梅干しといえば、酸っぱくて少し柔らかめの食感を想像する人も多いですね。弁当を買うと時々真ん中においてある梅干しはカリカリしているものがありますが、なぜカリカリしているのでしょう。
この記事ではカリカリ梅の食べすぎは太るのか、体に悪いのか塩分の危険性などについて書いていきます。ぜひ最後までお読みください。
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目次
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カリカリ梅とはどんな食べ物?
カリカリ梅とやわらかい梅干しとの違いを、解説していきます。カリカリ梅と柔らかい梅では使う梅が違うのです。カリカリ梅は固い食感を残すように完熟していない青うめを使い、やわらかい梅は完熟した梅を使います。
作り方の違いはカリカリ梅は調味液に漬け込むだけでできるのに対し、やわらかい梅は天日干しにして塩漬けにするなどの工程があるので手間ひまがかかっています。
使う梅や作り方は違いますが、同じ梅の実を使っているので栄養や効能はほぼ同じです。
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カリカリ梅に含まれる栄養・効果
カリカリ梅に含まれる栄養や効果をみていきましょう。
栄養成分
エムエーコーポレーション「甘酸っぱい大きなカリカリ梅3個入り」3個分の栄養表示
栄養素 | |
エネルギー | 14kcal |
タンパク質 | 0.4g |
炭水化物 | 2.9g |
食塩相当量 | 2.5g |
クエン酸 | 158mg |
<エムエーコーポレーションHPより引用>
上記以外にも梅には、ビタミンA,ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、カリウム、鉄、食物繊維が含まれます。
効能
カリカリ梅の効能には下記のようなものがあります。
<疲労回復>カリカリ梅に含まれるクエン酸には疲労回復効果があります。梅干しを思い出すと酸っぱさで唾液が出る方も多いでしょう。唾液が出ると、食欲がわいてくるので元気がないなと思うときにカリカリ梅をかじってみましょう。
<骨粗そ症の予防>クエン酸にはカルシウムや鉄分を吸収しやすく効果があります。
<アンチエイジング>梅に含まれるビタミンB郡には健康な肌や髪を作るのに欠かせない成分や脂質の代謝を促す働きがあります。またポリフェノールも含まれるので、アンチエイジングを心がけている方はおやつ代わりに食べるのもいいですね。
<貧血予防>梅には鉄分が含まれています。貧血が気になる人は、積極的に食べたい食材ですね。
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カリカリ梅の食べすぎは太る?体に悪い?
体にいい効能があるカリカリ梅ですが、体に悪いのでしょうか。
カロリー
カリカリ梅のカロリーは1個あたり約5.5kcalになります。カロリーだけ見ると低いので、おやつなどに向いている食材といえます。
塩分量
カリカリ梅は、食塩量が非常に多いのが特徴的です。上記は3個分なので1個分では0.8gの食塩相当量になります。日本人の1日あたりの食塩摂取量の目安は5〜7gです。普段食べている、日本食は味噌汁や漬物など塩分摂取が多い傾向にあります。また、外食が多い場合や加工食品には多くの塩分が含まれているので、思っているより塩分をとっているのです。
カリカリ梅はカリカリの食感が止められず、つい食べてしまうこともあるでしょう。1個は0.8gでも2個3個と食べると、1日の食塩摂取量の半分になってしまいます。特に妊娠中はむくみやすいので、塩分の多いカリカリ梅の食べ過ぎには十分に注意しましょう。
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カリカリ梅を毎日食べる危険性
カリカリ梅は、くせになる食感と病みつきになる味でつい毎日食べてしまう人もいるでしょう。お菓子ではなく梅なので、罪悪感が低いのも一因ですね。しかし、カリカリ梅を毎日食べるのは非常に危険です。
カリカリ梅は塩分の含有率がとても高く、毎日数個食べると塩分の過剰摂取になってしまいます。塩分を取りすぎると、むくみや高血圧を引き起こします。高血圧は、血管や心臓に負担がかかり動脈硬化や脳や血管のさまざまな病気を引き起こす可能性があるのです。
また塩分を取りすぎると、体内の余分な水分が排出されなくなりむくみやすくなります。体がむくむと太ってしまいます。
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カリカリ梅の1日の摂取量の目安
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まとめ
ここまでカリカリ梅の食べすぎは太るのか、体に悪いのか塩分の危険性などについて書いてきました。
この記事をまとめると
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カリカリ梅は、カリカリの食感になるように完熟していない青うめを調味液に漬け込んだ食品である。
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栄養成分や効能は梅干しとほぼ同じで、疲労回復効果や食欲増進効果などがある。
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カリカリ梅は塩分の含有量が多く、食べすぎると高血圧やむくみやすくなり太る可能性がある。
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カリカリ梅は1日に1個、できれば毎日食べるのは避けた方がベターである
カリカリ梅はお菓子に比べて、体に良さそうなので食べている罪悪感が低くつい食べすぎてしまいますね。カリカリ梅には疲労回復効果や食欲増進効果もあります。
しかし、塩分が非常に多く含まれているので高血圧やむくみやすい体質になる可能性があ高いです。食べ過ぎには十分に注意し、時々食べるくらいにしておきましょう。
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