鰹節とおかかは同じ鰹節のように感じるけれど、何か違うのかな?おかかおにぎりと鰹節は何が違うのかな?とふと疑問に思うときはありませんか?この記事では鰹節とおかかの違い、言葉の由来、削り節や花かつおとは何かについて書いていきます。ぜひ最後までお読みください。
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目次
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鰹節とおかかの違い、由来
鰹節とおかかは同じもの?違いはあるの?おかかの名前の由来について解説していきます。
実は同じもの
鰹節とおかかは同じものになります。けれど鰹節おにぎりとは言わず、おかかおにぎりと言いますね。鰹節をしょうゆなどで味付けしたものをおかかといいます。
おにぎりに入っている鰹節の多くは、しょうゆなどで味つけしてあるのでおかかおにぎりというのです。
言葉の由来
昔と今では、おかかと呼ぶのに少し違いがあります。昔は鰹節の塊をおかかと呼んでいました。現在は、鰹節の塊を削った削り節や削り節を味付けしたものをおかかと呼んでいます。
鰹節をおかかというようになったのにはふたつの説があります。
- 室町時代に鰹節の塊の状態を「かか」と呼んでいたそうです。宮中の女房たちが丁寧な言葉である「お」をつけて「おかか」と呼ぶようになったのが始まりといわれています。
- 室町時代に鰹節の塊を端の方から引っ掻くように削るのが良いとされていました。端から削るという意味で「お掻き端(おかきは)」と呼ばれていました。「おかきは」がいつしか「おかか」と呼ばれるようになったそうです。
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鰹節とおかかの使い方
鰹節は鰹節を削り、味付けをしていない状態のもの。おかかは削り節に味付けをしているものとしてそれぞれの使い方にはどんなものがあるのか書いていきます。
鰹節の使い方
- だしをとる・・・しいたけ、昆布、煮干しなどとともに日本が誇るだし文化の代表でもある鰹。たっぷりのお湯に鰹節を入れてだしを取ります。
- 他の食材にかける、和える・・・青菜などにかけたり、和えると栄養価も風味もアップします。
- 煮物に入れる・・・たけのこに鰹を入れたものを土佐煮といいます。鰹がよくとれる高知県でよく作られる料理のひとつです。
おかかの使い方
- 佃煮風・・・だしをとった後のしいたけ、煮干し、などを炒め合わせてしょうゆなどで調味するとおかかの佃煮になります。
- おにぎりに・・・鰹の削り節にしょうゆをかけると簡単におにぎりの具材になります。
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削り節、花かつおとは?
鰹節の中でも削り節、花かつおと名称が違うものがあります。どこが違うのか解説していきます。
削り節とは
鰹節にも種類があるのを知っていますか?実は鰹節を作る時には中まで乾燥させるためにカビをつけます。カビというと驚くかもしれませんが、人体に無害のカビでこうじ菌によく似ているユーロティウム属の菌を使用します。
鰹節の作り方
- 燻した鰹の表面を削りカビをつけて、ムロと呼ばれる温度湿度を管理した部屋に寝かせてカビを育成します。その後天日干しをします。この作業を2.3回繰り返し鰹節ができあがります。カビをつけるのは、鰹の水分をなくし旨味を出すためです。カビをつける回数によって、鰹節の呼び名が変わってきます。
花かつおとは
鰹節の中にも「花かつお」と書いてあるものを見かけませんか?削り節と書いてあるものとの違いを下記にまとめました。
- 「花かつお」・・・カビをつけずに作られた鰹「荒節」から削りだしたもの。カビをつけていない分、鰹の香りを強く感じます。
- 「かつお節削りぶし」・・・「荒節」に2回以上カビをつけて燻した「枯節」から作られたもの。
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まとめ
ここまで鰹節とおかかの違い、言葉の由来、削り節や花かつおとは何かについて書いてきました。
この記事をまとめると
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鰹節とおかかは同じ鰹からできている。一般的には鰹節の削ずり節を味付けしたものをおかかと呼ぶ。
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おかかの由来は室町時代にさかのぼり、一説には「かか」と呼ばれていた鰹に丁寧語の「お」をつけたといわれている。
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鰹節は作り方によって名前が違ってきます。最高級の鰹節は本枯鰹節でカビを何度もつけて燻し水分を極限まで落としたもので主に高級料亭で使われています。
鰹節とおかかは原料は同じものになります。鰹節は栄養価も高く、タンパク質の宝庫でもあります。鰹のタンパク質には、体では作られない必須アミノ酸を含んでいます。鰹節は無添加で塩分も使われていないものが多いので、毎日少量でもとると体にもいいですよ。
おかかはおにぎりの具材として使われている場合が多いですね。コンビニで販売されているおかかおにぎりも、各メーカーによって味付けが違うのでお好みのものを見つけてくださいね。
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