開封後あんこの賞味期限|1年前のは腐る?食中毒に?いつまでOK?

皆様、冷凍庫に眠ったままのあんこはありませんか?比較的賞味期限が長いあんこですが、油断は禁物です。

食べる前に一度こちらを読んで確認してからあんこを食べるかどうか決めてみてはいかがでしょうか。そこで今回はあんこの賞味期限について以下にまとめました!

  • あんこの賞味期限はどれくらい?
  • 市販あんこの賞味期限が長い理由
  • あんこは腐るとどうなる?・見分け方
  • あんこの保存方法

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あんこの賞味期限はどれくらい?

あんこの賞味期限は条件下によって変わります。

未開封

未開封の市販のあんこはパッケージやメーカーによっても賞味期限には大きく差があります。これは商品に含まれる糖質の割合やあんこを容器に注入する方法によって賞味期限が異なるためです。

市販のあんこは糖度がとても高く、密封されているものですので下記のように長期保存が利くのです

  • 袋入りタイプ: 60日~3ヶ月(メーカー等によっても異なります)
  • チューブ型タイプ:6ヶ月~1年未満
  • レトルトタイプ:1年~2年未満
  • 缶づめタイプ:3年

開封後

開封済みの市販のあんこは一度、空気に触れて雑菌などが入りやすくなっているため、傷みやすくなります。

切り口をラップなどで保護した上で冷蔵庫などの冷えた場所で保存した場合、市販のあんこの賞味期限は、開封後1週間が目安です。

手作りあんこの賞味期限

手作りのあんこは、使用している砂糖の量や保存環境にもよりますが、2〜3日以内に食べきりましょう。取り分ける時は清潔なスプーンを使ってください

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市販あんこの賞味期限が長い理由

市販あんこの賞味期限が長い理由

賞味期限の長さは商品への砂糖の添加量の多さもありますが、製造時のパッケージングによる保存技術によるところが大きいです。

厳しく衛生管理された工場で雑菌などを排除した状態のなか、空気など劣化の原因になるものを極力排除し、品質基準をしっかり守り、パッケージングしてこの賞味期限や消費期限の長さが保たれているのです。

賞味期限切れはいつまで食べられる?

賞味期限が1~3日過ぎた未開封のあんこは、メーカーなどの見解ではまだ食べられる状態であると言われています。

しかし臭いや味に少しでも異変を感じたら食べることは中止して下さい。 開封後の場合は冷蔵で1週間以内を目安に消費するようにして下さい。

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あんこは腐るとどうなる?・見分け方

細菌,ウィルス,風邪

あんこが腐ると徐々に変化がみられます。よく観察してから食べるかどうかの判断をして下さい。危ないなと感じたらすぐに食べるのをやめましょう!

あんこは腐るとどうなる?

水分を多く含むあんこは比較的腐りやすい食材です。室温に放置すると比較的早く腐敗が進みます。

あんこは腐ると緑や白のカビが生え始めます。また、水分を失いパサパサとした見た目になります。見た目に変化が無かったとしても変な臭いがしたり、口にしたら酸っぱかったり、ネバネバと糸を引くようでしたらすぐに食べるのをやめて下さい。

腐ったあんこで食中毒に?

あんこの食中毒はセレウス菌によるものです。製造時、あんこを調整した際に室温放置などでセレウス菌が増殖し毒素を産生することによって起こります。

セレウス菌の食中毒症状は嘔吐型(細菌性毒素型)と下痢型(細菌性生体内毒素型)に分かれます。セレウス菌は28℃~35℃の温度帯でとても増殖しやすいことから7~9月にかけての夏場は食品の扱いに特に注意が必要となります。

発酵あんこも腐る?

「発酵あんこ」とは砂糖を一切使わずに、小豆、米麹、水のみで作るあんこのことで、米麹の発酵力で小豆が自然な甘みに仕上がります。別名「小豆麹」や「小豆甘酒」と呼ばれています。

しかし、発酵あんこも食品ですので時間が経てば腐り始めてしまいます。

手作りした発酵あんこは米麹を使用していますので作った瞬間から発酵が進んでいきます。そのため賞味期限は多く見積もっても2週間が限界です。それ以上は発酵が進み酸っぱくなってしまいます。

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あんこの保存方法

保存・日持ち

あんこはどの保存方法が適しているのでしょうか。

常温保存

家庭で作る糖度が低いあんこの場合は、常温に置いておくと数時間で菌が繁殖して腐る可能性が出てきます。 市販のものであっても開封済みの場合は夏などの暑い時期の場合は6時間程度、 冬の寒い時期で室温が10℃以下の場合は12~24時間程度を目安に食べきるようにして下さい。

冷蔵保存

比較的少量の場合や、すぐまた食べる予定があるという時は冷蔵保存が良いでしょう。

鍋やパッケージなどから清潔な保存容器に移し替えて上にラップをします。空気を抜き、ピッタリさせてさらにその上から蓋をして保管します。乾燥やカビを防ぐために、空気に触れさせないようにしましょう。

冷蔵保存したあんこは2~3日中に食べきるようにして下さい。

冷凍保存

あんこを安全に保存するには冷凍保存が一番良い方法です。家庭用冷凍庫の温度は-18℃が基準となっており、菌の繁殖危険温度帯を避けて、あんこを保存することができるのです。

約50g〜100gぐらいずつに分けてラップにピッタリと包んで冷凍保存袋などにまとめて冷凍する方法がオススメです。冷凍保存では、だいたい1〜3ヶ月ぐらい保存できます。

しかし、冷凍と解凍を繰り返すと風味は劣りますので必要分だけ自然解凍して使用するようにしてください。解凍しましたら当日中の消費をお願いします。

まとめ

この記事をまとめると

  • 市販のあんこの賞味期限はパッケージにより異なりますが、最長で未開封缶詰で3年程度です
  • 開封済みの市販のあんこの賞味期限は冷蔵保存で1週間以内が目安です
  • 手作りのあんこの賞味期限は2~3日以内です
  • 市販のあんこの賞味期限の長さは商品への砂糖の添加量の多さや厳しい品質基準に沿った製造時のパッケージングによる保存技術によるところが大きいです
  • あんこは腐ると緑や白のカビが生え始め、水分を失いパサパサとした見た目になります
  • 見た目に変化はなくても味が酸っぱかったり、ネバネバと糸を引く状態であれば傷んでいる可能性があります
  • あんこは冷凍保存が品質的に一番安全で適しています

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