皆さんはからし蓮根という食材をご存知でしょうか?あまり辛子蓮根について詳しく知っている方はそこまで多くはないと思います。それはなぜかと言うと一部地域の郷土料理だからです。
今回の記事では、
- からし蓮根とは?
- おすすめの食べ方は?
- 温めるとどうなるの?
- アレンジ方法は?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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からし蓮根とは?
からし蓮根とはレンコンの穴に辛子味噌を詰めて黄色い衣をつけて揚げた熊本県の郷土料理です。熊本県以外ではあまり見ることができませんが、食べたことがあるという方は少なくないでしょう。
蓮根は血液をたくさん作ってくれるという作用があり、加えてからしには食欲増進作用があるということから、熊本の一般家庭ではお正月に昔から作られていた郷土料理とされています。
とても体によい食材を二つ合わせることによって、縁起がよいものという意味合いで食べていたのでしょう。熊本県には今でもからし蓮根の専門店があるなど、地元ではとても愛されている食材です。
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過去に食中毒事件があった?
実はからし蓮根は1984年にボツリヌス菌という食中毒菌が発生してしまった事件があります。この原因は工場の使用途中の生からし粉からボツリヌス菌が検出されたことで解明されました。
この事件から食品衛生に対する意識が大きく変わり、昔は熊本県の辛子蓮根の売り上げがかなり激減してしまったものの、現在では厳しい体制を整えることに成功し食中毒のリスクはゼロになっているとのことです。
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からし蓮根の美味しい食べ方
次はからし蓮根の美味しい食べ方について紹介していきたいと思います。
なににつけて食べる?
辛子レンコンはそのまま食べることによってからし蓮根の本来の味を楽しむことができます。しかしそれでは味気ないと感じる方もいますよね。
からし蓮根には基本的に醤油が一番合うとされていますが、お好みの調味料でいただくのがよいでしょう。
辛子蓮根は少し辛味が強い食材ですので、マヨネーズやごまドレッシングなどの濃厚な調味料をつけることによって辛味を和らげることができます。
温めても大丈夫?
からし蓮根はそのまま加熱せずに食べるというのが一般的のように思われていますが、温めて食べることもできます。ただし温めることによって辛味が増します。辛い物がお好きな方は是非電子レンジで15秒から20秒程度加熱してみてくださいね。
かなり刺激のある辛味になって、辛いもの好きな人にとってはたまらない美味しさですよ!
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辛子蓮根の保存期間は?
辛子蓮根の保存期間ですが、メーカーによって様々な期間が設定されているものの防腐剤を使用しているものはほとんどないのですぐに召し上がるか、冷蔵庫で保存する必要があります。
夏場では製造から5日程度、冬場なら製造から7日程度であれば冷蔵保存で問題なく保存することができます。
ちなみに冷凍の辛子蓮根も販売されていますので、長く美味しく楽しみたい方は冷凍の辛子蓮根を購入すると良いでしょう。 冷凍することによって最長で3カ月程度保存することができると言われています。
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からし蓮根のアレンジ方法
では最後にからし蓮根のアレンジ方法について紹介していきたいと思います。そのままで食べるのもとても美味しいのですが、辛子蓮根のアレンジ方法を覚えておくと楽しみ方の幅が広がって、よりからし蓮根を美味しく食べることができますよ!
天ぷら
まずはじめに紹介するのはからし蓮根の天ぷらです。購入したからし蓮根をある程度のサイズに輪切りにして、衣をつけて油で揚げるだけ!
元々レンコンの天ぷらはとても美味しい天ぷらですが、辛子蓮根では辛子味噌が入っていますのでしっかりとした味わいも楽しむことができます。
ひき肉のはさみ揚げ
その他にもからし蓮根を薄めの輪切りにして、ひき肉を挟んでからし蓮根同士でサンドイッチにした後に衣をつけて揚げるか、フライパンの上で揚げ焼きにすることでとっても美味しいひき肉のはさみ揚げになります。
ひき肉のはさみ揚げは小さな子どもから大人まで誰でも美味しく食べることができますので、辛子蓮根がちょっと苦手という方にオススメのアレンジ方法になります。
ひき肉の肉汁をレンコンがしっかり吸収してくれますし、ジューシーな食感の中にサクサクと入ったレンコンの小気味良い食感が加わると本当に美味しいのでぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。
炒飯
最後に紹介するのがチャーハンです。チャーハンの中にからし蓮根を入れるというイメージはあまりなかったと思いますが、小さく刻んだ辛子蓮根を入れることによって食感がプラスされてとても美味しくなるんですよ!
さらに辛子蓮根の辛子味噌がチャーハンにアクセントを加えることによって、普段とまったく違った美味しいチャーハンが完成します。いつものチャーハンの味に飽きてしまった人にオススメのアレンジ方法です!
余ってしまったからし蓮根を消費するためにも使いやすいので、こちらも覚えておいて損はないアレンジ方だと思います。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 辛子蓮根は熊本県の郷土料理
- 過去に食中毒事件があって生産量が激減したが、現在では安全性が確保され食中毒のリスクはほとんどなくなっている
- 辛子蓮根は醤油をつけて食べるのがおすすめだが、温めることによって辛味を増したり、マヨネーズやごまドレッシングをつけて食べることによって辛味を抑えたりすることができる
- 辛子蓮根は様々なアレンジ方があり、天ぷらにしたりひき肉を挟んで揚げ焼きにしたり、残ったからし蓮根はチャーハンに入れて食べるのがおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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