乾燥剤は冷凍しても大丈夫?種類は?保存方法は?再利用できる?

食品の長期保存に欠かせない存在である乾燥材。日頃から何気なく使っている人が多いのではないでしょうか。実は乾燥材にも様々な種類があり、適した保存方法や再利用の方法が異なります。

  • 乾燥材は冷凍保存できる?
  • 乾燥材の種類について
  • 最適な保存方法
  • 使用後の再利用について

今回は、こちらについて詳しく解説します。

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乾燥剤は冷凍しても大丈夫?

基本的に大丈夫

一般的な乾燥剤の用途は乾燥させたいものと一緒に密封することで、対象に含まれる水分を吸湿して品質を保持することにあります。

そのため、たとえ対象と一緒に乾燥剤を冷凍庫に入れてしまったとしても、きちんと密封されていれば問題ありません。

水分に注意

ただし、乾燥剤の種類によっては注意が必要なことも。例えば、乾燥剤として生石灰を使用する場合は過度の水濡れにはご用心。

生石灰の成分である酸化カルシウムは、湿気に反応して水酸化カルシウムに変化する特性を持っていますが、この水酸化カルシウムは多量の水に反応させることで発熱を帯びてきます。

そのため、場合によっては発熱から発火に繋がる危険性があるため注意が必要になるのです。

常温でも使える

乾燥剤は、温度帯問わず使用が可能です。ただし、長時間外気に触れると効力が無くなってしまうため、適切な保存方法を守る必要があります。

乾燥剤の適切な保存方法については、後ほど詳しく解説しますよ。

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乾燥剤の種類

乾燥剤は、その特性によって様々な種類が存在します。ここでは乾燥剤ごとの特徴を解説します。

シリカゲル

シリカゲルは、二酸化ケイ素を使用して製造された乾燥剤です。大きな特徴としては、シリカゲルの表面には無数の小さな穴が空いていること。

この穴の一つ一つから湿気を吸収して逃さないことで乾燥状態を維持出来るのです。

また、シリカゲルは大きく2つの型に分けることが出来ます。

A型シリカゲル

A型シリカゲルの特徴は、低い湿度を持った空間での吸湿性に優れていることです。具体的には、一般家庭の食品や医薬品などの乾燥に使用されることが多くなっています。

また、A型シリカゲルは湿気の吸着を続けると効果が無くなってしまいますが、電子レンジなどで加熱を行うと吸着効果を復活させることが可能です。

B型シリカゲル

対してB型シリカゲルの特徴は、高い湿度環境における乾燥を得意としています。具体的には、衣服の乾燥として使用されることが多くなっています。

B型シリカゲルも、A型同様に使用を続けることで効力が失われてしまいます。しかし、B型シリカゲルは天日に一定時間干すことで吸着機能を復活させることが出来るのです。

生石灰

生石灰は、酸化カルシウムを原料として製造された乾燥剤です。

大きな特徴としては、吸着した水分に反応して発熱することによって乾燥剤としての効果を発揮する点です。

主な用途としては、お菓子やおせんべいなどに使用されることが多くなっています。

塩化カルシウム

食品を除く、空間の湿気を取りたい場合に使用されることが多いのが、除湿剤の成分として有名な「塩化カルシウム」です。

塩化カルシウムの特徴は、なんといってもその吸水力。塩化カルシウム自身の約4倍もの水分を吸着することが出来るため家庭のクローゼット内の湿気取りとして重宝します。

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乾燥剤の保存方法

保存・日持ち

開け口を縛る

乾燥剤は、外気に長時間触れることで空気中の水蒸気を吸収してしまい効果が下がるというデメリットがあります。そのため、使用しない場合は、袋に入れてクリップなどでしっかりと開け口を縛り外気に触れないようにしましょう。

湿度の低い場所で保管

同様に湿度の高い場所は空気中に含まれる水分も多くなります。乾燥剤の効果を下げないため、湿度の低い涼しい場所に保管することがおすすめです。

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使用した乾燥剤の再利用方法

シリカゲルは再利用しやすい

乾燥剤の一種であるシリカゲルは、吸着した水分を蒸発させることで再利用が可能です。具体的な再利用方法は以下の通りです。

加熱乾燥する

フライパンで加熱

シリカゲルを袋から取り出してフライパンに広げ、弱火で加熱します。シリカゲルの色が青色に変わったら粗熱を取れば再び乾燥剤として使用可能です。

電子レンジで加熱

シリカゲルを耐熱容器に移し、500Wで約90秒加熱すれば再び乾燥剤として使用可能です。加熱時間は電子レンジの性能によって異なるため、少し短めの時間を設定して確認しながら加熱を行いましょう。

天日干しする

火を使用するのがどうしても怖い場合は、自然のエネルギーである太陽光を使用してシリカゲルを再利用することが可能です。具体的な方法は、シリカゲルをネット等に入れて洗濯物などと一緒に天日に当てるだけなので安全です。

ただし、火を使用する方法と比較すると少し時間が掛かるのが難点です。

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まとめ

 

この記事をまとめると

  • 乾燥剤にはシリカゲルや生石灰など、様々な種類がある
  • 乾燥剤は外気に触れると空気中の水分を吸着して性能が落ちるため密封して保存する
  • 使用後のシリカゲルは、フライパンや電子レンジで加熱することで再利用が可能になる

いかがだったでしょうか。

使い捨てのイメージが強い乾燥剤ですが、種類によっては再利用が可能です。乾燥剤の種類をしっかりと理解すれば、食品をより正しく保存することが出来ますよ。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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