寒天は体に良い？体に悪い？副作用はある？適量は1日何グラム？

寒天と聞くとダイエットをイメージする人が多いと思いますが、実際に寒天を使ったダイエット食品がたくさん販売されています。たくさん食べてもカロリーが低いので安心だと思ってたくさん食べてしまったことはありませんか？寒天は太らないと食べてしまいますが、本当に寒天は太らず、たくさん食べられるのでしょうか？

寒天の効果、その効果を活かした摂取方法について、詳しく紹介していきます。

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寒天の栄養は？

寒天はダイエット向きの食品というイメージがあります。実際に寒天にはどのような効果があるのでしょうか？栄養と効果効能について説明します。

栄養

寒天はカロリーが少なく、体に必要な栄養が豊富に含まれています。寒天はテングサなどから作られており、食物繊維の含有量は100g中で79gと驚く量が含まれています。食物繊維のかたまりといえ、ダイエット向きの食品といわれる理由も納得です。

他の食物繊維の多い食品と比べてもここまで食物繊維が豊富な食品は少ないです。寒天は海藻なので、海藻に含まれているマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが豊富なので、ダイエットだけではなく、健康にも良いのがお分かりになります。

100gあたり

• カロリー：3kcal
• 脂質：0g
• コレステロール：0g
• ナトリウム：2mg
• カリウム：1mg
• 炭水化物：1.5g
• 食物繊維：79g
• カルシウム：660mg
• マグネシウム：100mg

効果効能

ダイエット向きと言われている寒天は、ダイエットに繋がる効果効能やそれ以外の効果がたくさんあります。

• 便通の改善：寒天の食物繊維は腸で吸収されず、便の材料になるので便の量が増えてお腹をスッキリさせることが可能です。1日5gの寒天を摂取するだけで、毎日の排便の変化が生まれてきます。
• 体重の減少：寒天はほぼカロリーがないので、寒天を日々の生活に取り入れることで、体重を減少させる効果があると考えられています。糖尿病や動脈硬化の予防にもなります。
• 血糖値の上昇を抑える：寒天はカロリーが少ないので、寒天を入れたお米を食べることで血糖値の上昇を抑えることが可能です。

食べ過ぎると体に悪い？

ダイエットや血糖値の上昇を抑える効果がある寒天なので、ダイエットをしたいと考えている人は寒天をたくさん食べようと考えるでしょう。食べ過ぎることは体に良いのでしょうか？

食べ過ぎた場合のデメリット

寒天は食物繊維がたっぷり含まれているので、食べ過ぎなければ体に悪いことはありません。食べ過ぎた場合にはどのような副作用があるのでしょうか？

• 腹痛・下痢になる
• 便秘になる
• ヨウ素の摂り過ぎ
• 太る

寒天の食べ過ぎにより、食物繊維の消化不良を起こしやすくなるので腹痛や下痢、便秘などになりやすくなります。寒天の原材料である海藻にはヨウ素が豊富に含まれていますが、ヨウ素の摂り過ぎは甲状腺がんになるリスクを高めます。

寒天の調理方法によっては甘いシロップをかけて食べることもあるので、太りやすくもなるので注意が必要です。

適量

食べ過ぎなければ寒天は、体に良い食品です。寒天の1日の適量は6gとされています。6gとは少ないと感じるかもしれませんが、体の中で水分を吸収し満腹感も抑えることが可能です。

適量の寒天は、1回に食べず、複数回に分けて摂ることがおすすめです。

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効果的な寒天の摂取方法

寒天は食べ方によっても、より効果を得られます。効果的な食べ方について紹介します。

食べるタイミング

一番効果的なタイミングは夕食前です。食べ方としては、煮溶かした寒天を食べるのが一番効果があります。温かくなっている寒天は体の中で冷えて固まったとしても、分解・吸収されることなく腸を通過するので、腹持ちが良くなり満腹感も感じられます。

満腹感を感じる事で、夕食の食べ過ぎを抑えることが可能です。粉寒天などをスープに入れると、溶けやすく簡単に寒天を体に取り入れられます。

毎日食べて大丈夫？

寒天は食べ過ぎることがなければ、毎日食べても問題はありません。毎日適量を食べることで、便通も良くなります。

まとめ

寒天が体に良いといわれる理由と、体に悪いとされる原因について、1日の適量について紹介しました。

寒天はダイエットや血糖値の上昇、食べ過ぎの防止などに良い食品です。ダイエット中のひとであれば、食物繊維をたくさん摂りたいとたべすぎてしまうかもしれません。食べ過ぎは逆に太る可能性もあります。寒天は体に良いですが、食べ方を考えて食べるようにしなくてはいけません。

寒天は適量を毎日食べることで、体に効果が生まれるので、適量を毎日食べるようにしましょう。