カツオはどんな食材?相性がいい食べ合わせと悪い食べ合わせはある?

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みなさん、カツオは好きですか?カツオは、体力が落ちたときの栄養補給に最適の食材です。旬は地域によって異なりますが、一般的には夏~秋とされています。旬の食材で毎日元気に過ごしましょう!今回は、カツオについて、栄養価や食べ合わせ情報をご紹介します。

  • カツオはどんな食材?
  • 体にうれしいカツオの栄養!
  • かつおと相性がいい食べ合わせと悪い食べ合わせは?
というテーマでお送りします。

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カツオはどんな食材?

カツオは、スズキ目サバ科に分類される魚です。世界中の熱帯・温帯海域に生息し、日本では春に暖かい黒潮に沿って北上し、秋に南下します。産卵期は2回あり、夏と冬が産卵の季節です。生まれた稚魚はプランクトンを食べながら大きくなります。1年ほど経つと約15㎝ほどの大きさになり、4年で漁獲される50㎝ほどのサイズに育ちます。

春に北上するカツオを「初鰹」or「上り鰹」、秋に南下するカツオを「戻り鰹」と呼び、それぞれ、季節の味覚として好まれていますまた、世界的にはカツオの漁獲量の8割以上が缶詰に加工されています。

たたきや鰹節が有名

日本でカツオと言えば、カツオのたたきや鰹節が有名です。

カツオのたたきは、保存技術のない時代、漁師が船上で食べた賄(まかな)いが一般に伝わったとされています。3枚におろしたカツオの身を背と腹に分けて、焼き網で豪快にあぶることで、食べやすくなり、豊かな風味が味わえます。

鰹節は、カツオの肉を煮熟してから乾燥させた日本の保存食品です。味噌汁や和食の出汁の原料としてなくてはならない存在です。鰹節の歴史は古く、現在の鰹節に比較的近いものが室町時代(1338年以降)には既にあったようです。

カツオ100gあたりの栄養価は?

 

エネルギー

162kca

主要栄養素

たんぱく質

38g

炭水化物

0.5g

糖質

0.5g

脂質

1.1g

ビタミン・ミネラル

カリウム

630mg 

カルシウム

20mg

マグネシウム

40mg

5mg

ビタミンD

21㎍

ビタミンE

0.4mg

ビタミンB1

0.4mg

ビタミンB2

0.25mg

ビタミンB6

0.36mg

ビタミンB12

11㎍

参考:かつお(なまり節) 100gあたりのカロリーや栄養素情報 ライフログテクノロジー株式会社 (calomeal.com) 

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体にうれしいカツオの栄養!

たんぱく質

人体の約15~20%はたんぱく質でできています。たんぱく質によって、筋肉、肌、爪、髪、臓器、体内ホルモン、酵素、免疫物質などを作り出す重要な働きをしています。

ビタミンB12

ビタミンB12の含有量は、他の魚肉と比較して特に多く含まれています。葉酸や鉄分とともに赤血球中のヘモグロビンを増やし、貧血の改善に効果があると言われています。

また、神経細胞内の核酸の合成や修復を行う働きもあります。これにより、疲労回復や食欲の増進貧血の改善肌を健康に保つなどの効果に期待できると言われています。

ビタミンD

骨や歯を作るミネラル成分として、カルシウムは有名ですね。ビタミンDは、小腸や腎臓で、カルシウムやリンなどのミネラルを吸収しやすくする働きがあると言われています。骨の形成に大事な要素と言えます。

カリウム

カリウムは、体内に残った余分なナトリウムを排出する作用があります。主な効能は、高血圧予防むくみ改善筋肉を正常に保つことなどが挙げられます。

鉄分

成人のカラダには、3~5gの鉄が存在しています。そのうち7割は赤血球のヘモグロビン、筋肉のミオグロビンに多く存在します。鉄が不足すると、全身に酸素が十分に運ばれず、鉄欠乏性貧血が起こり、頭痛、集中力の低下、食欲不振などの症状が現れることがあります

DHAとEPA

DHAは活脳作用があるとされ、学習能力や記憶力を高め、痴呆症などの防止に作用すると言われています

EPAは、血液をサラサラに保ち、血栓をできにくくします。また、HDL(善玉)コレステロールを増やし、LDL(悪玉)コレステロールを減らす働きにより、動脈硬化などの生活習慣病を予防します

タウリン

タウリンは、含硫アミノ酸の一種です。人体において、胆汁の主要な成分である胆汁酸と結合し、消化作用を助ける働きがあります。効能としては、肝機能を助けるコレステロール値を下げる目の機能を改善むくみ改善動脈硬化の予防などが挙げられています

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かつおと相性がいい食べ合わせと悪い食べ合わせは?

相性が良い食べ合わせの食材

カツオと以下の食材を食べ合わせることで、健康へのさまざまな効果が期待されています。

老化防止・記憶力の増進

・かぶ

・ニンニク

・山芋

・ネギ

・ニンジン

胃腸を丈夫にする

・生姜

・ニンニク

・豆腐

・ニンジン

貧血予防・改善

・レンコン

・ニンジン

・ぶどう

食欲増進

・トマト

疲労回復

・ニンニク

その他、栄養が豊富な血合い肉ですが、生臭さが気になる方もいらっしゃるかもしれませんね。そんな時は、ぜひ、薬味と一緒にいただきましょう。ショウガやニンニク、あさつき、シソなどを合わせると生臭さが減り、酸化を防ぐことができます

漬物との食べ合わせは注意が必要?

食べ合わせについて調べたところ、「焼き魚×漬物」は注意が必要だということが分かりました。

魚は、良質なたんぱく質がたくさん含まれていますが、分解されるとアミンという物質に変化します。そのアミンが、漬物に含まれる亜硝酸と結合すると、発がん性物質に変わってしまうそうです。

また、焼き魚のコゲには、ベンゾ[a]ピレンという多環芳香族炭化水素が含まれています。これも発がん性が報告されています。大量に食べなければ問題はありませんが、注意しておきたいポイントです。

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まとめ

今回は、カツオについてまとめてみましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 春に北上するカツオを「初鰹」or「上り鰹」、秋に南下するカツオを「戻り鰹」という
  • カツオは、EPA・DHA、ビタミンB類、タウリン、鉄、たんぱく質など栄養豊富
  • 食べ合わせが良い食材は多い(例:カツオ+ニンニク=疲労回復)
  • 焼き魚と漬物の食べ合わせは注意!魚のコゲの部分もNG

血と気を補い、消化吸収を助けると言われているカツオ。疲れたカラダを元気にしたい方は、たっぷりの薬味を添えて食べてくださいね。

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