カシューナッツはほのかな甘みとカリッとした食感がおいしいナッツですよね。実はナッツのなかでも低カロリーなんですよ。そんなカシューナッツについて今回は以下のことについて解説します。
- カシューナッツはオレイン酸やリン、ビタミンK、B1、鉄、亜鉛などの栄養が豊富。
- 食べ過ぎは太る、高血圧など、体に悪影響も。
- 食事の30分〜1時間前に片手1杯分のナッツを食べると効果的。
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目次
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カシューナッツとは
カシューナッツとは、ウルシ科カシューの木の種子のことです。主な産地はインドやブラジルなどで、熱帯地域や海岸地域などのある程度湿気のある気候で育ちます。
それでは、そんなカシューナッツの栄養や効能・効果、カロリーについて解説します。
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栄養
カシューナッツは健康にいい栄養がたくさん詰まっています。というのも、オレイン酸やリン、ビタミンKが豊富に含まれているためです。
- オレイン酸:不飽和脂肪酸の一種。血液サラサラ効果があり、エネルギー源となる。
- リン:カルシウムとともに骨や歯を構成する。
- ビタミンK:骨を作るタンパク質の合成を助ける。
カシューナッツは健康維持に欠かせない栄養素を豊富に摂れるナッツと言えます。
効能・効果
カシューナッツには疲労回復や貧血予防、抜け毛予防の効果があります。これは、ビタミンB1や鉄、亜鉛などが含まれているためです。
- ビタミンB1:糖質のエネルギー生成を助ける。
- 鉄:赤血球を作る材料になる。
- 亜鉛:髪や肌に必要なタンパク質の代謝を促す。
カロリーは高い?
カシューナッツはカロリー制限をしている方にはおすすめのナッツと言えます。なぜなら、カシューナッツはナッツのなかでは低カロリーであるためです。
例えば、カシューナッツのカロリーは100gあたり576kcalであり、674kcalのクルミや720kcalのマカダミアナッツに比べるとカロリーは低いと言えます。
ただし、糖質はたくさん含まれているので、糖質制限をしている方にはおすすめできません。カシューナッツは低カロリー、高糖質と覚えておくといいでしょう。
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カシューナッツを食べ過ぎるとどうなる?
カシューナッツはほんのりとした甘みがおいしく、ついついたくさん食べたくなりますよね。しかし、食べ過ぎは体に悪影響があるので注意が必要です。そこで、カシューナッツの食べ過ぎについて解説します。
太る
カシューナッツは食べすぎると太ります。これは、カシューナッツは高糖質であるためです。
例えば、カシューナッツ10粒に含まれる糖質は20gであり、カップのアイスクリーム半分や、チョコレートクッキー1枚分に相当します。
栄養価が高い分、糖質も高いので、ダイエット中の方はカシューナッツの食べ過ぎは控えましょう。
高血圧
カシューナッツを食べすぎると高血圧に繋がる可能性もあります。なぜなら、市販のカシューナッツは保存期間を長くするために食塩をたくさん使っている可能性があるためです。
食塩を摂り過ぎると、食塩濃度を薄めるために水分が増えます。そのため、血液量も増え、血圧の上昇に繋がります。高血圧を避けるためにも、カシューナッツは素焼きのものを食べることがおすすめです。
コレステロール値の変化
カシューナッツは悪玉コレステロール値を減らす効果があります。なぜなら、オレイン酸が含まれているためです。
しかし、コレステロール値を低下させるためにカシューナッツを取りすぎると、糖質過多になる可能性もあるので、やはり食べ過ぎは控えましょう。
便秘解消
カシューナッツは便秘解消に効果的です。これは、食物繊維がたくさん含まれているためです。しかし、食べすぎると食物繊維の摂り過ぎで、便秘を悪化させてしまう可能性もあります。
適量でも十分に効果が得られるので、カシューナッツは食べ過ぎないほうがいいでしょう。
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脳にいい?
カシューナッツは脳にいいと言われています。なぜなら、亜鉛が含まれるためです。亜鉛は脳の情報処理を助けてくれる働きがあります。
肝臓にいい?
カシューナッツと肝臓はあまり関係ありません。肝臓の働きをよくしたい、二日酔いを避けたい場合は、アーモンドのほうがおすすめです。
これは、アーモンドにはビタミンEがたくさん含まれるためです。お酒のおつまみにはカシューナッツよりもアーモンドにするといいでしょう。
糖尿病には注意?
カシューナッツの食べ過ぎは糖尿病に繋がる恐れがあります。なぜなら、カシューナッツは他のナッツ類よりも食事後の血糖値の上がり方が緩やかではないためです。
しかし、他の食品と比べると比較的血糖値の上昇は緩やかなので、食べ過ぎない限りはあまり心配する必要はないと言えます。
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ナッツの食べ過ぎで痩せるって本当?
ナッツはいくら健康にいいとは言っても、食べ過ぎは痩せることには繋がりません。そこでナッツの適量や効果的な食べ方について解説します。
ナッツを1日100g食べるのは多い?
ナッツを1日100g食べるのは多過ぎます。なぜなら、ナッツは栄養価が高く、高カロリー・高糖質のものも多いためです。100gあたり600kcalになるナッツも多く、1食分のカロリーに相当してしまいます。
効果的なナッツの食べ方・1日の摂取量
効果的なナッツの食べ方は食事の30分〜1時間前に片手1杯分のナッツを食べることです。なぜなら、ナッツに含まれる食物繊維のおかげで、満腹感を得られ、食べ過ぎを防げるためです。
間食の適量は1日200kcal。片手1杯分のナッツ以上は食べないように心がけてくださいね。
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ナッツしか食べないのはNG!
当然ですがナッツしか食べないのはもちろんNGです。なぜなら、ナッツだけでは体に必要な栄養素を補えないためです。
食事はバランスが大切。ナッツは適量間食に取り入れて、普段の食事もしっかり摂ってくださいね。
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まとめ
この記事をまとめると
- オレイン酸やリン、ビタミンK、B1、鉄、亜鉛などカシューナッツには栄養がたくさん含まれている。
- 太る、高血圧など、体に悪影響もあるので食べ過ぎは禁物。
- ナッツの効果的な食べ方は食事の30分〜1時間前に片手1杯分のナッツを食べること。
カシューナッツは栄養豊富とは言え、食べ過ぎはよくありません。バランスの良い食生活を保ちながら、適量間食として楽しんでくださいね。
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