粕汁は何歳から食べられる?酒粕のアルコール度数・子供に与える注意点

野菜や魚・お肉など具沢山の粕汁には酒粕が含まれていますが、子供に与えても良いのでしょうか?アルコールの危険性や、与える時の注意点について着目しました。今回は、

  • 粕汁にアルコールは含まれる?
  • 粕汁は何歳から食べてもいい?
  • 粕汁を子供に与える時の注意点

これらのテーマについて紹介いたします。

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粕汁ってどんな食べ物?

“粕汁(かすじる)”は、酒粕を加えて煮込んだ汁物料理で、近畿地方や関西地方を中心に食べられています。その理由は、それらの地域に酒蔵が多く存在するためです。

具材は主に鮭やブリなどの魚と野菜を入れることが多いですが、関西地方ではこれに豚肉を加えて食べられています。1年の中でも特に冬の時期に食べられています。

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粕汁にアルコールは含まれる?

粕汁は酒粕を入れた汁物ですが、酒粕とはお酒を絞った残りカスなので酒粕にはアルコール分が含まれています!

気になる酒粕のアルコール度数は、だいたい5〜8%程度と言われています。酒粕の種類によって度数は異なりますが、最低でも缶酎ハイと同じくらいのアルコール分が含まれているのです。

粕汁は何歳から食べられる?

粕汁に使う酒粕にはアルコールが含まれているため、“子供が飲んでも大丈夫?危険じゃない?”と思う方もいるかもしれませんが、 子供に粕汁を与えても問題ありません◎  アルコール分はしっかり加熱することで気化させることができるので、酒粕を入れてもアルコールも摂ってしまうことにはなりません。しかし、加熱時間が短いとアルコール分が飛び切らないこともあるので、調理時間には注意しましょう。

粕汁を食べても良い年齢ですが、酒粕は1歳を目安に食べても良い食材とされています。そのため、1歳未満の赤ちゃんには、酒粕を使用した粕汁は飲ませないようにしましょう。アルコール分は含まれていないものの、食べるのは1歳以降をおすすめします。

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粕汁で飲酒運転になることも!

粕汁にはアルコール分を含む酒粕が含まれていることがわかりましたが、実は粕汁を飲んで飲酒運転になることがあるのです…!

これまでに、粕汁を飲んだ後に運転した方が飲酒運転で検挙された事例が発生しています。2杯の粕汁を飲んだ2時間後に運転したところ、呼気からアルコールが検出されてしまったのです。

引っかかるほどのアルコール分が検出されたのには、調理方法が原因だったことが考えられます。粕汁を飲むと必ずアルコールが残ってしまうわけではなく、アルコール分を飛ばすことで安全に食べることができます。

子供に粕汁を与える際の注意点

子供に粕汁を与える時の注意点をいくつかご紹介します。

しっかり煮込む

酒粕が持つアルコール分を飛ばすためには、沸騰した状態で数分煮込むことが必要です。弱火でじっくり…だと、アルコール分が飛び切らず、残ってしまうことがあります。料理酒と一緒で、しっかり加熱することでアルコール分が飛ぶので、子供に与える時は特にしっかり加熱してください。

具材は小さく刻む

子供に粕汁を与える際は、野菜やお肉・魚などの具材を小さく刻んで煮込みましょう。小さく切った方が、早く火が通り柔らかくなりやすいです。

最初は少量から

粕汁は1歳から与えることができますが、子供によっては体に合わないこともあります。与えるのが初めての食材は、少量からにして様子をみましょう。

妊娠中(妊婦)も粕汁を食べられる?

妊娠中の食事には控えた方が良いものがありますが、妊婦さんもアルコール分をしっかり飛ばした粕汁であれば食べることができます◎ 妊娠中のアルコール摂取は胎児に影響があると言われているので注意しましょう。

少量であれば多少アルコール分が残っていても影響が出ることは考えにくいですが、食べ過ぎないようにしましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 粕汁に含まれる酒粕は、お酒の絞りカスなのでアルコールが含まれる!
  • 子供に粕汁を与えて良いのは1歳頃から!
  • しっかり加熱することでアルコール分を飛ばすことができる
  • 過去には粕汁を飲んだ後に運転し、飲酒運転で検挙された事例がある

粕汁は具沢山で栄養たっぷりの料理ですが、酒粕にはアルコール分が含まれているので子供に与える時は注意が必要です。沸騰した状態で数分煮ることでアルコールを飛ばすことができるので、調理の際は加熱時間や加熱温度に注意してみてください。

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