缶詰が賞味期限切れに…4年までは大丈夫?果物缶詰や海鮮で違う?

缶詰は保存に優れ、お料理作りに災害時の非常食用にと用途もさまざまで便利な食品ですよね。缶詰をたくさん買ったのを忘れて使わず、保存したままで長い期間過ぎてはないでしょうか?

ある時ふと缶詰の存在を想い出し、賞味期限をみたら賞味期限切れになってた!なんてことはありませんか?せっかく買ったのに食べれなくなってしまっていたとはショックですよね。缶詰の賞味期限切れは食べれないのでしょうか?

今回は

  • 缶詰の賞味期限は?
  • 缶詰の種類によって賞味期限は違う?
  • 4年前の缶詰はさすがに食べてはダメ?

これらのテーマでご紹介いたします。

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缶詰の賞味期限は?

缶詰は、食品を缶に詰めて密封し加熱・殺菌したものです。微生物による腐敗・変敗を防ぐため高温で加熱・殺菌します。

基本的に缶詰は、製造の際に滅菌処理をしているので開けてすぐにそのまま食べることができ、開けてすぐに食べれば食中毒を引き起こす可能性が極めて低い食品です。

開けてからは、空気に触れるので保存が効かなくなるので早めに食べきることが大切です。

缶詰の賞味期限の確認の仕方

賞味期限の表示は以下の2通りあります。

  1. 賞味期限は缶詰のふたには「品名」「賞味期限年月(日)」「工場名」が3段の記号で表示されている
  2. 品名と工場記号は別の場所に表示して、缶のふたには賞味期限年月(日)が表示されている

賞味期限

一般的に賞味期限というのは美味しく食べられる期間のことをいいます。賞味期限が過ぎたからといっても急に品質が悪くなるわけではないので、賞味期限が過ぎてしまっても自己判断で食べられると判断したものは食べることができます。

しかし判断は慎重に行わないと食中毒になってしまうリスクもあるので気をつけなければなりません。賞味期限が過ぎても食べられるとはいえ、味や風味は日がたつにつれて悪化しますので、早めに消費しましょう。

消費期限

消費期限とは安全に食べられる期間のことをいいます。消費期限は主に生鮮食品やサンドイッチやお弁当など品質の悪くなってりまうのが早く、品質が良い期間が短いものをいいます。

消費期限を過ぎたものは食べるのをやめたほうがいいでしょう。

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缶詰の種類によって賞味期限は違う?

賞味期限

実は缶詰の賞味期限は種類によって違うのです。それではみていきましょう。

水産缶詰

シーチキンなどがこちらの水産缶詰あたります。シーチキンの缶詰は油漬け、水煮、油入り水煮の3種類の缶詰に分けられますが、どの缶詰も賞味期限がだいたい3年くらいです。 

果物缶詰

果物の缶詰めの賞味期限はだいたい2~3年ぐらいです。あくまでも自己判断によりますが、フルーツ缶詰は賞味期限が切れても、1ヶ月~半年は問題なく普通に食べられる場合が多いそうです。

それはもちろん缶の状態が良い場合のみです。

野菜缶詰

野菜の缶詰はそのまま食べられるので非常食としてとても重宝します。缶詰めなのでもちろん長期保存が可能です。非常食用のご飯に混ぜたり他の具材と合わせたりと、非常時に不足しがちな野菜を補え、簡単にアレンジ自由に食べられます。 

非常食は野菜不足になりがちなので野菜の缶詰めを保存しておくことをおすすめします。賞味期限はだいたい2~3年くらいです。

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4年前の缶詰はさすがに食べてはダメ?

ダメ

未開封ならば半永久的に食べれる

缶詰めは未開封でも半永久的に食べられません。缶詰は真空になっているので油の酸化が起こりにくくなっていますが、缶詰に錆があったり、穴が空いていて、腐敗が始まっている場合は食べると食中毒のリスクがあります。

缶詰が膨らんでいたり異臭がする場合は食べないのがいいでしょう。また、缶を押すとへこんだりする場合は、中の食品も腐っている可能性が高いので、食べるのはやめましょう。

注意!
缶詰めは中身が腐ると、缶詰めの中で腐敗ガスが溜まって爆発する場合もありますのでとても危険です。缶切りで開けなくとも爆発は起こる事があるそうなので、錆が多くついている缶詰めは、早く賞味期限に関わらず処分しましょう。

なぜ腐らない?

缶詰めは殺菌工程を経ています。長期保存に適するよう、缶に入れて封をし加熱処理をしているので、缶詰の中身によりますが、おおよそ1年から3年くらいの賞味期限が設けられています。

最近では、より長く保存できるようにするために保存食に特化した5年の賞味期限の缶詰もできました。長く腐らず保存できるので災害用などの非常食などに重宝しますね。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 缶詰の賞味期限は種類によって違うがだいたい2~3年ぐらいで、正しい保存方法で保存していた場合、賞味期限が過ぎても自己判断で食べられる場合がある
  • 缶詰の種類によって賞味期限は違い、水産缶詰めはだいたい3年、果物や野菜の缶詰めは2~3年ぐらい
  • 4年前の缶詰は賞味期限が過ぎていても、正しい保存方法で保存していれば食べられる可能性もあるが、味や風味は変わるので早めに食べきる

賞味期限切れの缶詰めについてご紹介いたしたしましたが、いかがでしたか?いろいろな種類の缶詰めがありますので、選ぶのも楽しみのひとつですね。

最近の缶詰めは高級志向のものやデザインがかわいいものもあって、缶詰めのイメージが変わってきているように感じます。保存期間が長いので災害時の非常食としても頼もしい食品です。

保存方法をきちんと守り、品質の良い状態で保存し、おいしく缶詰めをいただきましょう。

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