兜塚古墳からは珍しい経筒が出土！解説とアクセス・周辺おすすめランチまとめ

福岡県の兜山古墳は、国の史跡に指定されている今宿古墳群を構成している古墳の1つです。

平安時代には教典を土に埋める経塚として使われていたことが分かっていて、珍しい銅板でできた経筒が出土しています。

古墳巡りにも最適な兜塚古墳を一緒にみていきましょう。

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兜塚古墳とは

兜塚古墳は、福岡県福岡市に位置する前方後円墳です。

兜塚古墳は、高祖山から伸びる丘陵の先端部に造られた古墳で、築造時期は5世紀後半とされ、円丘に小さな方形を付けた帆立貝式と呼ばれるタイプの前方後円墳です。

兜塚古墳は盛り土によって築造され、墳丘長は53m、2段築造で斜面の部分には葺石もありました。

石室内は江戸時代に盗掘を受けていて、羨道の一部と石室の床が破壊されていましたが、調査の結果、複数回の埋葬が行われていたことがわかっています。

平安時代の経筒が発掘されていることから、後世には仏教の経典を地中に埋納する経塚として使われていたとみられます。

兜塚古墳は、飯氏古墳群A群に属している1号墳で、同じ道沿いには2号墳と3号墳があります。

2004年には他の古墳ととも今宿古墳群として国の史跡指定を受けています。

兜塚古墳の基本情報

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出土品

引用：http://museum.city.fukuoka.jp/

兜塚古墳からは、古墳の周囲に巡らされていたたくさんの埴輪が出土しているほか、ガラス製の玉や装身具、鎧、武具、鉄製の鏃、刀などの武器類、馬具といった副葬品も見つかっています。

平安時代には経塚として使われていたため、後円部頂上付近から経筒が発見されています。

この経筒は、大きさ41㎝で2枚の銅板を合わせて作られていて、国内では類例のない貴重なものとなっています。

兜塚古墳の展示館へ行こう

引用：http://bunkazai.city.fukuoka.lg.jp/

概要

福岡市埋蔵文化財センターは、考古学の資料や遺跡・古墳の発掘調査で見つかった出土品などを展示しています。

見どころ

福岡市埋蔵文化財センターの施設見学では、市内で出土した考古学資料をおさめた収蔵庫や出土品の保存処理の様子なども見学することができるほか、漢委奴国王の金印が発見された弥生時代、そして盛んに貿易が行われていた中世博多にスポットをあてた展示も行っています。

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兜塚古墳周辺のおすすめスポット

見どころ1　櫛田神社

引用：ja.wikipedia.org

櫛田神社は福岡市博多区にあり、「お櫛田さん」と親しまれ、古くから博多の氏神の総鎮守として信仰を集めている神社です。

全国に同じく櫛田神社の名をもつ神社はほかにもありますが、博多の櫛田神社は櫛名田姫が祀られていないことが特徴です。

正門の天井にある干支恵方盤や、白鵬関や朝青龍関など歴代の力士が奉納した石など境内にはみどころがたくさんあります。

見どころ2　大濠公園

引用：www.ohorikouen.jp

大濠公園(おおほりこうえん)は、もともと福岡城の外堀にも使われていた草香江と呼ばれる入り江を公園にしたものです。

池には橋が架けられていて、いくつかの島がそれによってつなげられています。

園内には日本庭園もあり、野鳥も多く生息しているためバードウォッチングも楽しめるほか、ジョギングやサイクリングにも適しています。

古墳散策に疲れたら、この公園で休息をとってみてはどうでしょう。

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兜塚古墳へのアクセス

車

九州自動車道今宿ICから約7分

電車

JR筑肥線「周船寺駅」から徒歩約15分

バス

昭和バス「周船寺東口」から徒歩約15分

兜塚古墳周辺のランチおすすめ3選

ホルトの木

周船寺駅の近くにある民家のような佇まいのイタリアンのお店。

パスタにピザがついたランチメニューはボリュームたっぷりでコーヒーをつけても1200円です。

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蓮華

周船寺駅近くにある本格四川料理のお店です。

ランチメニューは、日替わりランチや週替わりランチ(どちらも880円)などがあります。

いけす割烹谷久

周船寺駅の傍にあるおいしい魚をいただくことのできる会席料理のお店です。

名物の周船寺海鮮丼は1人前1200円で、数量限定となっています。

まとめ

兜塚古墳は、今宿古墳群を構成している古墳の1つであり、珍しい平安時代の経筒も出土しています。

周りには、他にも同じ古墳群の古墳がありますでの、ぜひ一緒に古墳巡りを楽しんでみてください。

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