カルダモンアレルギーに注意!症状・副作用は?効能・使い方には何がある?

スパイスの女王とも呼ばれるカルダモン。カレーのみでなく、お菓子やパン作りの材料としても活躍します。

そんなカルダモンについて「カルダモンにアレルギーはあるの?」「どんな症状や副作用がある?」「効能や使い方は?」と疑問に思ったことはありませんか?そこで、今回は以下のことについて解説します。

  • カルダモンアレルギーを含む香辛料アレルギーの症例はある。
  • 痒みや湿疹、下痢、嘔吐などの症状が出る。
  • カルダモンには口臭予防効果があり、カレーやシナモンロール、コーヒーや紅茶との相性が良い。

あまり馴染みのないカルダモンについて詳しく知り、アレルギーのリスクに備えましょう。

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カルダモンってどんなスパイス?

カルダモンはガラムマサラにも使われ、カレーやお菓子作りに使えるスパイスです。名前を知っていても、実際どんなものか分かっていない方も多いでしょう。

そこで、カルダモンの味やシナモンとの違い、効能・効果について解説します。

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まずい?味は?

カルダモンの味や香りは好き嫌いが別れるでしょう。なぜなら、独特の香りを持っているためです。

カルダモンはすっきりとした香りと、柑橘系の爽やかな香りが合わさっています。味は生姜のようなほんのりとした辛味や苦味を持っていることが特徴です。

香りや味を活かしてカレーだけでなく、お菓子やパン作りにも使われることもあり、カルダモンは万能なスパイスと言えます。

シナモンとの違い

シナモンはカルダモンの代用品として使われることがあります。これは、カルダモンに1番近い香りや味を持つためです。

しかし、シナモンはカルダモンとは違って、ほのかな甘みを持っているのが特徴です。北欧ではシナモンロールにカルダモンも使われることがあり、シナモンとカルダモンは非常に相性が良いと言えます。

効能・効果

カルダモンには口臭予防効果があります。なぜなら、シネオールという成分が含まれているためです。

シネオールの消臭力は非常に高く、強いニンニク臭やアルコール臭、胃酸の匂いにも効果があります

インドではカレーを食べた後に飲むチャイにもカルダモンが使われており、口臭予防に役立っています。

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カルダモンの使い方

料理

カルダモンはカレーやお菓子作り、ドリンクにも使えるスパイスです。そこで、カレーやシナモンロール、コーヒーや紅茶のカルダモンの使い方について解説します。

カレー

カルダモンはインドだけでなく、スリランカやタイのカレーにも使われます。カレーに使うカルダモンはパウダーではなくホールカルダモンがおすすめです。

なぜなら、カルダモンの香りを存分に活かせるためです。カレー粉の主原料としても使われており、カルダモンをカレーに使えばさわやかな香りを楽しめるでしょう。

シナモンロール

お菓子作りにカルダモンを使うなら、シナモンロールがおすすめです。というのも、北欧風の本格的なシナモンロールを楽しめるためです。

カルダモンはお菓子やパンの香り付けにも使われ、クリスマスの北欧はカルダモンの匂いが街中に溢れているとも言われています。

カルダモンコーヒー

カルダモンコーヒーはインドやトルコなどで広く親しまれています。飲むタイミングは食後がおすすめです。

なぜなら、カルダモンコーヒーは後味がすっきりしており、消化を助けてくれる働きがあるためです。コーヒー1杯につき1個分のホールカルダモンを入れると十分な香りが楽しめます。

すり潰したカルダモンをいつものドリップコーヒーに混ぜて一緒に落とすだけで、本格的なカルダモンコーヒーが楽しめますよ。

カルダモン紅茶・カルダモンティー

カルダモンは紅茶とも相性ぴったりです。紅茶やカルダモンティーを楽しむならストレートはもちろん、ミルクティもおすすめです。なぜなら、カルダモンのすっきりとした辛味がより際立つためです。

いつもの紅茶のティーポットにカルダモンを落としてミルクを混ぜてもおいしく作れます。

さらに、牛乳と茶葉を入れた鍋にカルダモンを加えて煮出し、ロイヤルミルクティのように作るとカルダモンチャイも楽しめますよ。

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カルダモンアレルギー・副作用はある?

下痢・腹痛

例が少ないですが、カルダモンアレルギーになる方もいます。これは、カルダモンが持つアレルゲンに免疫が過剰反応するためです。

カルダモンアレルギーは香辛料アレルギーの一種なので、症状は香辛料アレルギーと同じです。香辛料のアレルギー症状、副作用は後ほど詳しく解説します。

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香辛料アレルギーの症状

下痢・腹痛

香辛料アレルギーは女性に多いと言われています。軽い症状で済む場合もありますが、アナフィラキシーショックなど命に関わる危険性があるので注意が必要です。

そこで、香辛料アレルギーの症状について解説します。

かゆみ・蕁麻疹

痒みや蕁麻疹など、皮膚に症状がでる場合があります。通常、香辛料を摂って数分〜数時間後に症状が出ます。あまりにひどい場合は、いつどんな香辛料を食べたか記録し、病院を受診しましょう。

下痢

香辛料アレルギーで下痢になることも。アレルゲンが体の中から出るまで症状が続きます。

嘔吐

嘔吐も香辛料アレルギーの症状のひとつです。吐き気や嘔吐など、消化器系の症状に加えて、かゆみや息苦しさなど、他の症状を併発する場合もあります。

子供のスパイスアレルギーに注意

子供のスパイスアレルギーにも注意が必要です。症例が少なくとも、小児のスパイスアレルギーが報告されているためです。

例えば、子供のペッパーやサフラン、ディルシードなどのアレルギーが報告されています。スパイスを摂ったあと、子供の様子がおかしければ、すぐに病院を受診することがおすすめです。

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まとめ

この記事をまとめると

  • カルダモンアレルギーは香辛料アレルギーの一種で、女性の発症が多い。
  • 香辛料アレルギーは痒みや湿疹、下痢、嘔吐などの症状が出る。
  • カレーやシナモンロール、コーヒーや紅茶にも使える。
  • カルダモンには口臭予防効果がある。

カルダモンはさまざまな使い方ができ、食事からお菓子作りまで使える万能なスパイスです。しかし、アレルギー症状が出ることもあるので、香辛料アレルギーについては正しく理解しておいてくださいね。

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