カリカリ梅はカリカリっとした食感がとても心地よく、程よい酸味が美味しい梅の加工品ですよね。そんなカリカリ梅ですが自宅でも作ることが出来るってご存知でしたか?
今回の記事では、
- カリカリ梅はなぜカリカリなの?
- カリカリ梅の作り方
- カリカリ梅を作るときのポイント
- アク抜きは必須なの?
- アク抜き方法
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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カリカリ梅は何故カリカリするの?
カリカリ梅は「カリカリした食感」と「爽やかな梅の風味」が魅力の食べ物です。昔ながらの完熟梅干しには大量の塩が使われていますが、カリカリ梅には基本的に塩分濃度が濃くないです。なので、強烈な塩辛さよりも、梅自体の適度な香りを感じやすいでしょう。
その他、青梅を使って作っているので、カリカリした仕上がりになっています。
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なぜカリカリに?
カリカリ梅は青梅の状態で収穫して、すぐにカルシウムに漬けることで果肉に含まれるペクチンがペクチン酸カルシウムになり柔らかくならないようにしています。
このような工程なので干すことがなく、梅干しとは全く違った美味しさになるのです。
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カリカリ梅の作り方
では、カリカリ梅の具体的な作り方をご紹介していきます。ポイントも幾つかあるので、ポイントを押さえながら作っていきましょう。
作り方と注意点
カリカリ梅の作り方は、こんな感じです。
アク抜きをした梅の水分を良くふき取り、へたをつまようじなどで取っておく 卵の殻の薄皮を取り除いたものを、電子レンジで1分程度チンして乾燥させる 卵の殻はだしパックなどに入れ、2つに分けておく 保存用の瓶を煮沸消毒してしっかりと水分をふき取る 青梅を丁寧に一段ずつ敷き詰め、間に塩を入れて段々に層にしていく 半分くらい詰めたところで1つ目の卵の殻を入れる その後も瓶の上段まで塩と梅を交互に積める 最後にホワイトリカーを瓶の上まで流しいれ、梅の2倍以上の重しを置いて3日放置 3日たつと重しを取り除いて、瓶に蓋をし軽く混ぜてそのまま1か月間漬け込むと完成
このような感じで、簡単にカリカリ梅は自宅で作れます。ポイントは「梅の水分を事前に良くふき取ること」です。梅は傷みやすい食材なので、水分がない方が綺麗に仕上がります。
カリカリ食感はカルシウムでつくる
さらに、「卵の殻」を必ず入れるのがポイント。卵の殻のカルシウムの成分が、カリカリ梅の食感をうまく出してくれるので、必ず一緒に漬け込むようにしてください。
市販のカリカリ梅は添加物で程よく酸っぱい
もし、どうしてもカリカリ梅が上手に出来なければ、市販されている「カリカリ梅の素」というものを買うのもおすすめです。この製品には、プロが使う添加物が入っているので、カリカリ梅を簡単に作れるはずです。どうしても渋さが気になる場合は、市販の商品に頼ってみましょう。
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青梅は絶対にアク抜きが必要?
カリカリ梅を作る工程で青梅のアク抜きが必要になりますが、アク抜きは必ずやったほうが良いです。その理由についても解説していきますね。
手作りは苦味や渋味が残りがち
自宅でカリカリ梅を作るとどうしても苦みや渋みが残ります。青梅は沢山のアクが含まれているため、通常のアク抜き手段でも摂り切ることが難しいのです。スーパーで販売されているカリカリ梅は、特殊な食品添加物を入れて漬けられているため、灰汁などのえぐみが完全に除去されています。
しかし、家庭でカリカリ梅を作る際は、こういった添加物を入れることができないので、渋みのあるカリカリ梅になってしまいがちなのです。
自宅でもきちんと丁寧なアク抜きを行えば、最低限の苦みやえぐみはここで除去することが出来るでしょう。
苦味が取れない場合は梅が原因の場合も
ただし、どんなに丁寧にアク抜きをしても苦みやえぐみが取れない事はあります。その場合、「ウメ自体」に問題があることが殆どです。残念ながら、梅にも「アクが強い個体」は存在するので、うまくアク抜きできる時と、出来ない時があるのです。それを事前に知っておきましょう。
正しいアク抜き
青梅をアク抜きする正しい方法は、以下の通りです。
青梅を大きめのボウルに入れ、そこにたっぷり目の水を入れる ボウルの中で優しくゆすりながら表面の汚れを落としていく 一度水を換え、そのまま2から3時間程度水に浸けておく
このように、水にある程度の時間を浸けておくことで、青梅のアクは除去されます。ポイントしては、梅は非常に傷がつきやすいので、事前に表面の汚れを落とす際、なるべく優しく扱ってあげることです。傷が多く入ってしまうと、カリカリ梅が上手に作れません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- カリカリ梅は「カリカリした食感」と「爽やかな梅の風味」が魅力の食べ物
- カリカリ梅は青梅の状態で収穫してすぐにカルシウムに漬けることで柔らかくならないようにしている
- 自宅でもカリカリ梅を作ることが可能
- アク抜きは必須
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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