鰹節は妊婦でも食べられる?どれくらい食べてもいいの?水銀の量は? |

鰹節といえば和食を作るときのダシ取りに使ったり、お好み焼きやたこ焼きにかけて風味を楽しんだりなど様々な使い方が出来ますよね。

そんな鰹節ですが、削られた状態で販売されている物がほとんどなのでもともとの鰹節ってあまり見たことがないという人が多いのではないでしょうか。カツオというくらいですので、魚という事はわかっているけれどカツオをどう加工したものなのかと詳しくわかる方は少ないですよね。

今回の記事では鰹節とはどんな食材なのか、栄養素、妊娠中に食べても問題ないのかについて解説していきたいと思います。

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鰹節ってどんな食材？

まずは鰹節とはどんな食材なのかについて解説していきたいと思います。鰹節はカツオの身をボイルして水分を26%以下まで燻製したものを言います。鰹節の中には削る前と削ったものがありますが、一般的には削る前のものを「鰹節」といい、削ったあとの物を「削り節」というようです。

鰹節は大きく分けると荒節と本枯節の2種類に分かれます。鰹節は鰹の頭と内臓を除去してボイルし、くん製したもののことを言いますが、本枯節の場合は荒節の表面にカビをつけて熟成発酵させた鰹節の事を言います。

＜荒節（あらぶし）＞

＜本枯節（ほんがれぶし）＞

一般的に流通している花かつおや出汁に使用されている鰹節のほとんどが荒節ですね。鰹節を発酵させた本枯節はお吸い物や、小パックで販売されていることがあります。

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鰹節は妊娠中に摂取したとしても、お腹の中の赤ちゃんに影響するほどの水銀が含まれていないといわれています。

確かにマグロやクジラなどの大型魚にはいくらかの水銀が含まれており、それらの魚を口にすることで体内に水銀が入り込む可能性があります。水銀が入った食品を妊娠中の方がたくさん摂取してしまうと、お腹の中の赤ちゃんの発達を阻害してしまいます。

ただし鰹節の場合は、基本的にそこまで量を食べるものでもありませんし魚の身を直接食べるわけでもないので摂取する水銀量はまったくないレベルなのです。

メチル水銀による胎児への影響

妊娠中にメチル水銀は胎盤を通じて胎児に届きやすく、摂り過ぎると『中枢神経障害』を起こします。中枢神経障害の主な影響は、感覚障害･運動失調･視野狭窄･聴力障害などです。

鰹節に含まれる水銀の量は0.14μgです。これが体に影響を与える量というと一週間に「味噌汁50杯、削り節パック90個」くらいを摂取する必要があるといいます。そもそも健康な人であっても、こんなにたくさんの味噌汁は飲めませんし削り節をこんなにつかうことはありませんよね。

なので「鰹節は妊娠中に食べても全く問題ない食品」と考えていただいてOKです。ちなみに注意するべきお魚はコチラです。

※1の魚は1回80gを週に1度まで

※2の魚は1回80gを週に2度まで

このような大型魚の身肉は避けるか、量をきちんと守って摂取するようにしましょう。ちなみにマグロやカツオなどが原料の「ツナ缶」も気にせず食べてOKな食品です。

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カツオにはタンパク質や鉄分、ビタミンD、ビタミンB群に加えてDHAやEPA、アラキドン酸などの優秀な脂肪酸が多く含まれています。その中でも妊娠中に特に役立つ栄養素について解説していきますね！

妊娠中は血液量が増える事が知られており、血液をたくさん作らなければならないので鉄欠乏性貧血になりやすいといわれています。鉄欠乏性貧血になると体のダルさ、息切れ、疲れやすさ等の症状が引き起こされます。

なので積極的に鉄分を多く含む食材を摂取することが推奨されていますが、そんな時に有効なのが鰹節です。ダシとして使ったり、ちょいかけでどんな料理にも使うことができる点が便利ですよね！

お腹の中の赤ちゃんの成長にはタンパク質がたくさん必要です。タンパク質は筋肉や皮膚、臓器の成長になくてはならない物ですが、そのほかにも酵素やホルモンなどの体の機能を調節する働きがある重要な栄養素です。特に妊娠中期からは必要になるタンパク質の量が増えるので、積極的に鰹節を利用したいですね。

体内では作り出すことのできない「必須脂肪酸」は動脈硬化を予防したり、神経細胞の促進やや脳の循環を改善するなどの様々な効果が期待されています。なかでもDHAは赤ちゃんの神経組織や目の網膜の材料になり、それらの発達に欠かすことができないものとなっています。

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いかがでしたでしょうか？今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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