カシューナッツの賞味期限は?期限切れは食べれる?酸化したナッツは毒がある?

昨今、ナッツによる健康効果は特に注目を集めていますよね。その中でも独特の甘みが特徴のカシューナッツは、食感も硬すぎず子供から大人まで人気のナッツとなっています。

この記事では、カシューナッツを始めとしたナッツ類の賞味期限や、期限切れとなったナッツの活用方法について解説します。

記事の最後では、余ってしまったナッツの活用レシピも紹介しますのでお楽しみに。

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カシューナッツの賞味期限は?

カシューナッツの賞味期限はズバリ、製造後4カ月から6カ月になります。ナッツの賞味期限は、一律で定められているわけではありません。ナッツの各製造メーカーが自社で行った製品検査の結果を基に独自の賞味期限設定を行って定めています。

そのため、スーパーなどで売られているカシューナッツも、製造メーカーによっては賞味期限に違いが生じることとなります。

期限切れは食べれる?

期限切れのカシューナッツが食べられるかどうかは、どの程度賞味期限を超過しているかによって変わります。食品メーカーは賞味期限を設定する際に、1か月から2か月程度は余裕を持って製品保存検査などを行います。 そのため、賞味期限が切れたナッツであっても1か月から2か月程度であれば問題なく食べることが出来ます。 

ただし、賞味期限が切れた製品を食べることは、あくまで消費者の自己判断となるため注意が必要です。賞味期限が切れたナッツを食べたことで、万が一健康被害が生じた場合も製造メーカーに責任を負わせることは出来ません。また、半年以上賞味期限が過ぎたナッツは、未開封状態であっても食べるのは避けた方が良いでしょう。

カビ毒に注意

カシューナッツには、恐ろしいカビ毒である「アフラトキシン」が含まれている場合があります。アフラトキシンはナッツだけでなく、穀類全般に発生のリスクがあるアスペルギルス・フラバスと呼ばれるコウジカビの一種です。アフラトキシンは全て輸入食品から検出されるものの、大半が微量であり 直ちに人の健康に影響を与える心配はありません。 

また、厳格な基準値が定められているため輸入ナッツ原料に対しては、国がアフラトキシンの検査を行い、万が一検出された場合はその原料ロットを差し戻しにするなどの処置を取っています。

Point
ロットとは、一度に入荷する原料を製造日ごとに区切った数のことを言います。仮に一日に10トン製造する原料があった場合は、1ロットは10トンとなります。

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カシューナッツの正しい保存方法は?

 カシューナッツは正しく保存することで、長期間美味しさを保つことが出来ます。 ここでは、カシューナッツを保存する上で注意したいポイントを解説します。

酸化に注意

直射日光や空気に長く触れると、カシューナッツに含まれる油分が酸化することがあります。酸化が発生したカシューナッツの特徴は、口に含んだ際に鼻を突くような油臭さがすることです。 カシューナッツの酸化対策として有効なのは、脱酸素剤を入れてしっかりと封をして保存することです。 

湿気に注意

カシューナッツは、湿気を吸収することで柔らかい食感になってしまうことがあります。こうなってしまうと、ナッツ特有のカリッとした食感が失われ美味しさも半減してしまいます。 カシューナッツの湿気対策として有効なのは、開封したカシューナッツを保存する場合はエージレスやシケナイなどの乾燥剤を入れ、しっかりと口を閉じて保存することです。 

保存場所については、特に冷蔵庫などで保存する必要はありませんが直射日光と高温多湿の場所は避けて保存しましょう。尚、湿気てしまったナッツはフライパンで煎ることで、一時的にカリッとした食感に戻すことが出来ますよ。

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ピーナッツや落花生の賞味期限は?

保存・日持ち

ここまでは、カシューナッツの賞味期限について解説しました。一方で、別のナッツであるピーナッツや落花生などの賞味期限はどのくらいになるでしょうか?こちらも解説していきたいと思います。

ピーナッツ

ピーナッツもカシューナッツ同様でおおよそ4カ月から6カ月賞味期限のものが多くなっています。ただし、気を付けたいのはナッツに限らず食品の賞味期限が有効なのはあくまで「製品を開封するまで」であるということ。どんなに長い賞味期限が記載された製品であっても、製品を開封した瞬間に賞味期限は効力を失ってしまいます。 そのため、一度開封したピーナッツはなるべく早く食べきることが重要になります。 

落花生

生の落花生の場合は、乾燥させて作るピーナッツと違って賞味期限よりも短い「消費期限」が設定されることが多いです。 消費期限は食品を安全に食べられる期限であり、多くの場合2日から3日が設定されます。消費期限が過ぎた食品は、食べずに廃棄した方が良いでしょう。 

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古いナッツの活用レシピ

レシピ

大量のナッツが余ってしまい消費に困ってしまうことはよくあることです。ここでは、開封して古くなってしまったナッツを出来るだけ早く、上手に活用出来るレシピを紹介します。ただし原則としては、賞味期限の経過したナッツを食べることは自己責任になることを忘れないようにしてください。やはり、新鮮なナッツが一番美味しいですからね。

ローストナッツのキャラメリゼ

引用:クックパッド

ミックスナッツをフライパンで焦げ目がつくまで煎り、バターと砂糖でコーティングすれば香ばしいキャラメリゼの出来上がり。子供のおやつにも最適です。

ナッツ入りピリ辛肉味噌

引用:暮らしニスタ

砕いたナッツと刻んだニラを混ぜ、ひき肉と一緒にフライパンで炒めます。好みの調味料で味付けすれば、ご飯のお供に最適なピリ辛肉味噌が完成です。レタスに巻いて食べれば、よりヘルシーですよ。

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まとめ

今回は、ナッツの賞味期限について詳しく解説しました。

この記事をまとめると

  • ナッツの多くは4カ月から6カ月の賞味期限が設定されている。
  • 未開封状態であれば、1ヶ月から2ヶ月なら賞味期限を過ぎても問題なく食べられる。
  • アフラトキシンというカビ毒には注意が必要だが、国で基準が定められているので過度の心配はいらない。
  • ナッツを保存する際は、油の酸化と湿気に注意が必要。

カシューナッツやピーナッツの他にも、アーモンドやくるみなどナッツには様々な種類があります。お店で売られているミックスナッツもメーカーによって使用しているナッツが違うこともあるので、色々な製品を試してみるのも楽しいですよ。

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