ケールでお腹を壊すことがある?摂りすぎは注意?一日の摂取量は?

最近海外セレブからも注目されているケールですが、食べたことはありますか?カフェに行くと、サラダに使われていることが多いですよね。

栄養価が高く、美肌効果や免疫力アップ効果が期待されていることから、健康や美容の意識が高い人から特に注目されています。

ですが、健康のためと思いたくさん食べた結果、中にはお腹を壊したという方もいます。そこで今回は、

  • ケールってどんな野菜?
  • ケールでお腹を壊すことがあるって本当?
  • ケールの一日量は?

について紹介いたします。

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ケールってどんな野菜?

そもそもケールとはどんな野菜なのでしょうか?「緑黄色野菜の王様」ともいわれているケールについて、基本的なことから紹介いたします。

ケールとは

ケールは、キャベツやブロッコリーの原種とされており、アブラナ科アブラナ属に属しています。原産地は南ヨーロッパの地中海沿岸で、暖かな気候での栽培が適しています。

1年中栽培と収穫が可能とされており、日本でも島根県や福岡県、鹿児島県などで栽培されています。

また、いろんな種類のものがあり、カーリーケールやベビーケールなどがあります。このカーリーケールやベビーケールは苦みが少ないので、サラダに使われることが多い品種です。

栄養

ケールに含まれている栄養素はたくさんあります。β-カロテンをはじめ、ビタミンCやビタミンE、食物繊維、ルテイン、メラトニン、カルシウムなどがあります。それぞれどんな効果があるのでしょうか。

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ケールの効果・効能

栄養

ケールにはたくさんの栄養素が含まれているので、期待できる効果もたくさんあります。では、どんな効果効能が期待できるのか、詳しくみていきたいと思います。

目の健康

ケールには、ルテインという栄養素が豊富に含まれています。このルテイン、「天然のサングラス」とも呼ばれており、紫外線などのダメージから目を守ってくれるという働きを持っています。

また、ビタミンAも含まれているため、眼精疲労の予防に繋がります。

皮膚や粘膜を丈夫にしてくれる

お肌のためにも重要な役割を担っているコラーゲン。このコラーゲンを生成するために必要な栄養素の一つがビタミンCです。ケールには、このビタミンCが豊富に含まれています。

また、ビタミンAも、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。

アンチエイジング

健康な人

ケールに含まれている栄養素には、抗酸化作用を持つビタミンが豊富に含まれています。中でも、ビタミンAビタミンCビタミンEは、特に抗酸化作用が高いです。

また、紫外線やストレス、たばこなどが原因で発生する活性酸素ですが、ケールに含まれている栄養素は、この活性酸素によって傷ついた細胞を修復する作用があるとされています。

不眠症改善

ケールに含まれているメラトニンという栄養素。このメラトニンは、別名「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。

睡眠ホルモンとは、体内時計に働きかけることで、睡眠と覚醒を切り替え、自然な眠りを誘う作用があります。また、メラトニンは、眠りを誘う作用だけでなく、抗酸化作用による病気や老化防止の効果も期待されています。

便秘解消

ケールには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、胃腸の調子を整える働きがあるので、便秘解消やダイエットの効果も期待されております。

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ケールでお腹を壊すことがあるって本当?

これだけ栄養価が高く、スーパーフードとしても名高いケールですが、中にはお腹を壊したことがある人がいるのも事実です。

では、どんなときにお腹を壊してしまうのでしょうか。ケールを食べるときの注意点について紹介いたします。

過剰摂取は注意

スーパーフードとはいえ食べ過ぎには注意が必要です。ケールには、チオシアン酸塩という物質が含まれています。このチオシアン酸塩は、過剰摂取することで甲状腺ホルモンに影響を及ぼすとも言われているのです。

食物繊維の摂りすぎでお腹を壊す

また、ケールに多く含まれている食物繊維ですが、効果が強すぎることもあるため、摂取するときには注意が必要です。消化器系の働きをよくしてくれる食物繊維ですが、過剰摂取することでお腹を壊すこともあるのです。

食物繊維には、水溶性食物繊維(水に溶ける)と不溶性食物繊維(水に溶けない)がありますが、ケールに含まれているものは不溶性食物繊維がほとんどです。

不溶性食物繊維は、水分を吸収し便のかさを増すことによって腸を刺激し、便を排出しやすくするという効果があるのですが、摂りすぎると便が大きく固くなりすぎてしまい、排出しづらくなってしまうのです。

過剰摂取には注意して、適量を摂取することが大切です。

ビタミンAの摂りすぎも注意

ビタミンAの摂りすぎも注意が必要です。ビタミンAは、過剰摂取すると尿に排出されず体の中に蓄積されてしまいます。

その結果、頭痛やめまい、吐き気やけいれんを引き起こすこともあるのです。ケールには、ビタミンAが豊富に含まれています。だからこそ、過剰摂取には注意が必要なのです。

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ケールの一日量は?

 

過剰摂取に注意が必要なケール。一日の摂取量はどのくらいが好ましいのでしょうか。

一日摂取量

ケールの一日の摂取量は明確には決まっておりません。ですが、ケール100g~120gに、一日分の緑黄色野菜量が入っているといわれています。

これを頭に入れておくだけで、一つの目安になるのではないでしょうか。

青汁なら

また、ケールを手軽に摂取するには、青汁で摂取することをおすすめします。

ケールの栄養素には、水に溶けやすいものや熱に弱いものも含まれているので、栄養価が高いまま摂取したいのであれば、調理せずに食べることが一番です。

とはいえケール独特の苦みもあるので、ハードルが高く感じてしまう方が多いのではないでしょうか。

青汁は粉末状になっているので手軽に摂取できますし、手軽にケールの栄養価を摂取できます。摂取量は1日1~2杯程度をおすすめします。

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まとめ

「ケールでお腹を壊すことがあるのか?摂りすぎには注意が必要」などについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • ケールは栄養価が高く、さまざまな効果が期待できる
  • 過剰摂取するとお腹を壊すことがある
  • 一日の摂取量に注意し、適量を摂取することが大切
  • 手軽に取り入れるには青汁で摂取することがおすすめ

もともとは「緑黄色野菜の王様」といわれるほど栄養価が高いケール。過剰摂取にさえ気を付けていれば、さまざまな効果が期待できます。

一日の適量を意識しながら、健康的にケールを取り入れてみてくださいね!

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