビタミンC:81mg
- 葉酸:120μg
- ビタミンA:242μg
- ビタミンK:215μg
ケールさえ食べていれば、他の食品はいらないのではないか?と思えるほどケールには栄養素がたくさん含まれています。スーパーフードといわれる理由はここにあります。
そしてケールの効果は以下の通りです。
- ビタミン不足を補う
- 便秘の予防
- 腸内環境の改善
- コレステロール値の上昇を抑える
- 体内に溜まった塩分の排出を助ける
- 骨粗鬆症予防
医者いらずとまではいきませんが、食べ続けることでこれらの効果を期待することができます。
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ケールの食べ過ぎは危険?
健康食品、スーパーフードであるケールなので、できるだけたくさん食べたいと思うかもしれません。しかし、ケールは食べ過ぎると危険があるといわれています。
チオシアン酸塩が甲状腺の機能を低下させる
ケールには甲状腺の機能を低下させるチオシアン酸塩が含まれてます。このチオシアン酸塩は、多く摂り過ぎてしまうと、甲状腺ホルモンの構成成分であるミネラル(ヨード)の働きに影響を与えてしまうのです。
甲状腺の機能が低下してしまうと、体の成長や臓器の働きを保つことができなくなってしまいます。
食物繊維が下痢を引き起こす
ケールは食物繊維がとても豊富です。食物繊維は適量を摂ることで腸内環境を正常化し、便秘の解消や予防に効果があります。しかし、ケールは食物繊維が豊富なので過剰摂取をしてしまうと、消化しきれずに消化器系のトラブルに繋がり下痢を引き起こしてしまいます。
栄養素の偏りにも注意
ケールは栄養素が豊富ですが、その栄養素には偏りや食べ方によって減ってしまうことも多いです。水溶性の栄養素が失われてしまうので、元々パーフェクトな野菜であるケールも偏りが生まれてしまいます。
ケールだけで栄養素を摂らず、さまざまなものから栄養素を摂るようにしましょう。
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ケールの食べ方
独特な苦みがが特徴のケールですが、おいしく食べる方法はあるのでしょうか?
1日の適切な摂取量
1日の野菜の摂取目標量は350g以上といわれています。ケールであれば100gの摂取で1日の野菜の1/3を摂ることが可能であり、栄養素によっては100gで1日の摂取量以上を摂ることが可能な栄養素もあります。
他の野菜などと合わせながら食べていくことがおすすめです。
おすすめレシピ
ここでケールを使ったレシピを2つご紹介します。
バナナとケールのスムージー
材料
- ケール:20g
- バナナ:1/2本
- 牛乳:100ml
- ヨーグルト:大さじ2
作り方
- 全ての材料をミキサーに入れて撹拌
飲みにくいと感じた場合は牛乳の量を増やしたりすると飲みやすくなります。
ケールとソーセージの炒め物
材料
- ケール:100g
- ソーセージ:6本
- オリーブオイル:大さじ2
- 塩コショウ:適量
作り方
- ケールは食べやすい大きさにカットして洗う
- ソーセージも食べやすい大きさに切る
- フライパンにオリーブオイルを入れて温めソーセージを炒める
- ソーセージに火が通ったらケールを炒める
- ケールに火が通ったら塩コショウで味付けして完成
ケールは炒めることで、苦さが少なくなり食べやすくなります。ケールはオリーブオイルと相性が良いので、オリーブオイルで炒めることで栄養価を失うことがなく食べることが可能です。
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まとめ
ケールの食べ過ぎに注意しなくてはいけない理由、なぜ甲状腺の機能低下につながってしまうのかについて紹介しました。
この記事をまとめると
- ケールは栄養素が他の野菜に比べて豊富でありスーパーフードといわれている
- ケールには甲状腺の機能を低下させるチオシアン酸塩が含まれているため食べ過ぎには注意が必要
- スムージーにして毎日飲んだり、ケールを炒めることで栄養価を失わずに体に取り入れることができる
ケールはスーパーフードであり、たくさん取り入れたい野菜ですが、摂り過ぎは甲状腺機能を下げたり、お腹を壊したりすることがあります。1日の適量を守り食べることで、野菜不足を解消することができます。