【山芋アレルギー】里芋もNG？アレルギー症状が出る食品は？

皆さんは、山芋を食べて蕁麻疹がでたり、口の中がちくちくしたことはありますか？

そういった症状が出た場合、山芋アレルギーの可能性があります。

山芋アレルギーになる原因物質は、里芋にも含まれているため、里芋でも同様に症状が出る可能性があります。

しかも、山芋はさまざまな食品に使用されており、気づかないうちに食べてしまう可能性もあるのです。そこで今回は、

についてご紹介します。

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山芋アレルギーとは

山芋アレルギーとは、 山芋に含まれている化学物質「アセチルコリン」が原因で、皮膚症状、粘膜症状、消化器症状などを引き起こす症状全般のことです 。

厳密にはアレルギーではなく、アセチルコリンという仮性アレルゲンによるアレルギー類似症状です。

山芋アレルギーは、まれにアナフィラキシーショックを起こす可能性がありますので、疑いがある場合は医療機関で検査し、山芋アレルギーかどうか確定させておくことをおすすめします。

症状

山芋アレルギーで見られる症状は、おもに以下のようなものです。

• 皮膚症状
  じんましん、かゆみ、湿疹、ほてり
• 粘膜症状
  口内炎、口腔内・唇のかゆみ、のどのイガイガ感やチクチク感、唇・まぶたの腫れ
• 消化器症状
  腹痛、胃痛、嘔気、嘔吐、下痢
• 呼吸器症状
  気管支収縮、気管支ぜんそく

食べたら毎回症状が出るとは限りませんが、一番多く見られるのは皮膚症状と粘膜症状です。

呼吸器症状まで現れると、アナフィラキシーショックなどの重篤な状態になり得るので、息がしにくいなどの場合はすぐに病院へ向かいましょう。

対処法

食べた後、症状が出た場合は、それ以上は食べないようにして安静にしておきましょう。

数十分から数時間程度で症状が治まるなら大丈夫ですが、明らかに症状が悪化している場合や長く続く場合は病院へ行きましょう。

山芋が手についてかゆくなった場合は、

1. 酢水やレモン水に手を浸ける
2. 氷水で冷やす

酢水に浸けて氷水で冷やすことで、かゆみが治まってきます。

アセチルコリンやシュウ酸カルシウムは、加熱するとアレルギー症状が出にくくなります。

心配な方は、加熱してから食べるようにしましょう。

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山芋アレルギーの症状が出る食品は？

日々の生活の中で、山芋が使われている食品は意外と多いのをご存じでしょうか？

おもに、食べ物のつなぎや粘りのために使われていることが多いです。

購入する際は、裏側の食品表示を見て山芋が入っていないことをしっかりチェックしてくださいね。

該当する食品

山芋が入っている食品の一例をご紹介します。

• 和菓子
• はんぺん・つみれなど
• そば
• カステラ
• ハーゲンダッツアイスクリーム
• お好み焼き粉・たこ焼き粉

お好み焼きやたこ焼きなどの粉物には入っているイメージがありますが、アイスクリームにも入っているのは意外ですね。

確認していないと普通に食べてしまいそうです。

里芋は？

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里芋と山芋の違い

山芋に似た食材といえば、里芋ですよね。

名前も似ていますし、どちらも粘り気があって、触るとかゆくなるところもそっくりです。

しかし、このふたつは大きな違いがあります。

生食

山芋はすりおろして食べることからもわかるように、生で食べることができます。

しかし、 里芋は生で食べると危険ですので、必ず加熱が必要になります 。

里芋は加熱して食べなければならないため、必然的に仮性アレルゲンであるアセチルコリンを排除することができます。

そのため、山芋よりもアレルギー症状がでることが少ないです。

里芋を生食したらどうなる？

里芋に含まれるデンプンは、生のままでは消化することができないからです。

里芋のえぐみはかなり強いので、生のまま食べるのは難しいと思いますが、安易に生のまま食べないようにしましょう。

アレルギーは心配ならば病院へ

触ったら手がかゆくなったなどの症状だと、アレルギー症状かどうかはっきり区別がつかないこともありますよね。

心配ならばアレルギー科の受診をおすすめします。

アレルギーの有無が分かれば、今後の食品の選び方も変わってきますし、アレルゲンが特定できれば、何より安心して食事をすることができます。

まとめ

今回は、山芋アレルギーについて詳しく解説していきましたが、いかがでしたか？

山芋はいろんな食品に使われているので、かなり気を付けていないとうっかり食べてしまいそうです。

アレルギーが心配なときは、食品表示の確認は怠らないようにしましょうね。

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