かりんジャムの味ってどんな感じ?リンゴやモモに似ている?作り方を解説します

皆さんは花梨という果物をご存知ですか?地方によってはメジャーな果物ですが、全く見た事も聞いた事の無いという方も少なくないのではないでしょうか。日本ではかなり歴史の深い果物ではありますが、加工しなければ食べることができないので、あまり市場にフレッシュな状態で並ぶことはない珍しい果物でもあります。

今回はそんなかりんという果物は一体どのような食材なのか、かりんの持つ栄養価、かりんを確保したかりんジャムの作り方や味はどのようなものなのかについて解説していきたいと思います。

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かりんとはどんな果物?

あまり馴染みのない果物のかりんですが、かりんは昔から商売繁盛の木と言われおり、お金に困った人が庭に植えるとどんどんお金が貯まると言われていたなどの歴史があります。かりんの果実には整腸作用や咳を鎮めたり、痰を除去するなどの風邪症状に効果があります。 

とても甘くてフルーティな香りを持つ

秋から冬にかけてかりんの実は一番成熟します。秋や冬の山を歩いていると、かりんが下にたくさん落ちているのを見かけます。かりんは熟すと梅と桃を組み合わせたような魅惑的な甘い香りを発します。

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かりんに含まれている栄養成分

かりんには食物繊維が含まれており、不溶性であるため腸内まで届いて便秘を解消するといった効果が期待できます。また、種の部分をそのまま食べることはありませんが、アミグダリンという喉に効く成分が豊富似含まれています。かりんがのど飴に用いられているのに納得ですよね。

  • 不溶性食物繊維:不溶性食物繊維は、食物繊維の中でも水に溶けることが出来ないため腸内まで届きます。腸まで消化されないため、便として排出されるのが不要姓食物繊維です。腸管を適度に刺激をするため、蠕動運動が活発化し食べ物の吸収や消化を助ける働きがあります。善玉菌の栄養にもなるため腸内環境もよくなることが知られています。
  • クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。

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生では食べられない!

ダメ

かりんは他の果物と違い生で食べることができません。かりんにはタンニンという渋さを作り出す物質が大量に含まれています。もしかりんを生で食べてしまったら、しばらくは口の中がひりつくような渋さに悩まされることになるでしょう。 

そもそも生で食べようとしても、かりんは非常に硬くゴムのような食感をしているので食べられないかもしれません。これはかりんの果実にはたくさんの石細胞という、固い細胞が含まれることが原因です。

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かりんジャムの作り方

かりんは生で食べる事が出来ませんので、いろんな方法で加工する必要があります。今回紹介するのは「かりんジャム」です。かりんジャムは他の方法に比べて保存期間がとても長いのが特徴で、かりんの甘い香りや風味を生かした加工方法なのでとてもおススメです。

<かりんジャムの材料>

  • かりん:2個
  • 砂糖:かりんの70%くらいの量(お好みでOK)
  • 水:約500㏄

<かりんジャムを作る手順>

  • ①かりんを縦に切って種を出し皮を剥く
  • ②果肉は細かく切っておく
  • ③種と皮だけをお鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れる
  • ④中火で煮込む(煮汁がトロトロになるまで)
  • ⑤こし器でこす
  • ⑥こしたものを鍋に戻し、果肉と砂糖を入れて中火にし15分~20分煮込む
  • ⑦再度こし器でこし、汁を鍋に戻して煮詰める(綺麗な茜色になったらOK)
  • ⑧ジャムを瓶に詰めて完成!

この方法で作るジャムは、喉が痛い時や風邪を引いた時などにそのまま舐めて摂取することも可能です。かりんはとても喉に良いので、喉の痛みをすぐに直してくれますよ!かりんジャムの味はリンゴとモモの中間の様な味わいです。独特の味わいを持つので表現するのが少し難しいので、実際に食べてみることをお勧めします。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?かりんにはたくさんの栄養素が含まれていることがわかりましたね。特に喉の痛みや風邪の予防に効果的な成分がたくさん含まれているので、風邪をひきやすい冬場に効果的です。かりんを手に入れる機会がありましたら是非かりんジャムを作ってみてくださいね!

この記事をまとめると

  • かりんはそのままでは食べることのできない果物
  • 甘くとろけるような香りのする果物である!
  • かりんジャムに加工するのがおすすめ!
  • 風邪予防や喉の痛みに効果的!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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