かりんもアレルギーが出る危険性がある果物?!注意するべきバラ科の果物と野菜!

皆さんはかりんという果物を食べたことがありますか?秋になるとスーパーなどでよく見かけるようになる黄色い大きめの梨のような形をした果物ですね。ビタミンCや抗炎症作用をもつ物質が多く含まれており、ホットドリンクやのど飴などに使われているのをよく見ますよね。そんなかりんですが、実はアレルギー症状を引き起こす原因となるバラ科の果物なんです。

今回はかりんなどのアレルギーを引き起こす可能性のあるバラ科の果物について紹介していきます。アレルギーの知識を蓄えておくことで家族や自分の安全を守ることができます。

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かりんとは?

名前 かりん(花梨)
別名 カラナシ、キボケ、アンランジュ
科名・属名 バラ科カリン属
開花期 3〜5月 


かりんは昔から商売繁盛の木と言われていました。かりんの果実には整腸作用や咳を鎮めたり、痰を除去するなどの風邪症状に効果があります。

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どんな果物?


かりんは果物と言っても果肉に石細胞(せきさいぼう)という細胞を持っており非常に固く、味も渋く生で食べることは出来ません。シロップやジャム、はちみつ漬け、果実酒などの加工をすることで美味しく食べることができます。

バラ科の果物アレルギーとは?

残念なことに甘くておいしい果物を食べた場合もアレルギー反応が生じる人がいます。果物を食べた後に口の中や喉にかゆみを生じたり、顔が腫れぼったくなったり、下痢や腹痛などの症状がでるようでしたら、もしかしたら果物アレルギーかもしれません。

バラ科とは?

バラと聞くと綺麗な花のバラを想像するかと思います。実はバラ科の植物というのは綺麗な観賞用のバラだけではなく、果物なども含まれることがあります。花の枚数やおしべの数で分類分けされているようです。

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シラカンバ(白樺)アレルギーを持っている人は交差反応に注意

バラ科アレルギーの説明をする前に、シラカンバアレルギーの説明が必要になってきます。 シラカンバアレルギーとはいわゆる花粉症の一つです。花粉症の原因となる植物にはスギ、ブタクサ、シラカンバ、ハンノキがあります。

シラカンバの花粉がもつアレルゲンの構造は、バラ科の果物がアレルゲンと非常に似ています。ですのでバラ科の果物を食べた時にシラカンバアレルギーと同じようなアレルギー症状が出てしまうことがあるのです。似た構造のアレルゲンを持つ食材に反応してしまうことを「交差反応」というものがあります。

アレルゲンとは?
アレルギーの原因となる物質のことをいい「食物性アレルゲン」「吸入性アレルゲン」「接触性アレルゲン」に分けられる。食べたり、吸ったり、触ったりすることでアレルギー症状を起こす可能性のあるものを言う。

バラ科の果物

バラ科の果物を食べるとシラカンバアレルギーの人はアレルギー症状が出る可能性があることを説明しました。

では次はバラ科の果物はどのようなものがあるのかを一覧にしてみました。

  • リンゴ
  • サクランボ
  • アンズ
  • ナシ
  • モモ
  • イチゴ
  • ウメ
  • ビワ
  • プルーン
  • カリン
  • マルメロ
  • ネクタリン

バラ科の果物は結構多いですよね。私たちの日々の生活に深く関わってくる果物も中には含まれています。上記の果物でアレルギー症状が出たことがある人は注意して食品を選んだ方が安全です。

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これが出たら注意!

アレルギー症状

アレルギー症状は非常に多岐に渡ります。

アレルギー

引用:miraizaidan.or.jp/allergy/anaphylaxis.html

バラ科の果物を食べた時にこの中でどれか一つでも症状が出たらバラ科の果物アレルギーを疑う必要があります。ただしアレルギーはすぐに出るものもあれば数週間後に症状が出る場合もあります(遅延型アレルギー)。これらは病院に行けば簡単に検査をすることが可能なので、気になる方はぜひ一度検査をすることをおすすめします。

バラ科の果物が1つでもダメなら、全部ダメ?

先ほど伝えたバラ科の果物を食べて症状が出た場合、他のバラ科の果物も全部ダメなのか?という心配をされる方も多いと思います。一概に何とも言えませんが、全部ダメということは基本的にはないようです。かりんがダメでもリンゴが大丈夫だったりといったようなことも往々にしてあるのです。

ただしたくさんの果物を、危険を冒してまで食べて確認するよりも、やはり病院に行って検査をする方が安全です。

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どれがバラ科の果物なのか知っておくことが大事

様々な情報をお伝えしましたが、大事なのはバラ科の果物でアレルギーが出る可能性があるということと、バラ科の果物がどういうものなのかを知っておくことで食材を食べた後の辛い体調不良を防ぐことができます。

果物はビタミン補給をする上で非常に重要なものです。この機会にバラ科の果物やアレルギーの症状を知って、うまく果物と付き合っていけるといいですね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?食材についての知識を深めることは自分自身や大切な人を守る力になります

この記事をまとめると

  • 花粉アレルギーからくる果物アレルギーというものもある。
  • バラ科の果物はどういうものかを知っておくことで注意することができる!
  • 心配な時は病院に行ってアレルゲンの検査をしよう!

今回のように食材について様々な知識をシェアしています。他にもたくさんの記事を掲載していますので気になった方は是非ご覧になってみてください。

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