片栗粉で下痢・腹痛に!うどん・ラーメンは?便秘になる?下痢止め効果は?

片栗粉は料理にとろみをつけたり、お肉を柔らかく焼いたり揚げたりするときに使える万能食材で、多くのご家庭で常備されている食材ではないでしょうか。今回は、片栗粉で体調不良になる原因について紹介していきます。

片栗粉を食べて腹痛や下痢を引き起こす方は、一体何が原因なのでしょうか?そこで今回は、

  • 片栗粉の特徴
  • 片栗粉で下痢になる?
  • 下痢・腹痛の人にやさしい食べ物

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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片栗粉の特徴

片栗粉とはどのような食材なのか、原料やカロリー、使い道などについて詳しく見ていきましょう。

原料は?

片栗粉は、ジャガイモなどのでんぷんを粉状にした食品で、通常はお料理のトロミ付けなどに使われます。

中華料理などの餡の原料となることはもちろん、唐揚げや竜田揚げなどの「衣」としての役割もあります。日本の家庭では、小麦粉と同様にとても使用頻度の高い食品です。

本来の片栗粉は、カタクリの根っこから採取したデンプンを粉にしますが、ジャガイモの方が安価に大量生産できることから、市販されている片栗粉のほとんどはじゃがいもデンプンを原料とした片栗粉です。

小麦粉との違い

小麦粉と片栗粉は原料が違います。小麦粉は小麦、片栗粉はカタクリやじゃがいものデンプンが原料です。そのため、使用した時の食感などが大きく変わるという特徴がありますよ。

カロリー・栄養成分

片栗粉のカロリーは100gあたり330kcalです。鉄やリン、カリウムやカルシウムといったミネラルも多少含まれていますが、約90%炭水化物です。

主な使い道

片栗粉は水と熱を加えると粘度が増し、糊状になるという特徴があります。そのため、中華料理の定番である餡かけのトロミ付けなどに使用されます。スープなどに少量溶かして入れると、トロミがついて飲みやすくなるでしょう。

他にも食材をコーティングして保水力をアップさせる役割も担えます。お魚やお肉に塗って焼くことで、外はカリッと中はふわっとした仕上がりになります。唐揚げなどの衣にもよく使用されますよね。

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片栗粉で下痢になる?

片栗粉を食べて下痢になるのはどうしてなのでしょうか?原因について詳しく見ていきましょう。

片栗粉は下痢になる?

片栗粉を食べて下痢になる方も当然います。体質に合わないことやアレルギーなど、可能性は色々あります。加熱不足などで消化不良を起こす方もいるでしょう。食べ物は食べる人によって合う合わないがありますから、よく観察しましょう。

消化に悪い?

片栗粉はしっかりと加熱しないと消化に悪いという情報もあるようですが、基本的に根拠はないでしょう。そもそも片栗粉は大福などの周りにそのまま振りかけて使うこともあるため、加熱しないで食べることも可能です。

ただし消化に良いものではないので、一度に大量摂取はおススメしません。ちなみに小麦粉は加熱しないと食べられません。人によっては腹痛や嘔吐を引き起こします。

便秘になる?

片栗粉の食べ過ぎで便秘になるということは考えられないでしょう。理由としては、片栗粉には食物繊維が含まれていないからです。

下痢の場合に使える?

実は片栗粉は整腸作用が期待できると言われています。しかしこの効能は、本来の片栗粉である「ユリ科のカタクリ」から採取したデンプンを使用した場合に限ります。市販の安価な片栗粉は馬鈴薯デンプンで作られているため効能は期待できないでしょう。

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下痢・腹痛の人にやさしい食べ物

下痢や腹痛など、元々胃腸が弱いという方も多いですよね。その場合はどのような食べ物を食べると良いのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

おすすめの料理・食材

胃腸が弱い方は、食事をとるたびに下痢や腹痛に悩まされるという方もいるほどです。体の消化機能は様々なことに影響を受けるため、一概に食べ物が原因とは言えませんが、消化に優しい食べ物を食べてみるのも手です。

例えば野菜で言えば人参や大根、じゃがいもといった食物繊維があまり含まれていない野菜は消化に優しいです。食物繊維は腸内環境を改善する役割もありますが、消化に時間がかかるため体の負担となります。

たんぱく質でおススメはささみや鶏むね肉といったヘルシーなお肉です。溶いた卵やお豆腐などの大豆製品もおススメです。

避けたほうがいい料理・食材

逆に避けた方がよい「消化に悪い料理や食材」は、油の多い料理や食物繊維が多い食材です。こんにゃくやゴボウ、さつまいもなどの野菜は食物繊維が多いですよね。市販のオートミールやシリアルもおススメできません。

他にも、スパイスやカフェインを多く含む食べ物なども刺激物なのであまりおススメできないでしょう。体調が悪いときは和食です。和食は脂質が少なく、体に優しいメニューが多いのでおススメですよ。

片栗粉であんかけをつくるのも◎

病院の食事などで良く提供されますが、餡かけを活用するレシピは塩分などを抑えても美味しく食べられるため、胃腸が弱い方にとってはおススメです。煮物の味付けを薄めにし、トロミをつけて食べるのもおススメです。

まとめ

今回は、片栗粉で下痢や腹痛になることはあるのか、胃腸が弱っている時に食べるべき食べ物について紹介していきました。

この記事をまとめると

  • 片栗粉が原因で下痢や腹痛になることもあるが稀である。
  • 片栗粉は加熱しないでそのまま食べることも可能。
  • 体調不良の時は体に優しい料理や食材で体を労わる。

いかがでしたか?片栗粉について少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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