山椒によく似た植物に『カラスザンショウ』というものがあります。山椒と同じように食べられるものですが、毒性はないのでしょうか?また、山椒との違いには何があるのでしょうか?今回は、
- カラスザンショウの特徴・味
- 毒性はない?
- 山椒との違いは何?
- カラスザンショウの効能
これらのテーマについて紹介いたします。
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カラスザンショウとは?
特徴
カラスザンショウとは、ミカン科の落葉樹で山椒の仲間です。木の高さは15mほどで、幹や枝にはトゲがあるのが特徴です。カラスザンショウは匂いも特徴的で、柑橘類の爽やかな香りがします。
カラスザンショウは実や葉っぱを食べることができ、主な食べ方には天ぷらや和え物・薬味などがあります。また、カラスザンショウの果実は『青椒』として咳止めの民間薬に使われることもあります。
毒性はない?
カラスザンショウは食べることができる植物ですが、『アルカロイド』という毒性を持っています。この毒性は弱いですが、樹液に触れるとかぶれることがあります。
『カラスザンショウ』という名前の由来は、鳥のカラスが実を食べることが由来となっています。カラスが食べたものがフンとして地に戻ることで新芽を出し、増えているようです。
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カラスザンショウと山椒の違い
カラスザンショウは山椒の仲間で、葉の見た目や香りがよく似ています。一番の大きな違いは、木の大きさです。カラスザンショウが高さ15mに成長するのに対し、山椒はは3〜5mと背が低い違いがあります。
ちなみに、山椒などの刺激が強いものを食べると腹痛や下痢を起こすことがあります。原因は刺激の他に、アレルギーである可能性もあります。
詳しい原因や症状・対処法については、下記記事で紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
また、山椒に似た植物はカラスザンショウ以外にも存在します。そして山椒にも、『山山椒』や『和山椒』といった種類があります。似ている植物や種類について興味のある方は、こちらも合わせてチェックしてみましょう!
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カラスザンショウの栄養成分と効能
栄養素
カラスザンショウは一度にたくさん食べる食材ではありませんが、これらの栄養素が含まれています。料理にピリリとした刺激を加えたい場合に活用してみましょう。
- マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
- リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
効果・効能
カラスザンショウを食べることで、様々な効果を期待できます。
- 胃腸の機能アップ
- 白髪予防・改善
- 脳の活性化
- 代謝アップ
- 美肌効果
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まとめ
この記事をまとめると
- カラスザンショウは山椒に似た植物
- 味や風味・香りは山椒に似ているが、毒性アルカロイドを含む
- 食べ方は薬味や天ぷら・和え物・蜂蜜などがある
カラスザンショウはあまり知られていない植物ですが、山椒の仲間なので同じように食べることができます。毒性はありますが、少量なので安心しましょう。
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