カジキが固くならない方法とは?蒸し焼きが正解?固くなる原因は?

煮つけやチーズ焼きなど、色々な食材や調味料と相性の良い「カジキ」。しっとりとした食感と、癖のない味わいが特徴的ですよね。今回は、カジキを調理した際に固くならない方法について解説していきます。

カジキは淡白な味わいでクセが少ないため、魚嫌いの方でも食べやすい一方、加熱するとパサパサとした食感になりがちです。加熱してもジューシーな食感のまま食べる方法はないのでしょうか。そこで今回は、

  • カジキを焼くと固くなってしまうのはなぜ?
  • カジキを柔らかく焼く方法は?
  • カジキを柔らかく焼く方法!

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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カジキを焼くと固くなってしまうのはなぜ?

カジキを加熱するとどうして固くなってしまうのでしょうか。カジキに限らず、他の魚でも加熱すると硬くなりがちですが、何か原因があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

タンパク質は熱を加えると固まる

カジキを焼いたり煮たりすると固くなりますが、カジキに限らず、他の魚やお肉でも同様に硬くなりますよね。これは「たんぱく質が凝固する事が原因」と言われています。

たんぱく質には水分が含まれていますが、加熱によりたんぱく質が凝固すると含まれていた水分が流出してしまい、結果パサついた食感になってしまいます。お肉やお魚を加熱すると、脂の他に水分が結構出てきますよね。

これは、お肉やお魚に本来含まれている水分が流出している証拠です。固くならないためには水分の流出を抑える必要があります。

水分を足してあげると良い

カジキを柔らかくする方法はいくつかありますが、重要なことは「保水性」です。カジキに含まれている水分を以下に逃がさないかが大切です。ポイントとしては油でコーティングする方法などが一般的です。

調理前にオリーブオイルなどに漬け込み、カジキに油を染み込ませます。こうすることで水分の流出を防ぎ、加熱しても比較的柔らかい仕上がりになります。

他にもヨーグルトに漬け込んだり、片栗粉や小麦粉でコーティングするなど、柔らかく調理する方法はいくつかあります。ご自身のやりやすい方法を試してみましょう。

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カジキを柔らかく焼く方法は?

カジキを柔らかく焼くためにはどのようなポイントを意識すると良いのでしょうか。簡単にできるワンポイントアドバイスを紹介していきます。

お酒を使う

お酒は魚の臭み消しにも有効ですが、実はふっくら柔らかな仕上がりにするためにも重要です。清酒には魚を柔らかくする性質があるため、加熱する前にお酒に付けたり、お酒を加えたお水で煮込むことでふっくらとした仕上がりになります。

カジキの煮つけをする際も、酒と砂糖を一緒に溶かした液で煮込むと柔らかく仕上がります。みりんは逆に「魚をしめる」効果があるため、煮崩れしにくくはなりますが固くなってしまいます。

塩と小麦粉を薄く塗っておくのも良い

カジキを加熱する際、小麦粉や片栗粉でコーティングしてから焼き上げる方法はおススメです。カジキの旨味も閉じ込め、尚且つ身も柔らかく仕上がります。初めに塩を振り、水気をふき取ってから小麦粉をまぶす、そして焼き上げるといった工程で柔らかく焼きあがります。

蒸し焼きにするのがポイント

魚を調理する際、フライパンに蓋をして蒸し焼きにする工程は大切です。蒸し焼きにすることで水分が流出しにくくなり、ふっくらしっとりとした仕上がりになります。油も控えめに調理できてヘルシーです。

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カジキを柔らかく焼く方法!

カジキを柔らかく焼き上げる方法を解説していきます。今回は「カジキのバタームニエル」を紹介していきます。とても簡単ですから是非取り組んでみてくださいね。

材料

今回は、ニッスイのメニューを参考にさせていただきました。

めかじき:2切れ

塩:少々

こしょう:少々

小麦粉:適宜

バター:20g

しょうゆ:大さじ2

材料はとても単純です。バターがない場合は好みの油で結構です。

手順

  1. メカジキに塩を振り、5分ほど経ったら水気をキッチンペーパーでふき取る。
  2. 両面にコショウをし、小麦粉をまぶし、軽くはたきます。
  3. フライパンでバターを溶かし、メカジキを焼いていきます。
  4. 弱火で蓋をし、じっくりと両面焼き上げます。
  5. 最後に醤油を回しいれて完成です。

手順や材料はとても簡単ですから、是非取り組んでみてくださいね。

ポイント

ポイントは初めの「カジキに塩を振る」工程です。塩を振ることで臭みを取り除く効果などが期待できるほか、魚を柔らかくする効果があることがわかっています

塩を振って水分を取り除いたら、逆に硬くなるのでは?と思う方も多いかと思いますが、実はその逆で柔らかくなるのです。たんぱく質には「塩溶性たんぱく質」と呼ばれる、塩に溶けるたんぱく質があります。

表面に塩を振ることでたんぱく質が溶け込み、魚をコーティングします。表面はなめらかになり、保水力がアップ、結果的に柔らかい仕上がりのカジキになります。

まとめ

今回は、カジキを加熱した際に食感がパサつかない方法について解説していきました。

この記事をまとめると

  • 魚や肉は加熱すると凝固し、その結果水分が流出して固くなる。
  • 加熱調理する前に、油や小麦粉などでコーティングしてあげることが大切。
  • 加熱前に塩を振ることで柔らかい仕上がりになる。

いかがでしたか?カジキの調理方法について少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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